子育て(6歳〜12歳・児童)

過保護はNG!? 小学生に多く見られる“中間反抗期”の特徴と対処法

過保護はNG!? 小学生に多く見られる“中間反抗期”の特徴と対処法

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フリーライターの小柚子です。

わが家には小学校2年生の娘がおり、最近は口答えが多くなってきました。周りのママたちに聞いても、口をそろえて「反抗的になってきた」と言います。

実は子どもは、小学校低学年くらいから口答えを中心とした反抗的な態度を取るようになるのです。

わが子のこんな態度にはどう接するのが良いのでしょうか。

反抗期の違い

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第二反抗期の特徴

思春期の反抗期は第二反抗期とも呼ばれ、2歳のときに起こる“イヤイヤ期”の次に来る大きな反抗期です。

“イヤイヤ期”の第一反抗期が“物理的な乳離れ”だとすると、第二反抗期は心理的な乳離れだとも言われます。

反抗期は自分の自立を妨げる親の干渉に対して起きるものですが、とくにこの時期の反抗期は心理状態が不安定になりやすく、自分でも何がなんだか分からないといった状態に陥りがちです。

また、中学・高校生以降の反抗期は精神的な自立への欲求が著しいため、場合によってはそれが不健全な方向にいくこともあります。

不安定な心に振り回されて、喫煙や飲酒、万引きや暴力に麻薬の使用など、悲しい事件を起こすことも少なくありません。

そのため、親は子どもの自立を妨げないように過干渉を避けながら、悪い道に入ればきちんと叱るといった適切な対応が求められます。

中間反抗期と第二反抗期の違い

中間反抗期は、第一反抗期と第二反抗期のあいだにある反抗期のことで、小学校2年生ごろから起こるとされています。

中間反抗期と第二反抗期の違いとしては、“親への甘え”が挙げられるでしょう。

中間反抗期では、口答えをしながらも、やはり親のことが大好きで甘えることが多いようです。

一方、第二反抗期は親に甘えることを徹底的に嫌い、ある程度距離を取るようになります。

その他には喫煙や飲酒などをしないことも中間反抗期の特徴と言えるでしょう。

反抗期の小学生の特徴

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反抗期といっても、思春期の反抗期に比べて中間反抗期はまだまだかわいいもの。中間反抗期のこどもの特徴としては、

・とにかく口答えをする
・外では“いい子”
・小さなことですぐ怒る
・叱られても無視する
・なんだかんだで甘えてくる

などが挙げられます。

また、口が悪くなることも特徴的で、宿題を促すと「うるせー、くそばばあ!」と言って逃げ回る子どももいるようです。

このように、子どもが突然反抗的な態度を取ったり、親の言うことに食ってかかったりするとビックリしてしまいますが、これは、“子どもの自発性が発達している証拠”でもあるのです。

7歳くらいになると脳の発達も大人に近づいてきて、少しずつ論理的な思考ができるようになり、自分で物事を考えて行動するようになります。

自立心も芽生えるので、それまで絶対的だった“親”という存在から、“友達”や“学校”という子どもの社会にウエイトを置くようになるため、親の矛盾点なども見えやすくなるのでしょう。

それまでのように、親の言いつけに従うだけでなく、自分の意志や嫌だと思ったこと、間違っていると感じたことを親に対してしっかり主張できるようになるのが、この中間反抗期でもあるのです。

小学生の反抗の仕方は男女で異なる

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口答えが多いなどの特徴は共通していますが、男女でそれぞれ違う特徴を見せることもあります。

たとえば、男の子の場合は、母親に対しては強く反抗するものの、父親に対しては従順であることが多いようです。

反対に女の子は、父親を毛嫌いするケースが多く、「将来はパパのお嫁さんになる」発言を信じていた父親は愕然とするようです。

どちらも共通して異性の親に対して強く反抗する傾向にあるのかもしれませんね。

小学生が反抗期になる原因

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スマホやゲームへの依存

今では小学生でスマートフォンを持つことは珍しくなくなってきました。

携帯型ゲーム機も1人1台が当たり前となり、画面越しにコミュニケーションする小学生もよく見かけます。

友達と交流するために四六時中スマホやゲームを触っていれば、当然親も「いい加減にしなさい」と言いたくなってしまうもの。

しかし子どもからすれば、それは人との交流手段を失ってしまうことを意味します。

ネットを通じた犯罪も増えていることから、親としては程々にしてほしいという思いがあり、このギャップが親子の軋轢を生んでしまうのです。

中学受験

ただでさえ負担の大きい中学受験の時期に、反抗期が重なれば親子のストレスが増大してしまうのは明白です。

「勉強しなさい」は親が子を叱る常套句でもありますが、これが中学受験を控えた小学生相手であれば反発は一層強くなるはず。

勉強の面でも、親子関係の面でも悪循環位に陥ってしまうでしょう。

時期別に見る“小学生の反抗期”への対処法

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ひと口に中間反抗期と言っても、子どもの成長段階によって対処法は違ってきます。

そこで、以下では小学生の反抗期への対処法を時期別に見ていきましょう。

低学年

保育園や幼稚園を卒業して小学校に入ると、それまでの家族中心の生活から、学校中心の生活へと変わっていきます。

家庭以外の社会で生活することで、子どもは多くのことを学び、自立しようという気持ちが強くなります。

そのため、2年生あたりから次第に口答えが多くなりますが、頭ごなしに叱ったり、むりやり力でねじ伏せるようなことはやめましょう。

子どもをやり込めるのは反抗を助長することになり、親子が余計に対立することになります。

このころはまだ親に甘えたいという気持ちもあり、反抗することで親の反応を見ているということもあるでしょう。

物心ついてから初めての反抗期なので、「私の教育が悪いのかしら……」と落ち込んでしまいがちですが、自立のための健全な反応であることに留意することが大切です。

中学年

中学年にもなると、より一層言い返してくる強度が強まってきます。

これは自我を確立させようとしている成長の証しとも言えるでしょう。

親から見ればまだ未熟なためついいろいろと口出しをしてしまいたくなりますが、子どもにとっては自分が子ども扱いされていると思ってしまいイライラの原因に。

自分なりに考え挑戦しているときには、むやみに手を出さず、失敗してしまったあとに優しくフォローすることを心がけましょう。

高学年

本格的な自立が始まり、口答えや反抗も強くなっていきます。

しかし、その間にも子どもはさまざまなことにチャレンジして成長しているので、何かを挑戦して失敗した際に叱りつけるのはNGです。

この時期に失敗したことを強く責められると、何も挑戦しない人間になってしまいます

大妻女子大学名誉教授の平井信義氏は、著書の中でこのように述べています。

『子どもに対してあれこれと注意することをやめて、“お前にまかせた”という態度で接すれば、あれこれと反抗することはなくなるでしょうし、自分の行動や生活に“責任”を持つようになり、これからの人生はすばらしいものとなりますから、お母さんはそれを見守っていればよいでしょう』

また、この時期は“ギャングエイジ”とも呼ばれ、集団で行動することが多くなると言われています。

子どもは集団行動の中で、しだいに劣等感を抱くようになります。

自尊心の低さは反抗の強さにも影響するので、子どもが強く反抗するときは、見かけだけで判断せず、その裏にある目的を見極めるようにしましょう。

このころはまだまだ「親に見てほしい」「甘えさせてほしい」と思っていることが多いです。

小学生の反抗期と暴力の関係

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低学年のときは、親への甘えからつい暴力的になってしまうことがあります。

特に兄弟がいる場合には、下の子ばかり構ってもらうことがイヤで、モノを投げてみたり壊してみたりして注意を引こうとするのです。

高学年へと成長してもまだ子どもの部分が多く、叱られたり否定されたりしてもどう反論していいのかわからないため、暴力に打って出ることがあります。

マイナスの感情がすべて暴力として現れることもあり、どう反論すればいいのかわからないというモヤモヤを抱えていることが多いでしょう。

親が取りがちなNG対応5つ

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親も人間ですから、どうしても反抗的な態度にイライラしてしまうものです。

たまには我慢せずに叱ってしまったとしても、自分を責めないようにしましょう。

たとえイライラしていても、決してやってはいけない親の対応というものがあります。

以下では、イライラしたときに思わずやってしまいがちなNG対応についてお話ししていきます。

(1)子どもの主張を無視する

子どもの反抗的な態度にイライラすると、子どもの主張に耳を傾けられない気持ちは分かりますが、無視だけはやめましょう。

良く言われることですが、子どもだって一人の立派な人間です。一生懸命主張していることを無視していいはずがありません。

まずは子どもの意見に向き合って、その上で話し合いをするようにしましょう。

(2)謝らない

これもありがちな対応ですね。親はどうしても「自分は教える立場だ」という意識が強くなります。子どもを立派に成長させるには大切な意識です。

しかし、その意識が強すぎて自分の非を認められない大人にはならないようにしましょう。

子どもは時に的確に親の間違いを指摘します。その際に取る親の対応こそが、子どもの成長に影響を与えるのです。

もし間違いを認めれば、子どもは自分の過ちを謝罪できる人間になるでしょう。

間違いを認めなければ、子どもも同様に自分の非を見て見ぬ振りする人間になります。

(3)人格を否定する

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これも子どもの成長を阻害する原因になります。子どもは誰よりも親の言うことを一番に信じます。

その親に「ダメな子だね」だとか「○○君(子どもの友達)みたいになってほしかったな」などと言われると、子どもは自分に価値がないと思い込むようになります。

自己肯定感がないと人は成長しません。もし人格を否定するような言葉を吐きそうになったら、一度深呼吸するようにしましょう。

(4)叱るべきときにきちんと叱らない

子どもを健全に育てるためには、適度に叱ってあげることも必要です。

2015年に文部科学省が発表したデータによれば、小学生の暴力行為は年々増加していると言います。

この背景には、親や先生が叱らなくなったことが要因の一つとしてあるのではないかと言われています。

子どもは立派な一人の人間ですが、大人よりは物を知りません。

もしも子どもが誰かに暴力を振るったら、「やってはいけないこと」として教えてあげる必要があります。

叱るか叱らないかの線引きは難しいですが、どんなときでも「子どものため」という意識を持つようにしましょう。

(5)感情的になる

口が悪く、時に暴力的にもなる子どもに対し、イライラしてしまうのは当然のこと。

しかし、親が感情的になってしまってはいけません。親が感情をあらわにしてしまうと、それを見た子どもは「こうやって反抗すればいいんだ」と思ってしまいます。

子どもは親が思う以上に親の姿をよく見ているのです。あくまで冷静に、自分の姿を見せるような気持ちで接するようにしましょう。

親が取り乱し、感情的になるほど子どもの反抗は激しく、そして長引いていくことになるのです。

小学生の反抗期を軽くする方法

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子どもの反抗期は一種の生理現象であると述べましたが、それでも子どもの反抗を弱めることはできます。

中間反抗期は、口答えをすることが特徴ですが、その口答えの方法を教わるのは、他でもない親だと言われています。

子どもに間違いを指摘された際に言い訳をする、根拠のない叱り方をするなどの対応を日頃から行っていると、子どももそれをマネするようになります。

そのため、子どもの口答えを軽くするためには、まず親がお手本を見せる必要があります。

また、早起きをして日光を浴びることで、攻撃性を抑制する“セロトニン”という物質が活発になり落ち着くことができます。

睡眠不足はイライラを引き起こす原因にもなるため、できるだけ早寝早起きの習慣をつけさせましょう。

さらに、会話やコミュニケーションが不足していると感じた場合には、親子2人で出かけてみるのもいいでしょう。

時にはじっくりと会話する時間を設け、お互いの考えや思いを伝え合うことも重要です。

小学生の反抗期にパパができること

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子育ては大抵ママがメインで行う家庭が多いため、日頃はあまり子育てに参加できないパパが多いですよね。

パパは子どもが特別悪いことをしたときに雷を落とす役割であることが多いですが、普段子育てに参加していないパパがいきなり叱るのはNG。

子どもからしてみれば、「いつもは構ってくれないくせに」と不満に思ってしまいます。

人は叱られるときに、その相手が信頼できるかどうかで対応を変えます。日頃から子どもとコミュニケーションを取るようにしましょう。

また、ママが叱っているときに便乗するのもNGです。とくに小学生は叱られた際の逃げ場がとても少ないです。

ママからもパパからも責められれば、子どもは行き場をなくして落ち込んでしまいます。

ママが叱っているときは、パパは子どもを暖かく受け入れてあげるようにしましょう。

まとめ

「本来の反抗期との違い」や「親がやってはいけないこと」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

どんな子どもも親が好きなものです。反抗的な態度をとっても「いつまでも続かないだろう」と心を広く持つようにしたいですね。

良くも悪くも子どもは親のマネをします。子どもに健全に育ってほしいのなら、まずは自分がお手本となるように頑張りましょう!

●文/小柚子(フリーライター)
●追記/パピマミ編集部
●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)

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