【プロ直伝】正しいシャンプーの仕方で自宅でサロン帰りのツヤ髪へ
2019年7月9日 | よみもの【プロ直伝】正しいシャンプーの仕方で自宅でサロン帰りのツヤ髪へ

ヘアサロンでのシャンプーって、気持ち良いですよね。最近は、サロンクオリティのシャンプーやヘッドスパ目当てにサロンに通う人も増えているようです。
今回は、原宿のヘアサロン「SENSE hair」ご協力のもと、ヘアスタイリストたちが実践している、髪を洗うプロの技をご紹介します。毎日のシャンプーにちょっとしたひと工夫を足すことで、サロンと同じくらいのクオリティを実感できますよ!
STEP1:本洗いの前に、予備洗いで汚れを落とす
「多くの人にとって、髪を洗うことは毎日の習慣です。そのため、忙しいと、とりあえずシャンプーとコンディショナーをつけて流すだけという雑な洗い方になりがちです。髪や頭皮に刺激を与えず、しっかり汚れを落とすために、シャンプーでの本洗いの前に、まずはお湯だけで予備洗いをしましょう」
予備洗いのやり方
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(1)お湯(40度弱くらい)で、頭皮と髪の毛を濡らす。ロングヘアの方や髪の量が多い方は、全体に水分が行き渡るようにしっかりとシャワーをあてる
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(2)シャワーでお湯をかけながら、指でやさしく頭皮と髪をもみこむようにして洗う。予備洗いをすることで、整髪剤や汗などの汚れの大半を落とすことができる
最初にお湯だけで洗うことで、次のステップで使うシャンプーの泡立ちが良くなり、頭皮と髪への負担を減らすことができるそうです。
STEP2:シャンプーを十分に泡立てる
「サロンでは、シャンプーをそのままお客様の髪につけることはしません。シャンプーを粘度が高い状態で頭皮につけてしまうと、すすぐ時にきちんと落とせず毛穴がつまる原因になってしまうからです」
シャンプーの泡立て方
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(1)シャンプー(500円硬貨くらいの量※)を手に取り、少しお湯を加えて泡立てる
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(2)十分に泡立ってから、頭全体にまんべんなくつける
※目安です。シャンプーの種類や髪のボリュームによっても適量は異なりますので、製品の使用法をご確認ください
うまく泡立てられないという場合は、洗顔フォーム用の泡立てネットなどを使うと時間短縮できそうですね。
STEP3:頭皮をもむ感覚で丁寧に洗う
「髪を洗うというと、髪の毛ばかりに意識がいきがちなのですが、実は、頭皮の方が汚れていることが多いので注意が必要です。ささっと洗って流すのではなく、もみこんで洗うことを心がけてみてください。継続するうちに頭皮の血行も良くなりますよ」
髪を洗う順番
シャンプーを頭にのせたら、指のはらを使って頭皮をつかみ、地肌をもむようにして洗う。洗い方は下記の1〜4の順番で
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後頭部(首の生え際から、頭頂部に向けて縦に洗う)
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側頭部(耳付近の生え際から、側頭部を横洗い)
- 頭頂部(前後に指を動かし、しっかり洗う)
- 前頭部(生え際を上下に動かしながら、真ん中からこめかみあたりまでをしっかり洗う)
- 最後に、1〜2分かけて、頭頂部や耳に近い側頭部、後頭部下うなじ近くを指でぎゅっと押す
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ポイントは指の腹の部分を使うこと。爪を立ててしまうと、頭皮が傷ついて皮脂の分泌が増えてしまうそうです。
STEP4:シャンプーの泡を細かい部分までしっかりすすぐ
「仕上げはすすぎ。ヘアスタイリストが気を付けているのは、髪の生え際や襟足のあたり、耳のまわりなど、細かい部分までしっかりと洗い流すこと。すすぎ残しは頭皮のかゆみやフケの原因になるので、気を付けてくださいね」
すすぎとコンディショナーのやり方
(1)シャワーのお湯を地肌にしっかりとあて、頭皮と髪にぬめりを感じなくなるまで洗い流す
(2)この後、コンディショナーをつける場合は頭皮につかないように気を付けながら髪の毛全体にもみこみ、シャンプーの時と同様に、しっかりすすぐ
最後に
ここまでの所要時間は5分ほど。手順は私たちがいつもしていることと同じですが、それぞれのステップで一工夫することで、サロンのクオリティに近づけることがわかりました。髪と頭皮の健康は毎日の洗い方から、ですね。
【取材協力】
SENSE Hair
原宿のヘアサロン。トレンド感と持続性のあるヘアスタイルを提案している。SHIGETAのオイルを使ったプログラムなど、ヘッドスパメニューも充実。→SENSE Hairホームページへ