早期教育は効果アリ? 早期教育の種類とメリット・デメリットを解説

子どもにはできる限りのことをしてあげたい。
保護者の方であれば、きっとそうお考えのことでしょう。
「幼いうちに教育に始めたほうが、子どものためになるのかもしれない」と、早期教育について検討中の方も多いのではないでしょうか。
しかし早期教育にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
早期教育を受けさせた場合の注意点についても説明いたします。

早期教育とは

早期教育とは、未就学児童向けの教育のことです。
一般的に子どもは6〜7歳で小学校に入学して義務教育を受け始めますが、それ以前に受ける教育を早期教育と呼びます。

早期教育の種類

早期教育にはどのようなものがあるのでしょうか。
早期教育の種類について解説します。

子どもの芸術面の能力を伸ばす

ピアノや工作といった、音楽や美術といった芸術面の能力を高める習い事も早期教育の一つです。

子どもの記憶面の能力を伸ばす

文字や数字、英語なとの外国語学習など、記憶に関わる分野の能力を高める目的の教育です。

子どもの運動面の能力を伸ばす

スイミングや空手などが含まれます。
基礎体力を養い、精神面での鍛錬にもつながるものです。
バレエなどのダンスは芸術的な側面もありますが、運動系の学習でもあります。

早期教育はいつから始める?

人間は3歳までの乳児期に右脳が発達し、3歳以降の幼児期に左脳が発達すると言われています。
右脳は、芸術的感覚や直感、空間認識力をつかさどるもので、左脳は論理的思考や計算の機能を担当します。

このことを踏まえると、3歳以前には数を使うものより、イメージに訴えるものやダンスといった視覚や体全体を使う学習のほうが効果は高そうです。

早期教育のメリット

早期教育のメリットとしては、以下のようなものがあります。

興味のあることや得意分野を伸ばせる

幼いうちにさまざまな分野の刺激を与えることで、その子が何に興味を示し、何を面白がるのか見えてきます。
早いうちに得意分野が見つかれば、幼い時期からじっくりと着実に能力を伸ばしていけることでしょう。

社会性が身につく

早期教育は集団で行われることも多いです。
ほかの子どもと触れ合う機会が増えれば、知らず知らずのうちに社会性が身につきます。
また、同程度の年齢の子どもと一緒にいることで、子ども自身の気分転換にもなります。

脳の発達によい影響が期待できる

脳科学においては、低年齢であるほど脳の能力が高いと言われています。
脳の活動が活発な小学校入学前の時期に、適切な刺激を与える機会を作ることは、子どもの脳の発達に良い影響をもたらすことでしょう。

早期教育のデメリット

早期教育には弊害もあります。子どもによっては早期教育がマイナスになることもあります。
例えば下記のような3つの場合です。

成長とともに効果が弱まる

ほかの子どもに学習の経験が少ない低学年のうちは、早期教育を受けた子どもが能力的に抜きん出ていることが多いです。
しかし、中学生くらいの年齢となると、早期教育を受けていない子どもも成長して能力的に追いついてくることで、あまり差がなくなるケースが見られます。

子どものストレスになる

保護者の方が選んだ早期教育の内容が、子どもの個性に合っていない場合は、教育の効果が出ないばかりか、子どもに不必要なストレスを与えることになります。

幼い子どもは自分の気持を表現する能力が未熟です。
また親の期待に応えようとするあまり、嫌がっていても言い出せないことがあります。この場合の早期教育は弊害でしかありません。

子どもの主体性を奪う恐れがある

早期教育のカリキュラムは、子どもに自分から何か始めさせるのではなく、教育者側がきっかけを与え、それに対して受け身で反応するという形が多いようです。
この場合子どもの創造性を磨いたり、主体性を身につけたりといった面では、マイナスに働く可能性があります。

効果的な早期教育のポイントと注意点

早期教育で効果を出したい保護者の方が心がけるべきポイントと、注意点についてご紹介します。

子どもの「好き」を大切にする

いろいろな教育を試してみて、子どもが楽しんでいないようであれば、方向転換しましょう。
その子が好きなことを伸ばすのが、早期教育で効果を出すポイントです。

親子で楽しめるものを選ぶ

早期教育を子どもだけのものと決めつけず、お互いに楽しむことも考えてみましょう。
外で教育のプロから受けるものだけでなく、家庭内で子どもへの絵本の読み聞かせなども立派な早期教育です。

過剰な期待や他人との比較はしない

ママ友の子どもなど、周囲の子どもと比較しないことは大切です。
子どもは一人ひとり違う個性を持っています。
「〇〇ちゃんは上手にできているのに……」などと、よその子どもと比べることは厳禁です。
子どもの心が追い詰められてしまいます。

まとめ

早期教育は、子どもの特性に適した場合は大きな効果が期待できます。
ただ年齢とともに教育効果が消えていくことも考えられます。
子どもとの相性が良くなかった場合は子どもがストレスを抱えるなど、逆効果となることもあり得ます。

過剰な期待をせず子どもが楽しめること、子どもがやりたいことを第一に考えて取り組めば、早期教育は無駄にはならず、子どもの成長にプラスとなることでしょう。