不妊治療で男性側に原因があるケース

男性の不妊には先天性と後天性があり、先天性の原因はさまざまな遺伝的要因や発育段階などで受けた影響があげられます。
後天性のものは性的欲求や性的興奮、最高潮などが減退したり欠如する状態を言います。
EDや勃起の状態、持続時間が不十分なことから性行為が行えなかったり、射精が早期に生じることで性行為を満足に得られないなど悩んでいる人も多くいるでしょう。
いろいろな原因がありますが、中には無自覚な人もいて治療をすれば治るのに、そのままの状態になっていることも多いです。

男性不妊の原因のほとんどは造精機能障害

男性不妊にはいろいろな原因がありますが、造精機能障害が多いです。
精子を作り出す機能自体に何かしらの問題があって、精子を作れないような状態のことを言います。
精巣や内分泌系などの異常が障害を引き起こしていて、なかなか妊娠することができない人が多いです。
一回の射精で精子は数億排出されると言われていて、その内子宮に届く前に約99%が死滅していきます。
子宮には数十万ぐらいになるので、最終ゴールである卵子の周囲まで到着できるのは数百以下と言われています。
そのため精子数が少なかったり運動性が乏しいと、卵管に到達してくれる精子が減るので妊娠しない原因になるのです。
女性に原因があるケースもありますが、男性側に原因があることも多いので適切な検査を受けることをおすすめします。

精子無力症・乏精子症・無精子症とは

いろいろな症状がありますが、例えば無精子症は造精機能障害でも重い症状で、精液に精子が一匹もいないことを言います。
精巣や精巣上体などにあると、顕微授精での治療で受精したり妊娠することが可能です。
乏精子症の場合、精液の中に精子がいますが数が少ないことを言います。
数が基準をやや下回るぐらいなら、タイミング法で対応することが可能です。
数が少ないなら人工授精や体外受精、顕微授精などの治療を行うことができます。
精子無力症の場合、数は正常だけど運動率が悪い症状です。精子の状態によって人工授精や顕微授精などの治療を行うことが可能です。
精索静脈瘤の場合、陰嚢の温度が上がることから精巣における発育不全が発症し、何かしら形成に悪影響を与えることがあります。

勃起障害(ED)や射精障害が原因のケースも

射精障害や勃起障害などが原因のこともあります。
勃起不全の患者は多く、40歳代では20%あり年齢を重ねる毎に有病率はアップすると言われています。
治療によって排卵日付近での夫婦生活が指導されるので、心因性な射精障害やEDを起こすこともあるでしょう。
糖尿病といった内分泌疾患も関係してくるとこのような症状を引き起こすことがあります。いろいろな原因がありますが、EDについては治療薬剤があるので医師に相談することをおすすめします。
原因にはセックスレスもあり、1ヵ月以上夫婦間で性交渉がないと定義されていて、現代人の特徴としこのような夫婦は増えているそうです。
セックスレスになると自然に妊娠することが難しくなりますが、これは原因の中でも身体には何の問題もない状況になります。
妊娠したい気持ちがあっても、何かしら精神的な要因から性交渉することができず不妊症を招いているケースも多いです。

造精機能障害は自覚できないので早めの検査が重要

原因が造精機能障害の場合、自覚できないので検査が重要になります。
一般的な診察の流れとして、問診や診察があり採血や尿、精液や超音波検査などを受けることが可能です。
採血は一般検査やホルモン、抗精子抗体や染色体などを調べ、超音波は精索静脈瘤の有無をチェックしていきます。
自宅での採精の場合、時間の経過や温度の変化、紫外線といった影響があるので、クリニック内での採精を求められることが多いでしょう。
クリニック内での採精は正確な精液検査を受けることができ、人工授精や体外受精・顕微授精などの成績向上に繋げることが可能です。
精液検査の時間は採取し30分~1時間の間が良いと言われていて、採取し時間が経過すると精子の運動率がきちんと測定できないので注意が必要です。

パートナーと妊活に向けて話し合う

妊娠したいならパートナーと妊活に向けてきちんと話し合うことが大切です。
妊娠するためにいろいろな方法があり、タイミング法は一般的に用いられる方法です。
粘液の状態や卵胞のサイズ、血中値から排卵日を把握することによって、その日に自然妊娠を目指すことができます。
排卵がなかったり排卵の状態が良くない場合、卵胞の発育や排卵を促すための排卵誘発剤を利用することが可能です。
人工授精は男性の精液を女性の子宮に注入するやり方で、人為的に妊娠させる方法になります。
人の手で手助けを行う方法で、夫婦生活を排卵日に実行してもなかなか妊娠しなかったり、精子に原因があると考えられるケースに向いています。
女性はもちろん男性にも不妊の原因があるかもしれないので、早い段階において検査を受けることによって適切な治療を受けることができるでしょう。

まとめ

女性はもちろん男性にも不妊の原因があり、男性の場合ほとんどは造精機能障害と言われています。
精子無力症や乏精子症・無精子症などが原因だったり、勃起障害や射精障害も考えられるので早めの検査が大切です。
妊娠したい気持ちがあっても精神的な要因から性交渉できず不妊症を招いているケースも多いで、妊活に向けてきちんとパートナーと話し合うことが重要です。
自覚できないものも多いので、一度医師と相談することをおすすめします。