【プロ直伝】髪をキレイにしたいならコレ!自宅でできる簡単頭皮ケア3つ
2019年7月4日 | よみもの【プロ直伝】髪をキレイにしたいならコレ!自宅でできる簡単頭皮ケア3つ

最近、「ヘアアレンジと同じくらい、抜け毛や頭皮ケアのことが気になる」という女性が増えている気がします。自分なりにやってみるものの効果があるのかちょっと不安、という方のために、髪質改善サロンのオーナー・持田卓子さんに自宅でできるケアについて教えてもらいました。
頭皮の状態チェック<2ステップ>
「まずは、現在の頭皮の状態をチェックすることから始めましょう。チェックポイントは2つあります」
1. 頭皮の色をチェック
「頭皮の色は普段なかなか見ることがないかもしれませんが、ぜひ一度確認してみてください。鏡を2枚使ったり、家族に頼んで見てもらったりすると良いですよ」
- 良好) 一番良い状態は、少し青みを感じるくらいの白色
- 注意) 赤味がかっていたら、新陳代謝が悪くなっている証拠なので要注意
- 危険) もし、赤茶色になっていたら、かなり血行が悪くなっているので対策が必要
2. 頭皮のかたさチェック
「頭皮の血行が悪くなると、酸素がしっかり行きわたらないので頭皮全体が石のように硬くなってきます。そうなると、髪に栄養を届けられなくなり、抜け毛やダメージの原因になってしまいます。シャンプーをする時のように両手の指先で頭皮をつかみ動かしてみましょう。『硬い』、『痛い』と感じたら血行不良のサインです」
まずは現在の状態を確認! ですね。自分ではよくわからない場合は、行きつけのサロンで見てもらうのも良さそうです。
自宅ですぐできる頭皮ケア3つ
1. 頭皮にアロエローションをつける
「抜け毛の原因とされる5αリラクターゼという物質があるのですが、アロエにはそれを抑制する効果があると言われています。また、アロエに含まれるアロインという物質には育毛効果も期待できます。保湿もできるので、乾燥対策にもなりますよ。できれば生のアロエの実の部分を頭皮や髪に塗るのがおすすめですが、難しい場合はアロエ配合でノンオイルのローションを選ぶと良いと思います(※)」
※アロエは栄養豊富な分、多少刺激を感じる方もいるので、肌が弱い方はパッチテストをしてからご使用ください
2. ブラッシングを習慣にする
「ブラッシングのタイミングは2回。髪を洗う前と、洗髪後に髪を乾かした後です。シャンプー前にブラッシングをすると汚れが落ちやすくなりますし、マッサージ効果で血行が促進されます。ドライヤー後のブラッシングには血行を良くし髪に艶を出す効果があります。ブラシはできるだけ天然素材の物を使いましょう。また、ブラッシングは下から上へ、が基本。髪と頭皮を持ち上げるようにして下から軽くすくいあげ落とす、とこまめに繰り返します。上に向かってブラシを動かすことは、リフトアップにもつながります。忙しい時は、おじぎをするようにして頭を下げた状態でブラッシングしてもOK。かなり時間が短縮できます」
3. カラーリングの負担を減らす
「安くて手軽なことからホームカラーを使う方が増えていますが、美容室で使用するカラー剤に比べて強い成分で調合されているため、頭皮に残りやすいというデメリットもあります。薬剤が残ると抜け毛が増えるので、できる限りホームカラーは控えてください。また、美容室でカラーリングやパーマをお願いする際も、抜け毛や頭皮の状態を気にしていることを事前に伝えて、できるだけ肌と髪に優しいものを使ってもらうと良いですね」
持田さんご自身も肌が弱いそうで、カラーリングの際は薬剤の選び方、塗り方に細心の注意を払っているそうです。傷んでから慌ててケアをするのではなく、できるだけ予防することも大事ですね。
プロのアドバイスを参考に、今日から頭皮ケアを始めてみませんか?
【取材協力】
持田卓子
「『今までで一番、自分の髪が好き』10年後もそう言える、美しい髪に変えていく」をテーマに、日々、女性たちの頭皮と髪の悩みに応える、髪のコンシェルジュ。2015年1月には、沖縄県那覇市に髪質改善サロン「pour le Mieu(プールミュー)」をオープン。