胎教ってするべき?胎教の効果とおすすめの方法とは
2019年6月27日 | よみもの胎教ってするべき?胎教の効果とおすすめの方法とは

胎教ってするべき?胎教の効果とおすすめの方法とは
「はじめての妊娠、胎教ってよく聞くけど自分もするべき?」
「やるなら、胎教はいつからはじめたら良いのだろう?」
このようなお悩みをもつ方は多くいらっしゃるでしょう。
また、胎教が「胎児への教育」だと思っている方も多くいらっしゃいます。
胎教は、お腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションをとる手段です。
胎内記憶の有無に関して、様々な議論がありますが真相は定かではありません。
胎教は実際にお腹の赤ちゃんが何かを学んだり、影響を受けたりというよりは母親の気持ちや体調をリラックスさせるための手段だといわれています。
お母さんがリラックスしていることは、お腹の中の赤ちゃんにとっていい影響を与えます。
この記事では以下のことについてお伝えしています。
- 胎教とは何か
- 胎教をいつからはじめるべきか
- 胎教による効果は?
- おすすめの胎教について
はじめての妊娠で様々な不安があるでしょう。この記事を読むことで、赤ちゃんとのコミュニケーションをとるきっかけになれば幸いです。
胎教って何?
胎教という文字から、胎教を「胎児への教育」だと考えている方も多いでしょう。
胎教はお腹の中の赤ちゃんに対して何かを教育したり影響を与えたりするものではなく、実は赤ちゃんとコミュニケーションをとることなのです。
ここでは胎教について詳しくお伝えします。
胎教は「胎児への教育」ではない
胎教は、お腹の赤ちゃんとコミュニケーションをとることをさします。
- クラシック音楽を聞かせて優しく穏やかな子にしたい
- 英会話が得意な子になってほしいから英語を聞かせよう
- 宝塚に入ってほしいからミュージカルの音楽を聞かせよう
胎教というと、このようなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
胎教はお腹の赤ちゃんに対し、直接的な影響を与えるものではありません。英会話の教材を聞かせたら英語が得意な子になるわけでも、クラシックを聞かせたら穏やかな子になるわけではないのです。
胎教は教育的な意味を持っているのではなく、お腹の赤ちゃんに対するコミュニケーションだと考えてください。
お腹の赤ちゃんに対し、やさしい気持ちで話しかけたり歌を歌って聞かせたり、手でお腹をタッチすることで赤ちゃんに気持ちを伝えることができます。
お母さんだけでなく、お父さんがお腹をなでたり話しかけたりすることも胎教のひとつ。
こういう子どもになって欲しいという思いを込めて教育的なことをするのではなく、お腹の赤ちゃんに対し愛情ややさしさを伝えるつもりで行いましょう。
胎教はいつからはじめるべき?
お腹の赤ちゃんの脳や耳、触覚が発達するのは妊娠5カ月ころからだといわれています。
この頃になると赤ちゃんに音が伝わるようになります。意識して話しかけたり、音楽を聞かせたりするのはこの時期から始めるご両親が多いようです。
しかし、胎教をはじめる時期に関して決まりはありません。
お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションと考え、妊娠が分かった時から赤ちゃんを意識して生活したり話しかけたりすることも胎教です。
赤ちゃんに対し、挨拶や呼びかけてみることは妊娠初期からはじめてもいいでしょう。
胎教による効果について
胎教は教育ではないとお伝えしましたが、どのような効果があるのでしょうか。
実は、胎教による効果は母親に対するものが一番大きいのです。
お腹の赤ちゃんのことを思いながら、優しく話しかけお腹をなでてあげることで妊婦がリラックスすることができます。
妊娠中は体調が悪くなったり、気分が落ち込んだりと妊婦にさまざまな変化が起こります。
そんな中好きな音楽を聞いたり、きれいな景色を見たりすることでお母さん自身がリラックスできます。お母さんが良い気持ちでいることはお腹の赤ちゃんにも伝わり、赤ちゃんも気持ちよく過ごすことができるのです。
つまり胎教による大きな効果は、妊娠中のお母さんが心地よくリラックスして過ごすことです。
お母さんがリラックスして過ごせるように、体が辛いときにはお父さんがフォローすることも胎教のひとつ。ふたりで赤ちゃんに話しかけたり、お腹をなでたりと生まれる前からコミュニケーションをとるようにすることを心掛けてください。
おすすめの胎教6選
ここではおすすめの胎教を紹介します。
ここで紹介する胎教はお母さん・お父さんだけではなく、おじいちゃん・おばあちゃんやお友達にも行ってもらっても良いものです。
お腹の赤ちゃんにみんなが楽しみに待っているという気持ちをぜひ伝えてみてください。
挨拶・話しかけてみる
お腹の赤ちゃんに胎児ネームをつけてみましょう。
胎児ネームとは子どもの名前ではなく、お腹の中にいる胎児の期間中の名前のことです。
声をかけやすいように好きな胎児ネームをつけて、話しかけてみましょう。
「おはよう」「元気?」といった挨拶から、「今日は公園に来ているよ」という日常会話まで、積極的に赤ちゃんに声をかけてみてください。
音楽を聴く
胎教といえば音楽、と考える方も多いのではないでしょうか。
クラシック音楽が胎教に良いといわれていますが、お母さんが好きな音楽であれば何でも問題ありません。
クラシック音楽が苦手なお母さんが無理して聞くことで不快な感情になるよりは、好きな音楽を聞いてリラックスできることの方が重要です。
お母さんがリラックスして楽しいと感じると、お腹の赤ちゃんにも伝わります。
歌をうたう
お母さんが子どもに子守唄を歌ってあげるように、お腹の赤ちゃんにもうたってあげることもおすすめです。
子守唄のような童謡でも良いですし、自分の好きな歌をうたうことでお母さん自身のテンションが上がることが良いとされています。
うたうことが苦手な方は無理する必要はありません。あくまでも自分自身が心地よいと思えることを行うことが大切です。
絵本を読む
お腹の赤ちゃんに向けて絵本を読むことは、お母さんの気持ちをリラックスさせる効果があります。
お母さんが好きな内容のものか、生まれてきたら読んであげたい絵本を選びましょう。
お腹をなでる
とてもシンプルですが、お腹をなでることも胎教のひとつです。お腹をなでることが赤ちゃんに対して刺激になります。
妊娠8~10カ月頃になると赤ちゃんに温度も伝わるようになります。お腹をなでる前には手をあたためておきましょう。
適度に運動する
妊娠するとお母さんの体はくみやすくなります。血行を良くするため、また気分転換のためにお散歩やウォーキングといった適度な運動を心掛けましょう。
近年、マタニティヨガの人気があります。
マタニティヨガも胎教の一環として行うとよいでしょう。
ヨガといっても激しい動きをするわけではなく、呼吸法を意識してリラックスをしたりゆったりとした動きのポーズを行います。ヨガは精神を安定させる効果もあるので、胎教という点からみてもおすすめの運動です。
胎教効果まとめ
胎教というと、英才教育の一環といったイメージを持っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし胎教の本来の目的は、お母さんがリラックスすること。
心身ともに変化の多い妊娠期間中に、お母さんがリラックスすることでお腹の中の赤ちゃんにも良い影響が与えられます。
胎教で重要なことは、お母さんが心地よいと感じられることです。
様々な胎教をすすめる情報がありますが、気持ちいいと感じられることを選ぶようにしましょう。
また、お父さんもお母さんがリラックスして過ごせるようにお手伝いやマッサージをしてあげると良いでしょう。お母さんをサポートすることも大切な胎教のひとつです。
妊娠が分かった時から、お腹の赤ちゃんに話しかけたりお腹をなでたりすることで積極的にコミュニケーションをとることを心がけてみましょう。優しい気持ちが赤ちゃんにも伝わりますよ。