何歳だったら入りやすい? 深刻な“保活”事情について
2013年8月6日 | よみもの何歳だったら入りやすい? 深刻な“保活”事情について

【ママからのご相談】
仕事を始めようと思います。本当は年少から預けたいのですが、今は待機児童が心配なので、0歳から預けようと考えています。もし入れなかったらどうしたらいいのでしょうか……。なにか良い方法はありますか?
ここまでしても入れない、保活の事実。
相談ありがとうございます。
そうですか、お子さんと離れるのは寂しいですが、保育園に預けられなければ働いたりできませんものね。それでも、入れる保育園が決まらなければ不安ですよね。
今日は、保活の事実をお伝えします。これを読んで、参考になさってくださいね。

0歳なら必ず入れる? 保育園事情
お母さん側は、0歳のうちから預けたいと考えられる方が多いですね。しかし保育園側としては、一番預かれないのが0歳児なのです。
保育基準として、0歳児3人につき、保育士1人という割合で保育をしなければならないことが決まっています。そして、敷地の面積も決まっています。そのため、一室に入れる子どもの人数が限られて来るのです。
大体、どこの園も0歳時は10人が限界ではないでしょうか……そのため、定員がいっぱいになるのも早く、0歳から預けるならば、空いている園を探すことが一番良い方法だと思います。
2歳児から空いてくる保育園事情
2歳になると、保育士1人に対して子ども20人見ることができるようになります。立ったり座ったりできる年齢になりますので、 敷地の面積もあまり必要なくなります。そのため、定員がぐんとあがり、20人規模になります。そして、2歳になると定員割れをする園が増えます。
ただし、0歳の時から預けられている子どもたちがそのまま進級しますから、入れる人数にも限りがあります。しかし、0歳よりは入りやすいかと思います。
擬似離婚をしたが保育園に入れなかった例
保育園への入園は、抽選で決められているため、どういった基準で抽選をしているのかは知らされていません。「自宅で見てくれる祖父母がいないと入りやすい」「シングルだったら入りやすい」などという噂が立っていることで、擬似離婚が増えているということです。
しかし、実際に擬似離婚をしたからと言って、入園できたという事例は、ごくまれだということです。
保育園に入れたい気持ち、働かなければいけない現状、現在の国の制度ではまかないきれていない問題が山積みです。
子どもにとって、最も良い選択ができればと、願っています。
●ライター/西村史子(イヤイヤ期専門家)