正しく知っていますか?妊娠検査薬の基礎知識と使い方

ここ数日生理が来ていない…
もしかして妊娠してるかも..?

そんなときに使われるのが”妊娠検査薬”ですね。

薬局やインターネットで気軽に購入できるいま、妊娠検査を自宅で行うことは当たり前になっています。

ですが、そんな妊娠検査薬について、

  • いろんな種類があって選べない!
  • いつから使って良いかわからない!
  • そもそも検査薬って正しい結果がでるの..?

などといった疑問をお持ちではないでしょうか。

本日は”妊娠検査薬”の基礎知識から陽性判定後の流れまで解説いたします!

妊娠検査薬とは?

まずは、そもそも妊娠検査薬とはなにかということから解説いたします。

妊娠検査薬とは、尿中に含まれるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが検出されるかどうかを調べる試薬のことです。

妊娠検査薬を使用することで妊娠しているかどうかがわかるようになっているのですが、一体どのような仕組みとなっているのでしょか?

まずは妊娠が発覚するまでの経緯をみていきましょう。

卵子と精子が受精し、子宮に到着した受精卵が子宮内膜に根を張り着床します。

着床することによって初めて妊娠が成立するのです。

妊娠が成立すると、子宮内の胎盤を形成する絨毛からはhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが分泌されるようになります。

hCGとは、着床してから体の中で作られるホルモンで、着床後徐々に分泌し、尿の中にあらわれます。

一般的に妊娠検査薬では、尿に含まれるhCG濃度が50mIU/mL以上の場合に陽性となってあらわれるといわれています。

妊娠検査薬の種類

では、ここで市販の製品の種類を紹介いたします!

妊娠検査薬はまず

  • 妊娠検査薬(通常タイプ)
  • 早期妊娠検査薬(早期タイプ)

の2つに分けることが出来ます。

これは妊娠検査薬を”いつから使うことができるか”の観点で分けられています。

①通常タイプの場合

薬局などで販売されている妊娠検査薬は生理予定日から大体1週間後といわれています。

②早期妊娠検査薬の場合

早期妊娠検査薬は、通常の妊娠検査薬よりも早く調べることができる試薬です。

どれくらい早くから検査できるかといいますと、一般的な妊娠検査薬よりも1〜2週間早く判定可能です。
先程述べましたように、通常のhCGを検出する基準値は50mIU/mLとなっています。

一方、早期妊娠検査薬の場合は、通常のものよりも感度が高く作れらており、その基準値は25mIU/mLとなっています。

次に、検査結果の表示方法で2種類に分けることが出来ます。

  • アナログ式
  • デジタル式

①アナログ式の場合

アナログ式の場合、陽性の場合は判定窓に蒸発線と呼ばれる”縦線”があらわれ、陰性の場合は縦線はあらわれません。

アナログ式のメリットはデジタル式に比べ、値段が安いものが多いことです。

デメリットは終了を知らせるラインや、結果を知らせる(判定窓の)ラインの濃淡に悩まさせることです。

②デジタル式の場合

デジタル式の場合、値段は少し上がりますが、陽性と陰性の結果が別のマーク「+」「−」等でディスプレイ表示されるため、分かりやすいです。

他にも、

  • 検査薬の本数
  • いつから使えるか
  • 値段
  • 判定までの速度(分)

などの観点で見ることができます。

これらの観点をもとに、自分にあったものを探してみるのもいいですね。

妊娠検査薬はいつから使える?

妊娠検査薬はいつから使えるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

妊娠検査薬を使用する目安は生理予定日の1週間後からで、早ければ妊娠4週からの検査が可能です。

妊娠4週目にはhCGの量が20~500IU/Lとなり、妊娠検査薬で陽性が反応することが多くなります。

一週間後といわれても、やはり結果をできるだけ早く知りたい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

早期妊娠検査薬などを使って、”フライング検査”という生理予定日の1週間後よりも早く検査をする方も多くいます。

フライング検査でも陽性・陰性の検査可能ですが、早すぎて陰性となっている場合も十分あります。

また、フライング検査することで”化学流産”によりがっかりさせられてしまう可能性もあります。

化学流産とは、妊娠検査薬で陽性反応がでた後、胎嚢が確認される前に流産してしまうことです。

化学流産は、使用時期より早く検査してしまうことで(フライング検査をすることで)感知してしまうケースがあるのです。

一度妊娠しているかも?と思ったら気になってしまうものですが、やはりきちんと一週間後まで待ってから検査してみるのが確実な結果につながるといえますね。

妊娠検査薬の使い方は?

結果に関わる大事なことはやはり”使い方”ですよね。

そんな妊娠検査薬の正しい使い方をご説明いたします。

メーカーによって異なる部分もありますので、取扱説明書を見ながらこちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

①妊娠検査薬に尿をかける

検査薬の指定箇所に尿をかけてください。キャップがあればつけておくと衛生的です。

このとき、

  • 採取してから時間の経ったもの
  • 水分を大量摂取した後

は正しい結果が得られない可能性が出てきますのでご注意ください。

検査は朝・昼・夜のどのタイミングに行うべきであるかは特に決められていませんが、朝の尿が一番多くのhCGを含んでいるといわれています。

そのためできれば朝の計測が望ましいといえますね。

②水平な場所に置く

尿を十分に行き渡らせたら、水平な場所において待ちましょう。

傾いているところ等不安定な場所に置いてしまうと、正しい結果を得ることが出来ない場合がありますので、必ず水平な場所を選びましょう。

③反応結果を見る

アナログ式ならば終了窓に縦線が入っているかどうかをまず見ましょう。ここに縦線が入るまでは判定結果が出ていることにはなりません。

アナログ式ならば判定窓に縦線が入っているかどうか、デジタル式ならば「+」「−」のどちらかが出ているかどうかを確認しましょう。

たとえ薄いラインでも、判定窓の所に縦線が入っていれば結果は陽性となります。

検査の判定は、必ず10分以内に行いましょう。

正しい使い方をすることが、正確な結果を得るためには必須となります。きちんと守って使用しましょう。

陽性が出た後の流れ

妊娠検査薬ではhCGの分泌量により妊娠しているかどうかが分かりますが、陽性の場合は産婦人科に出向き、確定診断をする必要があります。

産婦人科では、胎嚢の有無の確認と胎児の心拍を聞くことによって確定診断となります。
胎嚢とは、子宮に着床する際に作られる赤ちゃんを包んでいる袋のことです。

胎嚢は妊娠5週目頃に確認することができます。

そして、妊娠6週でおなかの中の赤ちゃんの心拍数を確認でき、妊娠の確定診断となります。

陽性判定後すぐに病院で受診した場合、胎嚢がまだ確認出来ず、もう一度受診することになる場合があります。

一週間後には胎嚢が確認出来るようになりますので、判定後は少しの間待ってから受診しましょう。

 陽性なのに胎嚢が確認できない…

検査結果が陽性であるにも関わらず、胎嚢が確認出来ない場合は以下のような可能性が考えられます。

①妊娠週数の数え間違え

妊娠週数は、妊娠前の最後の月経が始まった日を0週0日となります。

例えば、7日間で1週0日といった数え方となります。

前回の月経の日にちが不確定な場合や月経が不規則な場合には妊娠週数がずれてしまっている場合があります。

また、月経周期(28〜38日程度)によって排卵日もずれてくるため、注意が必要です。

出産予定日や妊娠週数は最後の生理日から計算します。

普段から自分の生理周期をきちんと把握し、最終月経日もきちんとメモしておきましょう。

②異所性妊娠(子宮外妊娠)

受精卵が子宮内膜以外の所に着床することをいいます。

異所性妊娠が発見される場所は、卵管・卵巣・頸管などとなり、最も多いのは卵管妊娠となっています。

卵管の場合は破裂することで大量の出血をしてしまう恐れがあります。

③化学流産

妊娠検査薬で陽性反応がでた後、胎嚢が確認される前に流産してしまうことです。

早期妊娠検査を行うことにより認識されるようになったもので、妊娠初期に起こるものとなります。

胎嚢が確認出来ない場合はきちんと受診し、医師に相談しましょう。

いかがでしたでしょうか。

今回は、妊娠検査薬の「種類」や「使い方」などの基礎知識や、「陽性結果が出てからの流れ」などをご説明いたしました!

正しい使い方をすることで、安心で確実な検査ができるといいですね。