小さい子どもとお引っ越し! 育児と荷造りを両立させる5ステップ
2013年7月4日 | よみもの小さい子どもとお引っ越し! 育児と荷造りを両立させる5ステップ

【ママからのご相談】
2才男児のママです。主人の転勤で引越しをすることになりました。引越しまで1か月しかないのに、なかなか荷造りが進まず焦っています。特に子供が起きている間は、いろいろと手を出してくるので全然作業ができず、寝ている間にぼちぼちやっている状態です。どうしたらスピーディーに荷造りできるでしょうか?
まずは、押入れに入っている荷物から荷造りしてみましょう!
小さなお子さん連れでのお引越し準備の大変さ……わかります。大人だけでのお引越しとは全く違って、思ったように時間が使えず、ちっとも進んだ気がしませんね。

子供と一緒の荷造りは大変!
私も子供が1才4か月の時にお引越しをしましたが、過去で一番大変な思いをしました。段ボール箱に詰める端から取り出す子供。そして、どこかに持っていってしまったり、壊したり! 作業が進むどころか後退している気すらしました。
そこで、周りのお引越しのベテラン転勤族ママ達に相談したところ、「まず押入れからやるといいよ」とみなさんおっしゃるのです。
私が教えてもらい、実践した「押入れから始める荷造り」の方法をご紹介します。
押入れから始める荷造り方法
(1)押入れの前にスペースを確保。段ボール(大・小)と未使用のビニール袋(透明の大き目なものとスーパーなどの袋)を用意します。
(2)押入れの中の衣装ケースや収納ボックスに入っていない物を取り出し、段ボール箱にどんどん入れていく(衣装ケースやコンテナはそのまま運べます)。この時、不要品は迷わずビニール袋へ(分別もしながら)入れていく。カゴなどに入れている雑貨はそのカゴごとビニール袋へ入れてから、段ボール箱へ。袋に入れてから段ボール箱へ入れると中でばらけなくなります。
(3)「重いものは小さい箱へ、軽いものは大きい箱へ」が基本です。逆にすると箱の底が抜けてしまうので要注意です! 引越し当日まで使う物は、他の場所へ移動しておきましょう。
(4)箱にピッタリと入れることにこだわらないで入れる。余ったスペースには、クッションやぬいぐるみ、タオル、シーツなどの物を入れて、中で荷物が動かない程度に詰める。「詰めた箱の外側」に太マジックで、“中身”と“どこに入っていた荷物か(居間押入れなど)”を記入しておく。上蓋に書いてしまうと、箱を重ねた時に読めなくなります。
(5)端の方から順に詰めていくと、押入れの中にぽっかりとスペースができるはずです。そのように押入れにスペースができたら、荷物を詰めた段ボールをスペースに戻します。
このようにお子さんが寝ている間に作業をして、出来上がった箱を押入れに戻しておけば、お子さんに荷物をあれこれいじられずに済みます。
押入れが終わったら、室内の物(棚の中身も含む)を詰め始めます。押入れにスペースがあれば、そこに出来上がった段ボール箱を入れていきます。入らなくなったら、壁際に積み上げていきます。この時「重い箱は下へ軽い箱は上へ」が基本です。
順番を間違えないで!
押入れと室内、段ボール箱に詰める順番を逆にしてしまうと、お部屋の中が大混乱! 収拾が付かない状態になってしまいがちですので、要注意のポイントです。
私の経験上、「一つの押入れの荷造りを終えた!」という目に見える成果が出来ることで、無駄に焦ったりせず、淡々と作業に没頭できるようになりました。
このように小さな達成感を積み重ねていくことが、心理学的にも“モチベーション維持の効果”があるそうです。
あえて子供のための時間を作ってあげることも大切
お母さんがイライラしていると、子供は余計気を引きたくなってあれこれ手を出そうとします。お子さんの相手をする時には、荷造りは一旦休止! と割り切って相手をしてあげるのも良いと思います。
大人だけのお引越しに比べて大変ではありますが、工夫しながら頑張って乗り越えてください。
●ライター/パピルス(フリーライター)