女性特有の悩みに効く!身体の不調を整えるお灸のススメ

「お灸」といえば、背中にもぐさの塊をのせて、熱さに耐えながらおこなうもの……といった渋~いイメージはありませんか?

ところが最近では、美容を目的に鍼灸を施す美容鍼(びようしん)を取り入れる美容外科やエステサロンも増え、東京の青山や渋谷といったオシャレな街にも鍼灸院がオープンするなど、若い女性を中心に「お灸=美容」のイメージが広がってきています

進化する現代のお灸とその美容効果を、じっくりご紹介しましょう。

女性特有の悩みにお灸は効果絶大

最近ではお灸を取り入れるエステサロンも
お灸といえば、腰痛やリウマチ、四十肩や五十肩などに効果がある、年配の方に向けた治療法と思われがちです。しかし、実は、血流をよくして身体のさまざまな不調を改善する東洋医学のひとつとして、日本で古くから親しまれているんです。

私たちの身体には、各部位と密接なつながりを持つ経穴(けいけつ)と呼ばれるものがあります。一般的には「ツボ」と呼ばれるポイントです。この部分を温熱で刺激し血行をよくすることで、酸素や身体にとって必要な成分が隅々まで行き届きやすくなります。また、老廃物を体外へ排出する機能も活発にしてくれます。

ホルモンバランスの乱れから、女性は身体に不調をきたし易いもの。血流をよくして身体の中の自然治癒力を高めるお灸は、女性特有の悩みにも効果絶大です。

火を使わないお灸にアロマのお灸?進化するお灸の世界

お灸に使用する「もぐさ」は、私たち日本人にとても馴染みの深い「ヨモギ」を原料に作られています。薬効成分が高いヨモギは、ヨーロッパでも「ハーブの母」として親しまれ、昔から世界中で薬として使用されてきました。

その効能を日本人はお灸というかたちで取り入れてきたわけですが、昨今お灸はどんどん進化を遂げています。

かつてお灸は、もぐさをそのまま皮膚にのせる「直接灸」が一般的でしたが、現在ではもぐさに台座を付けてじんわりとした熱で間接的にツボを温める「台座灸」が主流に。もぐさ成分と発熱剤を使用した温熱効果で、ゆっくりと時間をかけて治癒する“火を使わないお灸”などを使用する人もいるようです。
アロマの香りでリラックス

エッセンシャルオイルをブレンドしたアロマのお灸なども、リラックス効果を求める女性を中心に注目が集まっています。もぐさ独特の香りが苦手な人でも使いやすいアロマの香りをブレンドしたお灸は、お灸の効果と香りによるリラックス効果の相乗効果で心も体もリラックス。

自宅でセルフお灸をおこなう女性を中心に人気が高いんだとか。

自宅でできる!セルフお灸のススメ

かつてお灸は、鍼灸院への通院が必要だったり、1人ではなかなか手間のかかるものでしたが、今はドラッグストアなどでも自宅で手軽に楽しめるお灸が販売されています。
体調不良を直したいけど、鍼灸院に行くのはちょっと抵抗がある……という人は、ぜひこのセルフお灸を試してみてはいかがでしょう。

参考に、女性特有の症状に効果的なツボをいくつかご紹介します。

 三陰交(さんいんこう)

別名「女性のツボ」とも呼ばれるこのツボは、内くるぶしから上に指4本の位置にあります。生理痛や冷え性、ホルモンバランスの乱れなど婦人科系の悩みに幅広く効果のあるツボと言われています。

妊娠を望んでいる妊活中の人にも是非おすすめしたいツボです。

 関元(かんげん)

おへそから下に指4本の位置にあり、冷え性・生理痛に効果を発揮します。特に生理痛が重い人は、このツボを意識してお灸をすると症状が緩和されると言われています。

 合谷(ごうこく)

お灸で日々の体調管理 手の親指と人差し指の付け根付近にあるくぼんだ部分。肩凝りや、パソコンの使い過ぎによる眼精疲労などに効果抜群です。

 足三里(あしさんり)

ヒザのお皿の下のくぼみから指4本分下がったむこう脛の外側に位置するこのツボは、血流を促進し、全身の疲れをとってくれます。夏バテなどにも効果的なほか、胃腸を整える効果もあるので便秘解消も期待できます。

お灸は女性の強い味方です!

このほかにも、生理不順や肌荒れ、突然の湿疹にアレルギー、果ては逆子まで改善されるというのですから、お灸は女性にとって非常に強い味方といえるでしょう。

慢性的な不調や、生理周期による体調の変化でお悩みなら、ぜひ一度お灸にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。