引っ越し前の食器を荷造りする方法3つ
2013年7月11日 | よみもの引っ越し前の食器を荷造りする方法3つ

【ママからのご相談】
保育園に子供を通わせているお仕事ママです。近々引っ越しをすることになっています。仕事も長くは休めないので、荷造りが間に合うか不安です。特に、“食器の荷造り”を簡単かつ上手にできるような方法はないでしょうか? ぜひ教えていただきたいです。
割れ物梱包におすすめは「エコ楽ボックス」の利用! 通常の段ボールに詰めるなら「立てて詰める」方法で破損を防ぐ!
ご相談ありがとうございます。現在も転勤生活まっただ中のフリーライターパピルスです。
キッチン周りの荷造り、特にお皿の梱包は悩む方が多いですね。数が多いうえに、一つ一つ包まないと割れてしまうというプレッシャーもあり、始める前から「面倒くさい」と感じてしまいます。お仕事もされていて、時間もかけられないとのことですね。実はそういう方にピッタリのサービスがあります。

方法その1
それは、アート引越センターの「エコ楽ボックス」です。私の周囲のお引越し経験者にも好評で、ネット上での口コミでもおおむね満足されている方が多いサービスです。
どのようなサービスかというと、
(1)お皿や茶碗を一つずつ包む必要が無い。
(2)予めクッション性のある素材でできた「仕切りのある箱」にお皿や茶碗を入れていくだけ。新居でも取り出して食器棚へ入れるだけ。
(3)無料で貸出し。
「エコ楽ボックス」はお皿や茶碗、コップなどの割れ物専用に開発されたお引越し資材です。これを利用すれば、一つ一つ包む必要がないので、大幅に荷造りの時間が短縮できます。しかも、無料で貸していただけます。お引越し業者さんの選定の際に候補に入れてみても良いのではないでしょうか?
方法その2
それでは、「エコ楽ボックス」を利用できないという場合はどうすればいいでしょうか? お皿などの割れ物は、一つ一つを新聞紙や緩衝材で包まないと割れてしまう危険性があるので、それを省略することはおすすめできません。
荷解きの際にゴミを減らせる方法として、『家にあるタオルを新聞紙替わりに使ってお皿を包む』という方法があります。この方法だと、新居での新聞紙(緩衝材なども)ゴミを減らせますし、新聞紙に包んだお皿は一度洗わないと気持ち悪いという方にもおすすめです。
方法その3
また、大切な食器が輸送中に割れてしまっては元も子もありませんね。お皿の破損を防ぐ梱包のポイントは、新聞紙等の緩衝材で包んだお皿を段ボール箱に平に重ねるのではなく、「立てて詰めていく」という点にあります。
以前、テレビ番組でも実験をしていました。新聞紙に一つ一つ包んで平に重ねて梱包した箱と、立てて詰めた箱を同じ4メートルの高さから落として、どれくらい割れるか? という実験です。この結果、平に重ねた箱は6枚が割れたのに対し、立てて詰めた箱は1枚も割れませんでした。
ハイスピードカメラで撮影してみたところ、下から跳ね返ってきたお皿と、上から落ちてくるお皿に挟まれた中央部分のお皿に、大きな力が加わって割れてしまったことがわかったそうです。
立てて箱詰めするとどうしてもお皿の淵に重量がかかるので、段ボール箱の底には丸めた新聞紙を敷き詰め、全体を一度新聞紙で包んだ後、お皿の淵には新聞紙を細長く折って巻きつけ、箱の中でお皿が動かないように隙間には丸めた新聞紙やタオルを詰めると良いでしょう。
実際、私もこの包み方を実践していますが、過去のお引越しでお皿が割れていたということは一度もありません。
一つ一つを新聞紙(緩衝材)で包むのは面倒だと思うかもしれませんが、新居で箱を開けた時にお気に入りのお皿が割れていたら、結構なショックを受けるのではないでしょうか?
新生活のスタートがガッカリした気持ちで始まるのは避けたいところ。多少面倒でも、3つの方法を参考に、割れ物の梱包は手を抜かずに作業することをおすすめします。頑張ってくださいね。
【参考サイト】
・知識の宝庫!目がテン!ライブラリー
※本文中でご紹介したテレビ番組の実験が詳しく説明されているサイトです。写真も掲載されていますので、参考になさってください。
●ライター/パピルス(フリーライター)