夫婦別室を望む妻が夫を説得するコツ3つ
2013年1月4日 | よみもの夫婦別室を望む妻が夫を説得するコツ3つ

【相談内容】
米国人の夫と結婚している主婦です。夫は日本での生活も長く、言葉の問題もありませんし、日本の習慣や文化の違いもほとんど理解してくれています。子供はまだいません。しかし一つだけ分かってもらえないことがあります。私は他人と同じベッドではよく眠れないので、寝室を別にしてほしいのですが、彼は「夫婦が別々に寝るなんてあり得ない!」と理解してくれません。
私の両親も別室で寝てるし、周りの結婚している友達に聞いても半分はそうしています。そう言っても夫は「自分の国ではあり得ない!」の一点張りです。どうしたら説得することができますか?
論理的に説得して! スキンシップも忘れずに。
ご質問ありがとうございます。ライフスタイル専門家びねくにこです。
神経質で他人と一緒に眠れない、相手のいびきがうるさい、歯ぎしりが気になる、寝相が悪い……。様々な理由から、日本では夫婦別室の家庭も少なくないようですね。

でも欧米の人にとって夫婦が別々のベッドで寝るというのは、結婚生活の終焉を意味するくらいショッキングなこと。旦那さまにしてみれば、仲のいい夫婦がどうして別々に寝なきゃいけないの? 自分に不満でもあるのか? と理解不可能なんですね。
しかし睡眠不足では、日常的にも不満がたまってイライラしたり、健康にも悪く、バラ色な結婚生活を送ることは難しいです。うまく旦那さまを説得するコツを紹介します。
(1)男女の身体のメカニズムの違いを論理的に説明する
女性は男性に比べると眠りが浅く、小さな刺激に対してすぐに目が覚めてしまう傾向があります。これは子供を育てる女性の本能によるもの。夜中に赤ちゃんが泣いても母親がすぐに駆けつけられるようにできているのです。なので、隣で寝ている男性によるちょっとした物音や動きでよく眠れなくなってしまいます。
また、心地よいと感じられる気温が男女では異なります。一般に男性は暑がりで、女性は冷え性。同じベッドで寝るとどちらかが不快を感じてしまうのです。
医学的にも他人と一緒に寝ると実はストレスが溜まり、寿命が減ったり、離婚の原因になるという発表もあります。こういった事実を筋道を立てて論理的に伝えて、わがままや感情的な理由で夫婦別室にしたいのではないことをわかってもらいましょう。
(2)スキンシップに手を抜かない!
別々に眠るということが、夫婦の仲に影響しないことを大げさにアピールしましょう。普段のボディタッチやスキンシップを増やして、夫婦別室でも彼への思いは変わらないことをストレートに表現してください。彼の不安な気持ちを取り除いてあげることが大事。
(3)妥協案を出す
毎日ではなく、忙しい平日は夫婦別室、ゆっくりできる週末は同室にしてみては?
生活リズムに合わせて、お互いが過ごしやすいライフスタイルを送るためだと説明するといいでしょう。また、別室にしなくても、ダブルベッドをツインにしてみる、大きめのベッドに買い替える、など一緒に寝ていても居心地が良くなるようなベッドを選ぶといいですね。
いつまでも仲良く暮らしていくために、二人にとって快適な生活環境を築いてくださいね。
●ライター/びねくにこ(ライフスタイル専門家)