【父とわたしの26年間】 第ニ話 :体が動かなくなる父と、離れて住む娘
2019年7月30日 | よみもの【父とわたしの26年間】 第ニ話 :体が動かなくなる父と、離れて住む娘

これは、今から9年前にお別れした父のお話です。
家族の病気、介護そして別れについて話すので、苦手な方は読まないことをおすすめします。
私が26歳のころの話です。
当時一歳半の子ども(長男)を育てるワーキングマザーでした。
ある日、仕事から帰宅するころに携帯に一通のメールが届きました。
大阪で姉と二人暮らしをする父からのメールでした。
うちの父は生まれつき難聴なので、電話で会話が難しいです。そのため大半はメールでのやりとりです。
もともとインドアな人で運動不足なのはさておいて、「自転車で横転した」ことが気になりました。
大人が自転車で横転するって、なかなかないですよね…。
定年を迎えたとはいえ父はまだ67歳です。
心配になり姉にも話を聞いてみまると、やはり本当に体が不自由になったのだそうで、さらには横転して以来、自転車に乗らなくなったのだそうです。
父とのやりとりを姉に伝えると、とりあえず今は帰ってこなくても大丈夫とのことでした。
8月のお盆休みで大阪に行くことにしました。 その間は父とこまめに連絡を取り合っていました。
そして8月。数か月ぶりに再会した父は別人のようにやせていました。
その時の情景を今もはっきりと覚えています。
次回へ続きます。
●ライター/スガカズ
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