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給料から天引きされる税金や社会保険料4選

給料から天引きされる税金や社会保険料4選

【ママからのご相談】
会社員の夫と小学生の2人の子供を持つ主婦です。ずっと家計には余裕があったはずなのですが、去年から貯金もできずギリギリな状況になってしまいました。お給料が減ったわけでもないし、子供は公立小学校に通っています。どうしてこんなことになってしまったんでしょう。教えてください。

a お給料は上がっていても手取りは年々減っている?

ご質問ありがとうございます。ママファイナンシャルプランナーの木村由香里です。

同じく子供が2人おり、ご質問者様と似たような状況に陥っています。

実は、手取り年収はじわじわと減っているかもしれません。お給料から天引きされる、税金や社会保険料が毎年引き上げられているのです。ご主人ががんばってお給料アップしていても、それ以上に引かれる額の方が大きくなっているご家庭が多いのが実状です。

では、負担の増えているものについて詳しく見ていきましょう。

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(1)『厚生年金』

平成17年から毎年0.354%ずつ引き上げられています。平成29年からは18.3%で固定されるとのことですが、それまで毎年負担はどんどん重くなっていきます。

(2)『健康保険』

主に中小企業で働いている方が加入している協会けんぽを始め、多くの健康保険組合では、健康保険料率が改定されました。高齢者の医療費が年々膨れ上がっていること、不況による賃金の低下が主な理由とのことです。全国平均の保険料率10%の協会けんぽの場合、月収40万円なら月1,100円の負担増になります。

(3)『所得税』

復興増税として2013年から25年間2.1%上乗せされます。16歳未満の扶養控除(@38万円)、16歳以上19歳未満の扶養控除額の上乗せ部分(25万円)の廃止により、ご質問者様のようにお子様が2人の方ですと、税率10%だとしても76,000円の負担増となっています。

(4)『住民税』

復興増税として2013年から25年間2.1%上乗せされます。16歳未満の扶養控除(@33万円)、16歳以上19歳未満の扶養控除額の上乗せ部分(12万円)の廃止により、ご質問者様のようにお子様が2人の方ですと単純計算で66,000円の負担増となっています。


1から4が全て合計されると、見過ごせないほどの負担増となっています。家計が苦しくなっているのも気のせいではないのです。

あまり悲しいお知らせばかり続けたくはないのですが、これから2014年4月には消費税の増税も待ちかまえています。消費税が3%増えるということは、今までより3%分のものが買えなくなるということになります。手取り25万円でやりくりしていたご家庭ですと、月7,500円、ボーナス消費を除いても年間90,000円使えるお金が無くなってしまうのです。

赤字転落しないよう、今こそ家計の総点検が必要です。一緒に見直しをしていきましょう。

●ライター/木村由香里(ファイナンシャルプランナー)

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