子供との会話を増やすテクニック3つ
2013年7月20日 | よみもの子供との会話を増やすテクニック3つ

【ママからのご相談】
子どもが3人いる母です。中学生と小学校5年生、3年生なのですが、最近子どもたちとの会話が減ってきています。それぞれ部活やクラブ活動など、自分の活動が忙しくなってきたり、友達と遊ぶのが楽しくなってきているのはわかるのですが、家族がみんなで集まって会話をする時間が少なく感じます。子どもが自立していくのは賛成なのですが、家族との時間も大事にしてもらいたいと思っています。
いろんな育児書を読んでおり、3人のお子さんがいらっしゃるので、家族のコミュニケーションについて、何かアドバイスがあればお願いします。
とにかく家族で顔を合わせる機会を作りましょう。
ご質問ありがとうございます。三尾幸司@家族の時間を大事にするパパです。
子どもが大きくなるにつれて、家族みんなで過ごす時間が貴重になってきますよね。わが家も、中学生、小学生、2歳児の子どもがいて、みんな生活スタイルが違うので、会話は少なくなってきています。
それでも、顔を合わせる機会を作って話ができるように気をつけているので、子どもの様子がわからないということはありません。“うまく顔を合わせる機会”を作れば、子どもとも自然と話ができますので、そんな環境づくりのコツを3つご紹介しますね。

(1)食事は一緒にとる
普段、家族と顔を合わせることができなくても、比較的顔を合わせて会話しやすい場面があります。それが“食事の時間”です。食事をとらない人はいないので、家での食事の時間に一緒にとるようにして、子どもたちの話を聞く場にするといいです。食事中はテレビを消して、家族で会話をするという家庭も多いみたいですね。
また、ある家庭では夕食の時間には絶対家族が集まるように、食事のための門限をつけているところもあります。わが家も朝食のときは比較的バラバラと個別に食事をとるのですが、このように食事の時間が一緒にとれない場合は、せめて“挨拶”だけでもしっかりすることをオススメします。挨拶をしていれば、お互いの状態も声のトーンや見た目でなんとなくわかりますし、小さくてもコミュニケーションをとることができます。
(2)家族が集まるリビング
家族がみんなでわいわいできる空間、みんなが居心地のよいリビングがあると家族の絆が深まります。小さい家だと普段顔を合わせますが、子どもが自分の部屋を持ってしまうと閉じこもりがちになりますよね。
そんなときは、勉強ができるような大テーブルを用意したり、リビングに快適なソファを置いたり、本棚を設置したり、みんなが楽しめる環境を作るなどして、集まる部屋を快適にするといいです。ボードゲームやトランプなど、レトロな遊びを家族みんなでしてみるのもたまにはいいかもしれません。
逆に子どもの部屋があると、子どもは部屋にこもりがちになっているので、ある家庭では子ども部屋は快適にさせないという方針もあるようです。子ども部屋にテレビやエアコンがついていれば、部屋が過ごしやすいので、出てこなくなります。子ども部屋は寝るときや一人になりたいときのものであり、普段は快適なリビングに集まるようにしてみてはいかがでしょうか。
(3)夫婦間の思いやり
夫婦間のコミュニケーションがうまくいっていない家庭は、子どもが不登校になったり、なんらかのストレスを感じていたりするケースが多いというデータがあります。
子どもは親を見て育っていますので、夫婦の関係がうまくいっていると子どもは安心できて、家族が幸せになるそうです。夫婦でお互いストレスがあるようなら、話を聞いてあげるだけでもいいですし、家事や育児、仕事のバランスを考えてお互い支えあうことが大切だと思いますので、夫婦間での会話を毎日少しでもできるようにしておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
他にも、家族で旅行計画をたてるとか、家族でイベントを企画するとか、とにかく“家族で顔を合わせて会話をする機会”をつくることが重要だと思います。子どもの自由も考えつつ、家族も大切にできるように、親として接してあげたいですよね。
よろしければこれらのテクニックを活用してみてくださいね。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)