【保育士さんにインタビューvol.11】子どもにしっかり伝わる叱り方 

パパ・ママの子育てのお悩みや疑問について、幼稚園や保育園の先生にアドバイスをいただくインタビュー記事連載企画。

第11回目は、子どもにしっかり伝わる叱り方について保育歴3年の鈴木先生にお話を伺ってきました!

子どもの叱り方ってとても難しいですよね。厳しすぎても落ち込んでしまうし、甘すぎると反省してくれないし…。

「どのように叱れば子どもにしっかりと伝わるの?」と疑問に思う方も多いと思います。

今回は、保育士さんに聞いた、子どもにしっかり伝わる叱り方をお伝えします!

先生紹介

先生の似顔絵を先生の妹さんが書いてくれました!

鈴木先生

保育歴3年、3歳のクラスの担任の先生
・通っていた幼稚園の先生が自分のことを認めて褒めてくれた。そんな先生が大好きで憧れていたことがきっかけで幼稚園の先生になる。

幼稚園での叱り方

ーー 幼稚園ではどんな時に叱るのですか?

安全に関わるようなことですね。

例えば、コンロに近づく、車道に出ようとする、お友達のことを殴る、盗む、いじめるなどをしてしまった場合です。

叱るときには、「〜だからいけないんだよ」「お友達は悲しかったって」などと、感情表現を混ぜた言い方で子どもが理解しやすいように叱ります。

ーー幼稚園で叱る時に気をつけていることはありますか?

みんなの前では叱らないようにしています。

みんなの前で叱ってしまうと、子ども達が「〜ちゃん怒られてた」とか「〜君、〜したらダメなんだよ!!」と言うようになってしまうので部屋の隅っこに寄って静かに叱ります。

これはお家でも一緒です。

子どもにも自尊心があるため、誰かに叱られているところを見られると自尊心が傷ついてしまうことがあります。

兄弟がいる場合には、出来るだけ2人きりになり、兄弟の前では叱らないようにしてみるといいですね。

子どもがなぜ叱られているかを理解できるまで教えることが大切です

例えば、水筒を振り回して歩いている子どもに対しては、「なんで先生が怒ったか分かる?」と聞き、考えさせます。
その反応を見て「水筒がお友達に当たったら痛いでしょ?骨折れちゃうかもしれないよ、遊べなくなっちゃうんだよ」と教えます。

説明した後はもう一度、子どもに「なんで水筒振り回したらいけないかわかった?」と聞き、「わからない。」と言う場合には、わかるまでしっかり教えるのがポイントです。

時にはイライラしてしまうこともありますが、感情のままに怒ってしまうと「〜先生が怒ると怖いからやらない」などとビクビクしてなんでも挑戦できなくなってしまったり、自信がなくなってしまう可能性があるので怒らないように注意しています。

また、怒鳴ると子どもも先生の真似をして大きな声を出してしまうので怒鳴るのはやめたほうがいいですね。

「叱る」と「怒る」は違いますので、お家でも怒らないように意識してみてください。

年齢によって叱り方は変わる?!

ーー幼稚園には3〜6歳の子どもがいらっしゃると思うのですが、年齢別に叱り方は変えているのですか?

年齢によって言葉の理解力が全く違うので叱り方も変えなければいけません。

2歳児には叱るというより教えます。
例えば、絵の具をぶちまけてしまった子どもがいたら、「ほら、こうなっちゃうからね。床汚くなっちゃうよ。」と説明する感じです。

3〜4歳児には、まず「〜をするとこうなるからやっちゃいけないんだよ。やめてね。」と何がいけなかったか教え、「〜したからごめんなさいだよね?」と、相手に「ごめんなさい。」と言えるように誘導してあげることが必要です。

5〜6歳児には何が悪いのか自分で考えさせるようにします。
例えば、いじめられた子がいたら、「〜ちゃん悲しいって言ってたよ。何がいけなかったと思う?」と子どもに問いかけます。
子ども達は「何がいけなかったのかな?おもちゃ取っちゃったからじゃない?」などと答えを出してくれますね。
また、子ども達が「ごめんなさい」と言いに来ても、何が「ごめんなさい」なのか理解できていなければ簡単には許さないようにしているんです。
何が悪かったのかわかっていないようだったら、「違うよ、それで叱ってるんじゃないよ」と、もう一度子ども達に考えさせています。

幼稚園は子どもが自立できるようにサポートする場所なので、年齢が上がっていくにつれて、自分で考えさせる機会を多く作るようにしています。

お家でも、ただ叱るのではなく、何がいけなかったのか理解できるように教えてあげるといいですね。

保育園や幼稚園に入る前に教えておくべきこと

ーー幼稚園に入る前までに家庭で教えておいて欲しいしつけはありますか?

トイレトレーニングはしておいてほしいです。

幼稚園でお漏らしをしてしまったら、幼稚園に行きたがらなくなってしまうこともありますので、入園前にトイレトレーニングを済ませておいてください。

また、できれば着替えなども自分で挑戦させるようにさせておいてほしいです。

着替えなどをいつもママにやってもらっていると、幼稚園でひとりで着替えようとしなくなってしまいます。

平日の朝で時間がないときにはやってあげていいのですが、休日で時間があるときには自分でできるまでやらせてみるなど、少しずつ挑戦させてみましょう!

突然何でも「ひとりで」となると寂しがってしまうかもしれないので、「幼稚園にはママやパパやお兄ちゃんはいないんだよ。でもお友達をいっぱい作って、遊んだりできる楽しいところなんだよ。」と伝えてあげましょう!

幼稚園に行きたがらない子どもはたくさんいますが、入園前に、幼稚園は楽しいところだということをママから伝えるだけで、子どもは安心して幼稚園に通うことができるようになります。

まとめ

今回は子どもにしっかり伝わる叱り方について鈴木先生にお聞きしました。

幼稚園の先生直伝の年齢に合わせた叱り方、ぜひご家庭でも真似してみてくださいね。

子どもが何が悪いか自分で理解できるようになると、同じことを繰り返さなくなるので、ママが叱る回数も減っていくでしょう!

第12回目のインタビュー記事もお楽しみに!

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