本を読まない子どもを読書家にするコツ5つ
2013年6月8日 | よみもの本を読まない子どもを読書家にするコツ5つ

【ママからのご相談】
小学3年の男の子の母です。息子は特に成績が悪いわけではないですが、いつも遊んでばかりで、全く本を読みません。本からはたくさん学べることがあるし、私はそうやって成長してきたので、子どもにも同じように本を読んでもらいたいと思っています。いまのうちに読書の習慣をつけさせておきたいのですが、何かいい方法があれば教えてください。
自分から本を読みたくなる環境を作ることが大事です。
ご質問ありがとうございます。三尾@読書大好きパパです。
「子供には本を読んでもらいたい」という親は多いですよね。私も小学生の子を持つ親として、子どもには本を読んでほしいと思っているので、質問者さんの想いがよくわかります。
子供が自分から本を読むには、本がおもしろいと感じてもらう必要があります。そのために親ができることは環境を整えてあげること。どんな風にすればよいか知りたい方に、実際に私の子供達も本好きになった育児書の中から、厳選した5つのコツをご紹介します。

(1)子どもの手の届くところに名作を置いておく
子どもの手の届くところにさりげなく本を置いておきます。そうすると、子どもが勝手に暇なときに手をとって読むことがあります。そのときのポイントは、「さりげなく」です。親が読みなさいと言っても読まないので、自発的に読むまで待つことが重要。みんなが知っている名作を置いておき、親が、「これ読んでみたら?」と促すのもいいかもしれません。
(2)マンガから始める
どうしても読書が苦手な子には、マンガから始めるのも手です。まずは文字に慣れ親しむことから始めて、教育マンガなど勉強になる本など、徐々にレベルを上げていきます。男の子なら歴史系や科学系のマンガは食いつきがいいですね。文字に慣れてくれば、簡単な文章なら読むのも楽になるので、一緒に本を選びに行ってもいいでしょう。
(3)親が本を読む
親がよく本を読む家庭では、家の中にたくさんの本がありますので、子どもも自然と本を読むようになることが多いです。子どものころから本を読んでいる親を見ているので、本を読むことに抵抗がなくなる子もいます。親が本を読むのは楽しいんだという姿勢を見せてあげましょう。
(4)親と子どもの交代読み
親子で交代で声を出して本を読みます。本に興味がなくとも、親子で読むことが楽しくなれば、自然と本も好きになってきます。また、親が読んであげることで、話の読み方もわかってきます。セリフの多い本がオススメですね。
(5)気になるところでストップ
本を読むのが苦手な子でも、話を聞くのは嫌いじゃない子はたくさんいます。こういう子には、読み聞かせで親が本を読んであげます。できれば、子どもが興味を持てそうな本がいいですね。そして、話が盛り上がってきたところ、子どもが気になるところでストップします。「続きは自分で読もうね」と言うと、続きが気になる子どもは途中から自分で読み始めるでしょう。
いかがでしたでしょうか? ぜひ一度試して、子どもに読書の楽しさを教えていただきたいと思います。私も上に書いたテクニックをいくつか試しながら、子どもと一緒に読書を楽しんでいます。
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●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)