子どもが左利きだったら?利き手矯正のメリット・デメリットを解説

あなたの子どもが左利きだったら、右利きに矯正させますか?昔と比べて、今は左利きの子どもは珍しい時代ではなくなりました。
割合でいえば10人中1人が左利きという統計が出ています。

しかし世の中には、ほとんどの物が右利き仕様で作られていて、時に右利きの方が都合がよいと感じる場面もあるでしょう。

こちら記事では、以下の内容をご紹介します。

  • 左利きであるメリット・デメリット
  • 利き手矯正が本当に必要か

子どもの将来のことを考えて、矯正するか迷われている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

子どもの利き手が決まる年齢

子どもの利き手が決まる年齢は諸説ありますが、4歳頃に大体決定します。
生後6ヶ月からおもちゃを持ち始め、2歳くらいになるとクレヨンで絵を描き始めるでしょう。
その間に、自分が持ちやすい手を探り、自分が持っていて落ち着く方で利き手が定着します。
遺伝的要因も考えられますが、50年に渡り統計をとり、左利きの割合は約1割と結果が出ています。
なので、必ずしも遺伝的要因だけではないようです。

利き手が将来に及ぼす影響

ひと昔前では、左利きはマナー違反や社会的生活を送る上で不便などと言われ、矯正される傾向にありました。
しかし今では、左利きの子はたくさんいますし、そこまで問題がないように思われます。
生活する上での左利きのメリット・デメリットをご紹介します。

左利きのメリット

日常生活における左利きのメリットは以下のような点です。
右利き社会の中では珍しい左利きですが、時折一目おかれる存在になることあります。活躍している有名人も多く、それを見て左利きに憧れを持った方も多いのではないでしょうか。

  • IQが高い傾向にある
  • 芸術肌である
  • 対戦系のスポーツで重宝される

左利きの子は、左脳・右脳両方が発達するので天才肌とかアイデアマンなどが多いのが特徴と言われています。

科学者アインシュタインも左利きで有名で、レオナルド・ダ・ヴィンチにおいては両利きだったとも言われています。

また、左利きはスポーツの競技の時に力を発揮されます。プロ野球選手ならトップ打者の約50%が左打ちとも言われており、イチロー選手を筆頭に左打ちの選手が活躍を見せていました。
ただし、ゴルフなど単独のスポーツであれば練習場の条件などで右利きの方が有利なこともあります。

左利きのデメリット

左利きで生活する上でのデメリットをお伝えします。日本はあらゆるものが右利きを想定して作られているとも言われていますので、主に日常生活上の動作に関係することが挙げられます。

  • 字を書くと手が汚れる

特に横書きで文字を書く場合ですが、左利きの場合はすでに書いた文字の上を手が通ることになります。右利きの人が作文用紙を使った際は右手が汚れますが、左利きの場合は日常的に同じことが起こります。

  • あらゆるものが右利き用にできている

ドアノブの位置をはじめ世の中のあらゆるものが右利き用に作られているため左利きだと使いづらさを感じてしまうかもしれません。
複雑な道具などは存在しないため右手でまかなうことができるものがほとんどですがストレスに感じてしまうこともあるでしょう。
左利き用のハサミは有名ですが、パソコンのマウスや財布なども左利き用のものが販売されています。

また、右利きより左利きの方が「寿命が短い」とか、生活する上で不便な場面に居合わせることが多く「ストレスが溜まりやすい」とも言われています。

しかし、この結果は長年の研究結果を見ても根拠がないことがわかったので、あまり気にする必要はないでしょう。

利き手矯正の必要性

これまでお話ししたように、左利きは生活する上で不便なこともありますので、矯正するご家庭もあるようです。
はたして、矯正することが子どもにとって良いことなのでしょうか。
矯正で得られるメリット・デメリットをご紹介します。

矯正することのメリット

矯正することで得られるメリットとしては、

  • 右手用の製品を扱えることができる
  • 日常生活する上で不便なことは回避できる

ということではないでしょうか。

矯正するまでが大変ですが、余計なストレスがかからないことは大きなメリットです。

矯正することのデメリット

矯正は子どもの意思があれば矯正してもよいと思いますが、親の一方的な意思だけではおすすめしません。
矯正を強要することは、子どもの肉体的・心理的ストレスにもなり得ることも。

あまりのストレスに、以下のような不調をきたす子どももいます。

  • 自信を喪失させる
  • 夜尿症を起こす

矯正を行う場合は、大きなストレスになっていないか様子を見ながら進めていきましょう。

どうやって矯正するか

矯正することを決めた場合、どんな方法があるのでしょうか。
左利きの子どもを、右利きに矯正する方法をご紹介します。

右で持つように声をかける

左利きというのは一種の癖なので、物心つく前に親が懸命に声をかけてあげることで直ります。
子どもは知らず知らずに右手に持つものだと認識し、自然に持つようになるでしょう。

矯正器具を活用する

今では食べ物をつかむ箸、ペンなど矯正器具がそろっています。
そのような器具を使用して右手に慣れさせる教育もあるようです。
持ち方の癖も解消できて一石二鳥ですね。

右利きとして慣れやすいのは歯磨きです。歯ブラシを右手で持つ癖をつけて自然に慣れさせていきましょう。

右で持たないと困るものだけ矯正する

世の中には右手じゃなければ不便なものもあり、書道の際の筆などが該当します。いきなりすべてを右手で行うのは子どもにとってストレスになりますので、右手で行わなければならないものだけ右手に矯正するのもよいのではないでしょうか。

子どもの個性を尊重することが大事

冒頭でお話ししたように今や左利きは珍しい存在ではなくなりました。

左利きを無理やり矯正させることはひとつの個性を潰すことになり得ます。
もし、左利きであることで生かせる才能があれば伸ばしていった方が良いではないでしょうか。

まとめ

子どもがもし左利きだったら矯正する上でのメリット・デメリットをお伝えしました。

結論からいうと、左利きでも日常生活に支障はありません。
矯正するように教えられた一昔前よりも、多様化した社会で、左利きの子どもでも生きやすくなっているからです。とはいっても、右利き用に作られているものが多いのも事実。右手を使えた方が、楽な場面もやはりあるでしょう。

ただ、無理な矯正は子どもに負担がかかるだけです。
右手に矯正する際は、子どもの精神面を考慮して、大きなストレスにならないよう注意を払いましょう。

現在は、左利きでも問題なく生きていける社会になっています。子どもの意思や、ストレス状況を重要視してあげてはいかがでしょうか。