【子連れ再婚、わたしの場合。】第5話 :再婚後、葛藤したお互いの気持ち
2019年2月13日 | よみもの【子連れ再婚、わたしの場合。】第5話 :再婚後、葛藤したお互いの気持ち

こんにちは、2〜11歳の3男1女のママをしています、スガカズと申します。
前回は、子連れ再婚する際の手続きにまつわるお話をさせていただきました。
前回のお話はこちら。
こんにちは、2〜11歳の3男1女のママをしています、スガカズと申します。 前回のコラムでは、シングルマザーだった私が、再婚するまでにおこなった関わりかたについてお話させていただきました。 今回は、私たち家族でおこなった再婚の際の[…]
2014年2月に晴れて夫婦となった私たち。
つまり、世にいう新婚夫婦です!!
「新婚」ってなんだかいい響きですよね! 「旦那が一番大事!奥さんが……」といえるし、夫婦の時間を気兼ねなく楽しめる、貴重な時期です~!
ですが、私の新婚当初はというとラブラブとはほど遠い生活でした……!
そもそも付き合う時点で「家族の一員」として見ていたわけですからそうなるのは必然的。
なんのための結婚?と誰かに聞かれたら「子どもたちが幸せになるための結婚! 」と、いの一番に答える自信があります(笑)
(それには、夫婦円満なことが前提なわけですが……汗)
そんな現実的な私と、かたや初婚でちょっとウキウキ気分な旦那。
夫婦喧嘩にならないわけがありません(>_<) 今回は、そんな子連れ再婚であるがゆえの、結婚後におちいった夫婦の葛藤についてお話しようかと思います。
結婚してすぐ〜新しい命を作ること〜
旦那は赤ちゃんを最初から育てたことがありません。
次男が2歳のときに、私たちは出会ったのですから無理もありません。
当時「子どもが欲しい! 赤ちゃんを育てたい」と前のめりな旦那に対して、私は遠慮がちでした。
なぜならこのとき、四人(私、長男、次男、旦那)の生活に満足していたから。
ただ、旦那の気持ちもすごく分かります。
話し合った結果、私たちは3人目を作ることにしました。
結婚後1年半〜3人目が生まれてすぐ〜
生まれた赤ちゃんは女の子でした。
私にとっては5年ぶりの出産なので、まるで孫を育てているかのような気分でした!
結婚当初、子どもを生むことに遠慮がちだったのが嘘みたいです。
なんでこんなに新生児ってかわいいの⁉
旦那にとっては初めての赤ちゃんで、生まれた瞬間にメロメロ!
終始口もとがゆるみっぱなしでした。
こ……こんな旦那、見たことないぞ……!!
そんな幸せな気持ちの一方で、私は将来に対して不安もありました。
この子は将来お姫さまのように甘やかされて育ってしまうかもしれない。
遊び相手も女同士でしょうから、お兄ちゃんたちと年が離れている長女は、母親(私)と一緒にいることが多くなることが予想できます。
もしそうなったら、長男と次男は寂しがるだろうか……?
いろいろ考えたり相談した結果、子どもたちの誰かが一人ぼっちにならないように、子どもをもう一人作ることにしました。
※個人の考えなので、これが正解というわけではありません。
結婚後3年〜子どもに厳しく叱る旦那〜
4人目である三男が生まれたころ、旦那はパパ業が板についてきたころでした。
私たち夫婦は普段あまり喧嘩をしないのですが、喧嘩する内容は決まっていつも同じです。
旦那はしつけに厳しいところがあり、子どもたちを叱ることは少なくはありません。
私はそれをよく思っていませんでした。なぜなら、長男と次男が旦那のことを嫌いになってしまうかもしれないと思ったから。
もし私が甘え上手なタイプだったなら、「ニコニコしているお父さんの方がかっこいいよ♪」な~んて言えるのかもしれないですが、
一人で子どもを2人育ててきたプライドが邪魔をして、直球で旦那に思いをぶつけてしまいます。
そんな私の言い方では、状況が変わるはずはありません。
ある日、旦那が苦しい胸中を口にした
そんなモヤモヤした状態がしばらく続いたある日のことです。
同じように「子どもの叱りかた」が原因で、夫婦喧嘩をしてしまいました。
そのとき、これまで動じなかった旦那が重い口を開いたのです。
「オレにばっかり完璧を求めないでよ……」
辛そうに話す旦那を見て、私は自分の問題点に気がつきました。それは、「旦那のよくないところ」ばかり見ていたこと。
実は、旦那は長男次男だけに厳しいわけではなく、子ども4人全員に厳しく接します。
また、長男と次男の愚痴を言ったこともなければ、子どもを比較することもしません。
つまり、旦那の短所は「長男と次男に厳しくするところ」で、長所は「子ども全員に厳しいところ」なのです。
よい父親になることを強要していた私〜完璧な人なんていない〜
私は旦那に、「理想の父親像」を押しつけていたことに気づきました。
子どもがいる以上、子どもの気持ちに敏感である必要はあるでしょうし、父親になる人は、責任をもって子育てしていくのが当たり前。
だけどその前に旦那だって一人の人間。
私が、旦那にかわいくお願いごとをできないのと同じように、旦那だって、子どもたちにやさしく注意することができないのです。
このとき、できないことは夫婦でおぎなえばよいのだと気づきました。
そして現在〜自分なりの家族関係〜
叱る役は旦那のままですが、細かいことで叱る機会が減ってきました。
私は基本的にフォローする側に立っています。
敢えて静観してみたり、両者の言い分を第三者として言葉にします。
パパの悪口は言わないように、気をつけるのはもちろんです!(笑)
長男は高学年なので、「お父さんは、ここをなおしてほしい! 」と私に愚痴ったりもしますが、最終的には、「お父さんがいるから俺たちは安心して生活できるんだよね~」と言っています。
次男は、口喧嘩になるときもありますが、似たもの同士な感じです。
長女は八方美人で、「お父さん大好き! 」と、連呼しています!
三男は「お父さんこわいからお母さんがいい」と言っています。(笑)
私は今まで「子連れ再婚だから」と、できる限りリスクがありそうなものは避けてきました。
結婚6年目をむかえた今、よい意味で気になることが減っています。
なぜなら4人の子どもたちとお父さんとの関係性を見ているから。
そして、子どもたちを分け隔てなく接してくれている旦那を尊敬しているから。
夫婦も子どもたちも、みんな一緒に成長していくんですよね。
そう思えるようになった今は、この旦那となら山あり谷ありだとしても、乗り越えていけるんだろうなと思えます。
●ライター/スガカズ
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