幼児英語はいつから始めるのがベスト?早期英語教育のメリットと注意点
2019年6月24日 | よみもの幼児英語はいつから始めるのがベスト?早期英語教育のメリットと注意点

幼児に英語を教える場合、教育はいつから始めるのがいいかご存知でしょうか。
小学校入学前に習い事をしている子どもは50%を超えると言われており、早期教育に関心の高い親御さんは多いです。早期教育の中でも英語など語学系は、いつごろから学ぶのが効果的なのでしょうか。
ベストな時期を逃すと、十分に効果を得られない可能性があります。
いつから取り組むべきなのかに加え、取り組む際の注意点や、学習方法を選ぶポイントをまとめてお伝えします。幼いうちから英語を教えようか迷っている方の参考になれば幸いです。
幼児英語を始めるベストな年齢
結論から言うと、幼児英語を始めるベストな年齢には諸説あり、どれが正しいとは一概には言えません。
今回は年齢別に、その歳から始めるメリットやデメリットをお伝えします。
0歳から始めるのは、親が疲弊しがち
いくら幼児英語学習といえども、0歳から始めるのは親が疲弊しがちです。0歳では言葉を理解したり、話したりすることができないため、子どもが学習したのか確かめようもありません。
0歳では気を付けないといけないことが他にもたくさんあり、その上効果があるのか反応もなくてわからない英語教育も始めるのは、継続が難しくなってしまうでしょう。
幼児教育は早く始めた方がいいのですが、親の負担を考えるとまだ行わなくてもいい時期とも言えます。行うとしても無料の英語音楽を流し続けるなど、負担の少ないものにするといいでしょう。
1〜2歳から始めるのがいいと言われている
幼児英語は1~2歳から始めるといいと言われています。
ネイティブな発音も聞き取れる「英語耳」が備わるのが、2歳くらいまでと言われているからです。日本人が苦手としている「L」と「R」の聞き分けや、発音などを体得できる可能性が高まります。
英語教育を始めるのであれば、この時期から継続的に行ってみてはいかがでしょうか。
3歳からは、日本語に興味を示す時期なので難しい
3歳から英語教育を始めようとしても、日本語に興味がわき始める時期なので、英語学習を嫌がってしまう可能性があります。
1~2歳の内から英語に触れさせておくことで、3歳になっても英語を自然に受け入れられるということもあるので、やはり始めるなら3歳より前の方がいいでしょう。
小学校3年から始めると、興味を引き出せる可能性アリ
小学校3年生ごろから英語教育を始めるのもいいと言われています。もちろん、英語に触れるのは早ければ早いほどいいので、幼い頃から聞かせておくのはいいと思います。
ではなぜ小学校3年生から始めるのもいいかというと、以下の理由があります。
- 小学校高学年からが英語学習が始まるので、「勉強」としてとらえてしまう。その前である3年生ごろは興味をもちやすい
- 日本語への影響がない(母国語が未発達になるという問題を避けられる)
- 成長がみられる
小学校3年生は、勉強もそこまで難易度が高くなく、興味関心を引き出しやすい時期です。「勉強」としてではなく、本人が楽しんで取り組んでくれる可能性が高いです。
詳しくは後述しますが、3年生ごろから始めるなら母国語である日本語への影響がありません。また、このくらいの年齢になると、子どもの成長がわかるのもメリットです。一緒に目標をたてて取り組んであげると、より効果を実感できるでしょう。
英語は大人になってからでも体得可能だけど、早い方が得できる可能性がある
英語の教育はいつから始めた方がいいかという問題には、コレという正しい正解はないですが、一応「1~2歳の内に始めるのがいい」という考えが主流のようです。
とは言っても、大人になってからでも学習して体得することも不可能ではありません。本人の努力次第では、何歳からでお身に着けることができるでしょう。それでも幼児教育をする人が多いのは、やはり学習は早ければ早いほど得する可能性があるからです。
幼児に英語学習を始めるのはいつからがいいかという問題の答えは、「1~2歳の内に始める方が早く体得できる可能性は高いけれど、遅く始めても本人のやる気次第で学習することはできる」ということになるでしょう。
幼児英語教育をする時に注意すべきこと
幼児英語教育をするときに、注意すべきことがあるのでお伝えします。
英語と日本語両方にふれさせる
幼児英語教育をする際、日本語でも話しかけるようにしましょう。肝心の日本語をうまく体得できなかったり、話すのが苦手な子になってしまったりする可能性があります。
幼い頃は、自分のことを表現できるようになることが重要ですので、日本語を伸ばしてあげることも忘れないようにしましょう。
音声ベースの学習を中心にする
幼い子どもには、「読む・書く」という学習よりも、「聞く・話す」学習の方が向きます。英語をたくさん聞かせて、まずは音に触れさせるようにしましょう。
そのうち、聞いた英語を真似するなどしながら学習していきます。
幼いうちは特に、「興味をもつこと・楽しむこと」が、学習の効果につながります。そのようにするためにも、音声ベースの学習を中心にしましょう。
親が積極的に英語を話しコミュニケーションツールにする
親も積極的に英語を話すようにして、英語でコミュニケーションをとっていきましょう。そうすることで、「勉強」としてとらえずに、「コミュニケーションツール」として認識できるようになります。
さまざまなシーンで英語を使うことにより、さらに理解も深まるでしょう。
学習は継続させて、定着するようにする
英語の学習では、継続が重要です。長い時間かけて行っていき、少しずつ定着していきます。
また、同じ教材を繰り返し使うことも大切です。何度も聞いている内に、フレーズをまねるなどしながら覚えていくものなのです。
少し行って効果をだしたいと思ってしまうものですが、幼児英語学習は長期的に考える必要があります。始める段階で、約2年は継続して続けると決めてから始めましょう。
英語教育は、実は体力と気合が必要な、大変なことなのです。
学習効果を期待しすぎない
幼児の学習能力は高いと言われていますが、英語が気に入るかどうかはその子次第。「英語の教育をしているから、英語ができるようになるはず」と期待しすぎないようにしましょう。
幼児教育では、勉強的に文法などを理解させようとせず、まずは音に慣れさせるつもりで始めましょう。期待しすぎると、お互いにとってストレスになってしまいます。
幼児英語学習向けの教材など、学習方法を選ぶポイント
幼児英語学習向け教材など、学習方法はたくさんあります。
- オンライン英会話
- 英語学習アプリ
- 英会話教材
- 英会話教室
たくさんの選択肢があるからこそ、どんな学習方法を選べばいいか迷いますよね。学習方法を選ぶ際のポイントについてお伝えします。
楽しく学べるもの
幼児教育において、楽しさは重要です。親が強制的にやらせるという意味合いが強いと、子どもにストレスを与えてしまいますし、学習効果も薄くなってしまいます。
子どもも興味をもてそうな見た目であったり、ゲーム感覚で学べたり、楽しめそうな工夫があるものがいいでしょう。
親とコミュニケーションをとりながら学べるもの
実際にコミュニケーションとして使えそうなものも、楽しめますし学習効果が高くなるでしょう。インプットばかりでなく、アウトプットできるような学習方法だとより学習効果が高くなります。
音声や映像など、流しっぱなしで英語に触れられるもの
幼い子どもの子育ては大変ですし、英語学習は継続が重要なので、流しっぱなしでいいものは続けやすいです。アニメなどは子どもも興味をもって見てくれるでしょうし、おすすめです。
カリキュラムがしっかりしているもの
カリキュラムがしっかりしていそうかは確認しましょう。たとえば、英会話教室を選ぶ際、ネイティブな先生がいるからといって、カリキュラムがしっかりしていなければ、ただ遊んでいるだけで効果が薄いということもありえます。
どのような内容で学習をするのかも、チェックするようにしましょう。
日々継続して使えるもの
英語学習は継続が重要なので、長く継続して使えそうなものだといいいでしょう。1回使ったら終わってしまいそうなものや、週に1回しか使わなさそうなものだと、学習効果は薄くなってしまいます。
毎日楽しく使えそうなものを選びましょう。
まとめ:英語学習は何歳からでも!ただし、幼児期の学習能力は高いので効果的
英語の学習は、何歳からでも意欲さえあれば意味はあります。「絶対にこの時期でなければ効果がない!」ということはないのですが、幼児の学習能力は高いので、幼いころから始めた方が効果的であると言えるでしょう。
とくに、リスニングや発音は、大人になってから体得するのが難しいこともあります。幼児教育を行う際は、音声ベースの学習方法にすると、より効果を感じやすいでしょう。
とにかく約2年間は毎日続けるくらいのつもりで始めなければ効果は出づらく、実は親の体力と気合が必要なのが幼児英語教育です。とはいえ無料で始められる方法もあるので、少しずつ始めてみて、継続できそうかどうか判断されてはいかがでしょうか。