気をつけろ!母にしわ寄せがやってくる子どもの冬ファッション
2020年1月10日 | よみもの気をつけろ!母にしわ寄せがやってくる子どもの冬ファッション

子どもの服装は難しい。
彼らは冬でも汗をかく。
代謝がすこぶるいい、という理由もあるが、大体の理由は意味もなく動き走り回るせいである。
とはいえ子どもの冬服は可愛い。
大人顔負けお洒落なデザインのジャンパーにニット。
ツイード生地の帽子にニットのマフラー。
親も我が子のお洒落に気合いが入るのも、冬のひとつの風物詩といえよう。
しかし
「暑い」
「ちょっとゴワゴワして動きにくい」
と、さなぎが蝶になるように、みるみると一枚ずつ脱皮しだす息子。
そして最後の1枚であるカーディガンをぬいだ後、息子は蝶のように羽ばたいていった。
カバンと両手いっぱいに、息子が脱皮した衣類を全て持ち、よろよろと息子の後をついていく母。
この光景もまた、我が家の冬の風物詩である。
とはいえ。なんとかならんのかこの悪しき風物詩の打破、と母はしばし考えた。
解決法は簡単だ。
着るものの枚数を減らせばいいのである。
文章にすると本当に間抜けな解決法だが、ここに気づくまで3年かかった。
「今日は寒いから」
「出先でエアコンが効いてなかったら可哀想だし」
と、母の不安の数だけ服を身にまとう息子。
子育て4年目にしてようやく気づいたのは
「子どもの冬のファッションは以外にも秋と変わらない」
ということ。
ベストが以外にも重宝する。
袖がないので動きやすそうだし、手を洗う時など腕まくりの邪魔をしない。
外出時はこれに、風邪を通さないジャンパーやコートを1枚パッと着るだけで十分そうだ。
ベビーカーに乗って移動の時はもう少し着こんでいたが、歩いて移動するようになった今、モコモコしたアウターも息子にはどうやら必要なさそうである。
我が家が住んでいる関西はこれで大体OKではあるが、住んでいる地域によってもちろん大幅に変化はあるだろう。
先日行った極寒の富士急ハイランドにこのファッションでは、多分息子は翌日風邪を引く。