雨の日に最適な子どものお部屋遊びと言葉がけ【前編】
2013年6月24日 | よみもの雨の日に最適な子どものお部屋遊びと言葉がけ【前編】

【ママからのご相談】
外遊びが大好きな3歳の娘の母親です。これから梅雨の時期に、部屋の中でも楽しめるような遊びを知りたいです。また、遊んでいる時に子どもにとってプラスになるような言葉がけがあれば、教えて下さい。
こんにちは。赤井理香です。
外遊びが好きで活発なお子様だと、雨が降って外で遊べなくなる日が多くなるこれからの時期は、親子共々一日が長く感じられる時期ですね。
今回と次回にかけて、お部屋の中でも親子で楽しめる遊びをご紹介しますね!

『ダイナミックお絵描き』
大きな模造紙をテーブル一面に貼ります。テーブルの上に模造紙を敷き、はみ出た部分をテーブルの裏でテープでとめます。
テーブルと一体化した大きなキャンパスが出来上がったら、クレヨンや絵の具を使って、お子様と一緒に思い切りお絵描きを楽しみましょう! いつもよりずっと大きな紙を目の前にすると、お子様の想像力が広がり、いつもよりダイナミックな「表現」を引き出します。
お子様への言葉がけのポイントは、「表現する喜び」と「個性を認める」言葉がけをすることです。この二つを意識することで、お子様の想像力と表現力を伸ばします。
— 言葉がけ例
・「思いっきり描けて気持ちいいね!」
・「ゆっくり丁寧に描けたね!」
・「ぐるぐる描くと面白いね!」
幼稚園では、どこまでも線路を描き続ける子、カラフルなお花を色々な場所に描く子、ぐるぐる渦巻きを描いてはゲラゲラ笑う子、など、一人一人、様々な楽しみ方をしていました。
ちなみに模造紙は、文房具屋さん、ホームセンター、Amazon、100円ショップなどで手に入りますが、包装紙やカレンダーの裏などでも十分代用可能です。
『新聞雪合戦』
お子様と一緒に新聞紙を細長く手で裂きます。まずは、細長い新聞の感触を手でぐしゃぐしゃにしたりと触りながら味わいます。次に、細長く裂いた新聞紙を、更に手で小さくちぎります。細長い新聞紙の真ん中に少し切れ目を入れて、親子で引っ張りっこをして遊んでみましょう。
この時、どちらかが長くなるように切れ目を入れて、「長いね~」「短いのどっち?」と、言葉がけをすることで知育的な働きかけも出来ます。
小さい新聞紙の紙片がたくさん出来たら、それを親子でかけあったり、お子様の頭の上からパラパラと雪を降らせるようにかけたりと、思いっきり遊びましょう。親が楽しんで盛り上げると、子どもが大はしゃぎする遊びです。
お休みの日に、普段接する機会の少ないお父様とお子様が楽しむ遊びとしてもおすすめです。部屋をすっきりさせてから遊びはじめ、遊び出したら散らかることは気にせず、思いっきり楽しんで親子で発散して下さいね!
幼児期に「五感」を刺激することが、成長後の様々な能力の発達に影響します。“視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚”を刺激するような体験をさせてあげること、そして、それに意識をむけられるような言葉がけをすることを心がけましょう。
— 言葉がけ例
・「ビリビリって音がしておもしろいね!(聴覚)」
・「すごく長いね~(視覚)」
・「ふわふわして手で触ると気持ちいいね(触覚)」
後編では、台所にある身近なものを使った、「五感」を鍛えるおうち遊びをご紹介します!
【関連コラム】
・雨の日に最適な子どものお部屋遊びと言葉がけ【後編】