普通分娩との違いとは? 帝王切開手術の基礎知識4つ

帝王切開で考えられるリスク

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上記の対比では、帝王切開の方にメリットがあるように感じられますが、その一方で帝王切開ならではのリスクも存在します。

その中でもよく言われるのが『肺血栓塞栓症』のリスク。自然分娩よりも10倍近く発症リスクが高まるとされています。

この『肺血栓塞栓症』はとても重篤な症状を伴う合併症と言われ、出産後に初めて立ったときや歩いたときに多く発症するようです。

最悪の場合、死に至るケースもあるので、帝王切開を受ける際は十分気をつける必要があります。

帝王切開で見られる他のリスクとしては、次回の出産時に前置胎盤になる、麻酔によるショック症状、傷口がひどい状態で残る、次回以降の経膣分娩で子宮破裂などの可能性が高まる、などが挙げられます。

多くのママが悩む“帝王切開への偏見”

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今や5人に1人の割合で行われる帝王切開ですが、いまだに偏見を持っている人も少なくないようです。

「あなたはお腹を痛めた子だから」というセリフに表れるように、半日に及ぶ壮絶な激痛を乗り越えた出産を誇りに思う人も少なくありません。

一方、帝王切開は麻酔を使って短時間で終わることが多いため、「楽して子ども生んでうれしい?」「苦労せずに生んだ子には愛情が生まれない」などと厳しい言葉を投げかけられる人もいるようです。

また、通常の分娩を“自然分娩”と呼ぶことから、帝王切開を“不自然な出産”とみなす世間の風潮もあり、帝王切開をしたが故に悩んでしまうママも少なくありません。

本来、帝王切開は医者の判断によって行われるため、帝王切開への批判は謂れのない誹謗中傷です。

それでも、日本にあまり良くないイメージが残っているのは、帝王切開の正しい知識が周知されていないことに起因するのかもしれません。

帝王切開後はお腹の傷が目立たないようにケアしよう!

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帝王切開をした人の悩みの一つに、産後の傷が目立つことあります。

とくにケロイド化してしまうと一目で分かるような露骨な傷となってしまいます。

出産したとはいえ、まだまだキレイでいたいママも多いですよね。そこで、以下では産後の傷を目立たないようにするケア方法をご紹介いたします。

テープで傷口を固定

テープやシートなどを使って傷口を固定して幅の広がりを抑え、なるべく小さな傷あとに止めることができます。

体質によってはかぶれたりすることもあるようなので、その場合は一度中断するようにしましょう。

保湿する

これは妊娠線の予防にも使われる方法ですが、軟こうや保湿クリームを使って肌を保湿します。

肌が乾燥すると、弾力などが失われて皮膚の回復能力が低下します。そのため、こまめに肌を保湿することが傷の改善に役立ちます。

まとめ

「帝王切開の種類」や「普通分娩との違い」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

高齢出産の増加によって、今や他人事ではなくなった帝王切開ですが、いまでに偏見も根強く残っているようです。

しかし、帝王切開だって立派な出産方法の一つです。もし周りにネガティブなことを言われても、胸を張って対応するようにしましょう。