ヤンチャな2歳児のトラブル! お友達のおもちゃを横取りする我が子への対応策
2013年6月10日 | よみものヤンチャな2歳児のトラブル! お友達のおもちゃを横取りする我が子への対応策

【ママからのご相談】
家では割と大人しい2歳の息子ですが、病院の待合室や子供の遊び場などへ行くと、お友達が遊んでいるおもちゃを欲しがり、横取りしたり思い通りにならないとお友達を叩いたりします。まだ2歳だと仕方のないことなのでしょうか?
2歳は自我が目覚める頃、トラブルは成長の証でもあります。
はじめまして、ママライターのちゃこと申します。
2歳ぐらいの年頃になると、「自分も○○がしたい!」「これは自分のもの」「自分がやりたかったのに!!」という気持ちが次第に大きくなり、思い通りにならないとかんしゃくを起こしたり、突発的に手が出てしまったり、ダダをこね大泣きしたり……いわゆる、「魔の2歳児」とも言われていますよね。
心の変化と共に行動力も大幅に増えてくるので、ママとしては常にアンテナを張っていなければならない、とても大変な時期でもあります。

言葉が出てこない分、先に行動に出てしまう
お友達に手を上げてしまうのはなぜか? 決してお子さんが乱暴なわけでも、叩きたくてお友達を叩いているわけではありません。
2歳児はたくさんの言葉を覚えてくる時期でもありますが、例え成長の早い子でも、言葉のキャッチボールや長い会話をすることはなかなか難しいのです。言葉で自分の意思を伝えられない子供にとって、叩いたり引っ張ったりするのは、ごく普通の素直な行動とも言えます。
しかし、成長の過程だからと言ってトラブルをそのまま見ているだけでいいのか? それは違います。
お友達に手を上げてしまった子どもに対して、お母さんの働きかけがとても必要になってくるのです。
もしもトラブルを起こしてしまったら? 対応のポイント
万が一、我が子が外出先などでお友達とトラブルを起こしてしまったら? 相手の子どもの母親もいる手前、ついついきつく叱ってしまったり、責めてしまったり、帰宅後に怒鳴ってしまったり。どれも経験がある人多いのではないでしょうか。
でも、それは逆効果。子どもはなぜ怒られているのか理解できず、泣き出してパニックになることも。
そんな時はママが一呼吸置いて、下記のように接しましょう。
・子どもの手を取って目をしっかり見て向き合う
・やってはいけないことをゆっくりはっきりした口調で伝える
・おもちゃを使いたいときは必ず「貸して」と言うことを約束する
・関係のない内容を持ち出して叱らない(例えば……こんなことしたら鬼がくるよ、お菓子あげないからね、etc…)
・その場で子どもが言うことを聞かなくても絶対に叩かない
・「ママと一緒にお友達へごめんねを言おうね」とサポートし、促してあげる
いずれも、「その場」での対応を心掛けてみて下さい。「自分はお友達に間違ったことをしてしまった」と自覚させることが大切です。
ママの気持ちは子供に伝わる
一番大事なのは、ママがゆったりとした気持ちで構えていること。そして我が子の訴え・言い分もよく聞いてあげ、叱った後には抱きしめてあげて下さい。ママの温もりを感じることにより、子どもは落ち着きを取り戻します。
あまり神経質になりすぎると子供にもそれが伝わってしまい、ストレスからまたお友達を叩いてしまうという悪循環も……本当に子どもって敏感です。
子供同士のトラブルは年齢によって内容も変わってきますが、子育てにおいて必ずと言っていいほど通る道でもあるのです。壁にぶつかるたび、「どうしてうちの子だけ……」と不安に思われる方も多いと思いますが、子どもの言葉が増えてくるにつれてお友達との関わり方も変わるでしょうし、このケースのトラブルは減ってくるでしょう。
いかがでしたか?
とっさに起こるトラブルへの対応はなかなか難しいものでもありますが、2歳児でもやっていいこととダメなことの判断は理解できるのです。時間が経ってから叱るのではく、なぜ自分は叱られているのか、どうして叩くのはよくないことなのか、きちんと子どもが理解できるよう、トラブルが起きたその場での対応を心掛けてみてくださいね!
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●ライター/ちゃこ(ママライター)