甘やかすので困る! 子どもを祖父母に預けるときのトラブル予防法
2013年5月23日 | よみもの甘やかすので困る! 子どもを祖父母に預けるときのトラブル予防法

【ママからのご相談】
近所に住む義父母に息子(1歳2か月)を預けることがあります。見ていてもらえるだけ有り難いと思っていますが、普段食べていないようなお菓子をあげたり、普通のジュースを飲ませたりされてしまいます。子どもも喜んでいるからと言われ、やめて欲しいといえません……。
ご質問ありがとうございます。つい数か月前まで義母と同居していました、kaeです。
お子さんを預かってもらえる方が近くにいらっしゃるとは羨ましい限りです。私はお姑さんと同居していましたが、預けたのは2年間で数回だけ。とても可愛がってくれていたのですが、義母は勤めており忙しい人なので、預けることができませんでした。
ちょっと遊んでいてくれるだけでも、家事がはかどるので助かるもの。嫁・姑の距離感というのは、“スープの冷めない距離が良い”とはよく言ったものだなと身をもって体験しました。

祖父母たちに感じる、子育てによる世代間ギャップ。今回は、祖父母とのトラブルを避ける対処法をご紹介していきたいと思います。
(1)お願いするときに、先手必勝で食べさせるものを渡しておく
子どもを預けるときにお菓子や飲み物を用意して、「これを(○時頃に)お願いしま。」と渡す。ぐずったときはコレで! と隠しアイテムだと説明しておいてもいいかも。
(2)子どもの生活リズムを伝えておく
お腹が空いている、眠い、体調が良くない、もっと遊びたい……。2歳前後だと自分の気持ちをうまく表現できなくて、機嫌が悪くなることが良くありますよね。めったに会わない祖父母ではおろおろしてしまうのも仕方ありませんが、生活リズムを伝えておくことで、ある程度は機嫌が悪くならないように気をつけることもできますし、ぐずったときに役立つアイテムを知らせておくのも良いと思います。
(3)他の人が言っていた、本に書いてあったと責任転嫁
本来なら旦那さんにビシっと言ってもらいたいところですが、それでは質問者さんの意見であることがバレバレになってしまうので、テレビで芸能人が言っていたとか、小児科の先生が言っていたとか、“自分はそう思わないけれど、こうらしいですよ?” と、あたかも自分の意見ではないことを装えば角が立つこともないでしょう。
(4)いっそのこと預けない!
預けなければいけない用事があるから預かってもらっているのだと思いますが、公立保育園だけでなく、各自治体や民間が運営する保育所で、一時的に子どもを預かってもらうところがあります。託児料はかかりますが、プロの保育者なら勝手にお菓子をあげてしまうこともないでしょう。
見ててもらえることに感謝! 多少のことはおおめにみてあげて!
実家によく子どもを預けているママいわく、孫は可愛いけど、泣かれてしまうとどうしていいかわからなくなってしまうから、お菓子をあげて機嫌を直してもらおうとするのだとか。
地べたに大の字になって泣き叫び、欲求を全力でぶつけてくる子ども。その光景を周りの人に見られていることの恥ずかしさとうるさくてすいません、と心の中で謝った経験のあるママもいることでしょう。お菓子で機嫌を直させることを許容してあげても……いいんじゃないでしょうか?
子どもにとっては、大好きな優しいおじいちゃんおばあちゃん。子育てを経験してきたとはいえ、もう何十年も前の記憶を引っ張りだしながら、協力してくれていることに感謝しつつ、知恵を拝借しながら、一緒にお子さんの成長を見守っていければ良いのではないかなと思います。
●ライター/kae(フリーライター)