【保育士さんにインタビューvol.8】保育士のママが語る!保育士と保護者の違いって?

パパ・ママの子育てのお悩みや疑問について、幼稚園や保育園の先生にアドバイスをいただく、インタビュー記事連載企画。
第8回目は、「保育士と保護者の役割の違い」について保育士歴26年で、2児のママでもある早見先生にお話を伺ってきました!

保育士であり、ママでもある早見先生だからこそ感じた違い、それぞれの役割についてお聞きしていきます!

先生紹介

保育園のお子さんが先生の似顔絵を書いてくれました!

早見先生
・保育士歴26年、保育園の2歳児担当。
・中学校の先生に「保育園の先生なったらいいかもね、向いてそうだよ」と言われたことがきっかけで保育士になる。

保育士と保護者の違い

ーーまず、単刀直入にお聞きします。保育士と保護者の違いって何だと思いますか?

1つ目は、保育士が1人の子どもと関わることができる時間は限られていますが、保護者が子どもと関わる時間は長く続くという点です。
保育士は子どもが0歳〜5歳の頃にしか関わることができないので、園児が卒園してしまうとその後の成長を見守ってあげることができなくなってしまいます。
2つ目は、感情的になってしまうのが保護者、感情的になってはいけないのが保育士だという点です。
保育士の立場の時は、園の子どもたちに平等に接する必要があるため、カッとなってしまったり、イライラしないように接していますが、自分の子どもにはそうもいかないことも。
「しっかり育って欲しい」という想いがより強いからか、叱る時には感情的になってしまうことがありますね…。

保護者の役割と保育士の役割

ーー保護者の役割、保護者が子どもにできることって何ですか?

親の役割として何より大切なことは、愛情を注いであげることです。
親は子どもが成長するために必要なことの全てを様々な方法で伝えていく存在です。
命をつなぐためだけにお世話をするというだけなら、親ではなく、他人にもできるかもしれません。
しかし、子どもはお世話をしてもらうだけでは、生きていくことができないのです。
話しかけたり、触ったり、見てあげたり、笑いかけてあげたりすることを通して子どもは人と関わることの素晴らしさを学んでいきます。
子どもは可愛がられて育つと、「自分が生まれて来たことっていいことなんだ!」と感じることができ、幼稚園や学校に行って新しいことに出会った時に挑戦してみようという意欲や、たとえ失敗しても、次に頑張ろうという気持ちを持つことができるのです。
子どもとの関わり方が上手かどうかは関係ありません。お母さんなりの方法で、お子さんを可愛がってあげてください。

ーーでは、保育士の役割って何なのでしょう?

保育士は、子どもの世界を広げてあげることが大きな役割です。
幼稚園では遊びを通して、自分の好きなこと、やってみたいことを見つけ、「面白いな!」「不思議だな!」と感じてワクワクするような毎日を過ごせるようにサポートします。
また、子どもたちは友達と遊んだり、ケンカしたり、協力したりしながら人との関わり方を学んでいきます。
幼稚園や学校という集団生活を通して、自分が社会の中でどうやって生きていったらいいのかをつかみ取っていくのです。

ーー保育士から保護者になる時に子育ての仕方・考え方で変わるところはありますか?

一度に面倒をみる子どもの人数が、保育士は複数人、保護者は1人ですので、子育ての仕方はぜんぜん違います。
保育士として働いて子育てには慣れているつもりでしたが、自分の子どもの子育ての時には、多くのママ達と同じように悩んだり、イライラしたりすることはよくありました。
1人の子どものお世話を朝も夜もずっとしていなくてはいけないということは自分の子どもが生まれるまで経験したことのないことでしたね。
また、保育者としてたくさんの子どもと関わっていても、自分の子どもには「なんでうちの子ばかりがこういうことするんだ」と思ってしまうこともあるんです。
例えば、子どもが嘘をついたとき、保育者の立場ではすぐに見抜けましたが、保護者の立場になると見抜けないことがあります。
我が子のことは信じたい、都合の悪いことは知りたくないという気持ちが入ってしまうからなのですかね(笑)

子どもとの関わり方

ーー先生が保育園の子どもと関わる上で気をつけていることはありますか?

  • 自然な笑顔で接すること
  • 子どもと目線を合わせること


ですね。

まず、自然な笑顔で接することは子どもに安心感を与えることができます。
子どもというのは、大人が考えている以上に周囲の表情や出来事にとても敏感です。
特に保育園の子どもは、保育士の笑顔に敏感に反応するため、不自然な笑顔には違和感を覚えやすいんです。
ですので、自然な笑顔で子どもと接するようにしています。
子どもと目線を合わせることも大切です。子どもは上から見下ろされてしまうと、大人に対して威圧感を覚え、身構えてしまいます。
目線が同じなら、その心配もなくなるため子どもも打ち解けて話しやすくなります。

まとめ

今回は、「保育士と保護者の役割の違い」について早見先生にお話を伺いました。
保育士と保護者、立場や役割は違いますが、一緒に子どもを育てる仲間として連携を取れるといいですね。
子どもと笑顔で接する、目線を合わせるなどは、ご家庭でも意識してみてください!

第9回目のインタビューもお楽しみに!

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