10歳のバースデーは“2分の1成人式”! パパ流・子どものお誕生日祝い企画案【後編】
2013年7月12日 | よみもの10歳のバースデーは“2分の1成人式”! パパ流・子どものお誕生日祝い企画案【後編】

【パパからのご相談】
小学校低学年の男の子の父親です。毎年、息子の誕生日にはケーキを食べ、息子からリクエストのあったプレゼントを渡し、そして、細やかながらホームパーティを楽しんでいます。しかし、今年は何か違う事を、珍しい事をと思いながら、毎年同じような誕生日になってしまいます。
息子にとって、家族にとって思い出に残る誕生日のアイデアなど、何か良いアドバイスがあればお願い致します。
10年目の誕生日、親子一緒に成長してきた10年間に感謝!!
こんにちは。“情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。
2回にわたってご紹介させて頂いております、『パパ流・子どものお誕生日祝い企画案』の後編は、一生に一度しかない10歳の誕生日をむかえるお子様に対して、『10年間の思い出』『お子様のルーツ』、いわゆる2分の1成人式をテーマにご紹介していきます。
わたし自身、「2分の1成人式」という言葉を聞いたのは、息子が小学4年生の3学期の参観日の時が初めてでした。その参観日に参加させて頂き、また、過去に参加された事のある方々からお話を聞かせて頂きまして、今回はご自宅でも是非やって頂きたいお誕生日お祝い企画、「2分の1成人式」のアイデアをご紹介させて頂きます。

(1)「誕生日おめでとう」の代わりに、「2分の1成人 おめでとう」
バースデイケーキからお手紙、カードに至るまでの全てのメッセージを「2分の1成人」に変えてみてはいかがでしょうか。普通の誕生日とは違う、特別な記念日を演出できますよ。
(2)子から親へ、10年間の感謝の気持ちを贈ろう
出来れば、パパと子どもが協力して、お子様の言葉で感謝の手紙を書き、親へ贈るのはいかがでしょう。
どんな事を書いたら良いかわからない、そういったお子様に対して、パパの出番。幼稚園の時の思い出、小学校1年生から4年生までのそれぞれの思い出。1番嬉しかった事。楽しかった事。悲しかった事。一番嬉しかったプレゼント。また行きたい思い出の場所。など、アンケート形式にして父子で作り上げていくのも良いかもしれません。
(3)親から子へ、10年間の軌跡を伝えよう
お子様が産まれた頃のお話。ご家庭の数の分だけ、なにかしら出産におけるドラマがあるはずです。そんな産まれた時のエピソードを語ってあげましょう。
また、出産から始まり、初めて口にした言葉、初めてのお友達、初めての体験、入園から卒園、そして入学。この10年間の軌跡を、パパの言葉、ママの言葉で、愛情込めて伝えてあげてほしいと思います。
今日の主役はお子様、そして、ご家族全員が共演者。共演者から、主役に対して、いろんな思い出話をしてあげて下さいね。なかなか言葉だけでは伝えにくい、そんな時は、今まで撮りためたビデオをゆっくりと時間を取って鑑賞したり、産まれた頃からの写真を整理しているアルバムを、親子一緒に開いてみたりしてはいかがでしょうか。
大切なのは、この日だけは親子共に見て、共に聞いて、共に感じる事です。
(4)10歳の誕生日、祖父母に「ありがとう」
親だけでなく、周りの人たち、特にお祖父さま・お祖母さまの存在も子どもにとっては大きいと思います。普段離れて暮らしている、祖父母さまに子どもから電話をさせてみてはいかがでしょうか。
子供たちには、この10年間、たくさんの人たちに支えられてきたから、あなたがいる。周りの人たちへの感謝の気持ちを改めて持ってもらう、考えてもらう、そんな記念の誕生日になればいいなと思います。
いかがでしたでしょうか。
2回にわたってのお誕生日お祝い企画。一番大切なのは、子どもと一緒に共感しあえる事ではないでしょうか。この日だけは、時間に囚われず親子のコミュニケーションを心から楽しめて、「ありがとう」と素直に言える、そんな一日にしてくださいね。
【関連コラム】
・ママへの感謝も忘れずに! パパ流・子どものお誕生日祝い企画案【前編】
●ライター/近藤博幸(パパライター)