子どもと会話のコミュニケーションを上手にとるコツ3つ
2013年7月13日 | よみもの子どもと会話のコミュニケーションを上手にとるコツ3つ

【パパからのご相談】
小学校3年生と5歳の子どもがいる父です。平日は専業主婦の妻が子どもを見ており、休日にしか子どもと会話をすることができません。毎日仕事で疲れているので、あまり休日も子どもと接することが少なく、子どもとの会話はとても苦手です。このまま反抗期を迎えると、まったく子どもとの会話がなくなるのではと心配しています。子どもとうまく話をするコツがあれば教えてください。よろしくお願いします。
ちゃんと話を聞いてあげるだけで、子どもは勝手に話をしてくれます。
ご質問ありがとうございます。三尾幸司@3人同時に話を聞いているパパです。
子どもは親と話をするのが大好きなので、平日が忙しいなら休日だけでも子どもと会話をしてあげると子どもは喜びますよ。子どもの話を聞くのは、“簡単なコツ”で親も子どもも楽しくなれます。
このコツはビジネスの場でも役に立てるので、身につけることができれば一石二鳥だと思います。3つのコツをご紹介しますので、よければ一度試してみてください。

(1)しっかりと目を見て話を聞く
子どもの話を聞くときは、しっかりと目を見て聞いてあげること。なぜかと言いますと、子どもは親が目を見ずに話を聞いていると無視されたと感じてしまうからです。「目を背ける」「下を向いたまま聞く」など、普段何気なくしてしまうことに気をつけてみるだけでも、子どもは親に話しかけやすくなります。話かけてきたときは、しっかりと目で受け止めてあげましょう。そして、話を聞いてあげれば、子どもは楽しく話をしてくれますよ。
もし、忙しくて手が離せないときは、「今は忙しくて話が聞けないから後で話を聞くよ」と伝えてあげるといいですね。ちゃんと聞いてあげるという気持ちがあるということを伝えてあげることが大事です。
(2)話を途中でさえぎらない
学校の先生もよく言っていることですが、「人の話はちゃんと最後まで聞きましょう」ということですね。特に、子どもは毎日の出来事を親に話したいのに、親がちゃんと話を聞いてくれないと家ではだんだんしゃべらなくなります。
話をさえぎって、先に答えを言ってしまったり、自分の話をはじめてしまったり。自分の話を聞いてくれないと誰だっていやですよね。
こういうことが続くと、子どもは話をしてもちゃんと聞いてくれないからと、親が子どもから話をしてほしいことも話さなくなります。そして、親に対しての信頼感もなくなってしまいます。そうなると、親が心配なときに子どもに話を聞こうとしても、子どもは話してくれないので余計心配になってしまいます。
話を途中で切ってしまいがちな人は、「最後まで聞こう。何も突っ込まないようにしよう」と心の中で思いながら、聞いてみるといいかもしれません。
(3)リアクションが大事
話を聞いている人のリアクションが悪いと、話をしても、「楽しくないのかな?」と思ってしまいますよね。子どもも同じように、親に話をしてもリアクションが薄いと、「話さない方がいいのかな?」と感じることもあるようです。
話を聞くときは、しっかりと聞いていることがわかるようにリアクションしてみることをオススメします。苦手な方は、「うんうん」と相づちだけでもいいですし、できる人は、「え~、すっごーい」とオーバーリアクションしてみると子どもも喜んでくれます。
いかがでしたでしょうか?
話の聞き方ではないですが、“子どもとの関係をちょっとよくするコツ”をご紹介しました。ビジネスでは関係を構築するために、上司や部下にあえて相談することがあります。相談された人は、「頼られている」と思い、相談した人に対して好意を持つそうです。
子どもも同じで頼られると喜びます。特に親からだと、「自分は頼りにされているんだ」「自分は役に立っている」と自立や自信につながりますし、親への信頼感が高くなります。よければ一度試してみてくださいね。
●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)