夫婦間で決めよう! 子どもの“叱り方ルール”5つ
2013年8月6日 | よみもの夫婦間で決めよう! 子どもの“叱り方ルール”5つ

【ママからのご相談】
5歳の娘の母親です。子どもの叱り方についての質問です。感情的に叱ってはいけないというのは気をつけていることなのですが、それ以外に夫婦間で決めておいたほうがいいルールとかありますか?
ご相談ありがとうございます。女性応援家の久保田展夫です。
叱り方については、とても大切なことなので、いろんなところでも書かれていますが、まずは夫婦で考え方を共有することが大事ですね。それぞれのご夫婦で、「叱り方ルール」を決めておくといいかと思います。
「感情的に叱らない」以外に大切なこと、下記に5つまとめてみました。

(1)一方が叱ったら、他方はフォロー役に回る
うちにも6歳の娘がいるのですが、一番意識して行っていることです。妻が怒ったら、私はフォロー役にまわります。両方が同じようなテンションで叱ると、子どもの逃げ道がなくなり、精神的につらくなってしまいます。
(2)なぜ叱っているのか、しっかりと理由を伝える
なぜ叱るかと言えば、子どもに「間違った行いをさせないため」。としたら、「どこが間違っているのか」「なぜそれをしてはいけないのか」をしっかりと伝えなければなりません。
「いつも言っていることでしょ!」「当たり前のことでしょ!」で済まさず、面倒でも、しっかりと「叱る理由」を、理解できるわかりやすい言葉で伝えてあげましょう。
(3)人と比べて叱らない
「○○ちゃん(お兄ちゃん、お姉ちゃん)には出来て、どうしてあんたはできないの!」大人だって、そんな叱り方をされたらイヤになりますよね。ついつい言いたくなってしまいがちですが、やはり、(2)で書きましたように、しっかりと「理由」を伝えて叱るようにしましょう。
(4)夫婦で叱り方についてチェックしあう
私は妻が娘を叱るとき、一緒に叱るのではなく、冷静にその叱り方を聞いています。そして、後で娘が寝た後、妻と叱り方について話し合うことがあります。こういう叱り方はよかったね、ああいう言い方は良くなかったかもね、など、叱り方の採点をします。
逆に私が娘を叱るときも、同じ様にチェックしてもらいます。そうすると、お互いが感情的でなく、わりと冷静に叱れるようになってきます。
(5)子どもが夜寝る直前には叱らない
これは、私が妻にお願いしたことです。よほどのことがない限り、寝る前には厳しく叱ることはしないでほしいと。寝る前は、今日1日の楽しかったこと、うれしかったことを思い出し、そして明日もきっと楽しいことがたくさんありますように……そんな想いで眠りについてほしいのです。いい夢を見るためにも、泣きながら眠るようなことはしないでほしいと。
そんな、夫婦間のオリジナルの叱り方ルールを決めてみてはいかがでしょうか?
叱り方だけでなく、子育てのルールなど、時には、きちんと夫婦間で話し合う時間を持つことが大切ですね。
育児本などはもちろん大切なことがたくさん書いてありますが、子育ては夫婦の共同作業。情報に頼り過ぎるのではなく、一番大切なのは、夫婦間での話し合いと協力だと思います。