子供が親の言うことを聞く“叱り方”のポイント3つ
2013年7月31日 | よみもの子供が親の言うことを聞く“叱り方”のポイント3つ

【ママからのご相談】
子供が最近、全然言うことを聞かなくて困っています。毎日怒っていて、子供も怒られ慣れてしまっているのか、私が怒っているのを見て笑ったりしています。どうしたら良いでしょうか?
子供の目線で、しっかり伝わる「叱り方」を!
こんにちは! ママライターの横山かおりです。
子供が言うことを聞かないとき、たくさんありますよね。「誉めて育てる」と言われている現代ですが、どうしても怒らなくちゃいけないときってありますもんね。
今回は私自身の怒り方と、先輩ママ友が実際行っていた怒り方を3つご紹介します。

(1)理由をちゃんと伝える
いきなり頭ごなしに、「ダメよ!」なんて言っても、子供はキョトンとしてしまいます。小さくても、大人が思っている以上にちゃんと物事が分かっているものです。
「ハサミは手を切って危ないから、振り回しちゃダメだよ」「滑り台はお友達が滑ってくるから、下からのぼっちゃダメだよ」と、きちんと子供の目を見て、子供が分かるような言葉でしっかりと伝えましょう。
(2)「怒る」ではなく「叱る」
「怒る」というのは、感情的になって一方的に怒鳴ること。「叱る」というのは、怒りの感情を抑え子供のためになることを分かりやすく説明すること。
先日公園で、3歳くらいの男の子が母親にかなり大きな声で怒鳴られていました。怒りのポイントは人それぞれ違うと思いますが、私からしたら、「そこまで怒らなくても……」というくらいのものでした。公園中に響き渡る声で怒られているのに、男の子は平然と砂遊びをし続けていました。
ただ怒鳴り続けていたって、誰にも何のメリットもありません。子供に「伝える」ということが、大切なのではないでしょうか?
(3)同じ思いをさせる
これは、お友達に痛い思いや不快な思いをさせてしまった時です。先輩のママ友は、子供がお友達とケンカになるとすぐ噛み付くクセを直すために、それをやったら自分も子供に噛み付く、と言っていました。
自分がされたらどんなに痛いか、どんなに気分が悪いかを分からせることで、その子は噛むことをしなくなったようです。
最近では、「子供を怒ってはいけない」「誉めて育てる」、こういったことを言う方もいらっしゃいますが、やはりいけないことはいけないとしっかり教えることは大事ですよね。全ては言い方だと思います。
とはいえママだって人間。イライラする時もあれば、怒鳴りたくなる時だってあります。
せめて一呼吸おいてみましょう! その一瞬で、少しだけ冷静になれるかもしれませんよ。
●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)