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毎日の子育てにイライラ! 子どもの理不尽な言動を受け入れる方法

毎日の子育てにイライラ! 子どもの理不尽な言動を受け入れる方法

【ママからのご相談】
なにかにつけ親に反抗するというわけではないのですが、毎日毎日、私は子どもにイライラしてしまいます。子どものことが嫌いなわけではありません。下の子が3歳で、上の子が5歳です。どうすれば子どもに対してイライラしなくなるのか、教えてください。

a 理不尽な自然をそのまま受け止める訓練が大事かも。

こんにちは、ミクノです。

これは先日、知人のおうちに遊びに行ったときに、そこの奥さまからいただいたご質問です。奥さまは28歳、旦那さんは10歳年上の38歳です。その知人の子どもは、わりと人見知りすることもなく、ふつうに遊んでくれました。

ぼくからすれば我が子ではないので、非常に客観的に知人の家族を俯瞰できたわけですが、ひとつ感想を先に言えば、子育てって、「親になるための修行」なんだろうなということです。

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子を産んだ瞬間に親になるというわけではない

つまり、親って子を産んだ瞬間に“親”になるのではなくて、言うことを聞かない子どもと接したり、理不尽なタイミングで熱を出す(!)子どもと接したりするなかで、徐々に「親としての人格」を、神さま(という言い方が不適切であれば、人間よりちょっとエライ人)に授かって、その人格を大事に育てていく必要があるのではないかと思うのです。

キーワードは「自然」「理不尽」「事実を事実と受け入れる」

ある自然科学者がなにかの本に書いていましたが、子どもとは、「自然」です。オトナの意思のとおりにならないもの。自然。「自然」とは、本来は理不尽なものです。明日は公園にお散歩に行こうと思っても、明日になれば急に雨が降る。理不尽です。

でも、理不尽な事実であっても、「そういうものだ」と受け入れ認めていかないと、人生は前に進みません。

それとおなじで、子どもという自然が、「親の意図のとおりに動かないという事実」を「そのまま」認めることが、親になるための修行として求められているのかもしれません。


ぼくたちオトナは、わりと自然の理不尽な部分に触れないまま大きくなっていると思います。雨が降ってもアスファルトの道路を歩いて、近くの駅に駆け込めば済むという生活をしてきているオトナがほとんどでしょうから。

子どもという「理不尽な自然」を、「そのまま」受け止める。こういう訓練をすることで、親は親らしくなるのだと、他人の家庭を何気なく観察しながら思った次第です。答えになっていれば幸甚です。

●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)

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