子育てに自信が持てないママへ贈る言葉
2013年6月19日 | よみもの子育てに自信が持てないママへ贈る言葉

【ママからの相談】
3歳のひとり息子の事で相談です。今は息子も楽しそうに幼稚園に通い、私も少し自分の時間が出来てホッとはしているのですが、この先勉強とか進学就職を考えると、親として自信が持てません。
他のお母さん達が出来ている事を、自分はちゃんと出来ているのだろうか? 反抗期がきたらどうすればいいのだろうか? と、心配で仕方ないのです。主人に相談しても、「専業主婦で暇だから色々考えすぎるんじゃないか?」と、取り合ってもらえません。
親も子供と一緒に成長するものです。
こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。
少し肩に力が入りすぎてはいませんか? 「親だからこうあるべき」「親だからこうすべき」、そう思って頑張りすぎると息切れしてしまいますよ。
赤ちゃんが生まれた時は、ママも初めての授乳やオムツ交換。子供が初めて離乳食を食べる時は、ママも初めて離乳食を食べさせる時。子供が初めて立った時は、ママも初めて立つ子の母親になる。今までもこうしてお子さんと一緒に色んな経験をされてきたのではないのでしょうか?
息子さんが楽しそうに幼稚園に通っているということは、2歳のイヤイヤ期もちゃんと乗り越えて今があるはずです。「あの頃は本当に大変だったんです」と言われるかもしれませんが、きちんと乗り越えられたからこそ息子さんは楽しそうに幼稚園に通い、貴女は少しホッと出来ているのではないでしょうか?
これからも、そうやって一緒に初めての経験をいっぱいして、子供と一緒に親として成長していけばいいんですよ。

子育てに自信がないのは貴女だけではありません。他のママ達も不安の中、子供と向き合ったり、ママ友と情報交換したりしながら子育てをしているはずです。
勉強に関しては、過去の記事『お箸の使い方を4歳までに教えるべき理由と方法』を参考までにご覧下さい。
出来合いのお弁当やカップ麺の食事が多いと問題児に!?
食育という観点から見ると、反抗期が来たら……と心配するのであれば、食事は出来る限り手作りのものにされた方がいいでしょう。
ある高校の校長先生が、不登校や引きこもり、非行等様々な理由で退学した生徒さんのその後を家庭訪問をし追跡調査した結果、理由を問わず、退学した生徒さんの家庭には共通点があったそうです。
それは、台所を頻繁に使用している形跡がなく、カップ麺やコンビニ弁当、出来合いのお弁当の容器がたくさんあったということです。
実際、私のところにも過去何件も引きこもりや非行に走ったお子さんのご相談がありましたが、幼い頃からお母さんの手作りのご飯をしっかり食べていた子は比較的立ち直りが早く、逆に外食や出来合い、インスタントのものばかり食べて育った子は立ち直りや更生に非常に時間がかかっています。
毎食手の込んだ物を作る必要はありません。体調の悪い時や時間のない時はササッと出来る簡単なものでもかまいません。子供はお母さんの料理をする後姿や、音や匂いに愛情を感じます。子育てに自信が持てないからと、育児書を片っ端から読んで時間がなくなったからと、コンビニ弁当を食べさせるような事は決してしないで下さい。
そして、出来るだけ家族揃って食事する機会を増やして、その日の出来事を聴いてあげるだけで、お子さんの成長を感じ、貴女も一緒に親として成長することが出来るでしょう。
【関連コラム】
・『子どもが育つ魔法の言葉』に学ぶ、子育てママへのメッセージ
●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)