スキンケア

妊娠中に増える? 「シミ」「そばかす」ができる原因と対処法

妊娠中に増える? 「シミ」「そばかす」ができる原因と対処法

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美容ライターのumeです。

妊娠中はつわりに貧血、むくみに便秘とマイナートラブルが続出。突然現れるシミもその一種です。

今回は、私が取材で美容皮膚科医の先生に伺ったお話を踏まえながら、原因と対処法をお伝えしていきますね。

シミとそばかすの違い

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シミとそばかすは症状が似ていますが、別のものです。では、どのような違いがあるのでしょうか?

シミの特徴

シミは主に後天的なものが原因となってできます。

たとえば、紫外線による肌へのダメージが蓄積されたり、ニキビが炎症を起こして跡になったり、加齢によって起こったりするのです。

このように、シミと呼ばれるのは、皮膚が炎症を起こすことでできる『炎症後色素沈着』や、老化によってできる『老人性色素斑』、ホルモンバランスが乱れることで発生する『肝斑』などとなります。

そばかすの特徴

そばかすは正式名称を『雀卵斑(じゃくらんはん)』といい、後天的なものが原因でできるシミと違い、遺伝性のものが多いです。色白の人によく見られます。

シミに比べて斑点の大きさが小さく、1~4mmほどで茶褐色の斑点です。頬や鼻周りに出やすい他、肩や背中など顔以外の場所にも出ます。

また、シミとは違い、加齢によって自然と薄くなることもあるのが特徴です。

ただし、紫外線を浴びると濃くなるという性質もあるため、シミと同様、紫外線には注意が必要となります。

なお、そばかすは遺伝性のものだけでなく、後天性のものもあり、大人になってからできるものは後天性のものが多いようです。

後天性のそばかすは遺伝性とは違い、自然に消えることはほとんどないそうで、シミと同様、加齢とともに目立ちやすくなってしまいます。

シミができるメカニズム

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まずはじめに、そもそもシミはどうやってできるのか? という疑問を解消していきましょう。

多くの女性が悩む“シミ”ですが、実はいくつかの種類があり、それぞれ発生するメカニズムが異なります。しかし、いずれのシミにも、“メラニン”という色素が大きく関わっています

メラニンとは、表皮の一番下に存在するメラノサイトによって生成される色素のことです。このメラノサイトがなんらかの要因によって刺激され、過剰にメラニンを生成することでシミができます。

メラニンには大きく分けて『ユーメラニン』『フェオメラニン』の2種類があります。ユーメラニンは黒系の色素で、フェオメラニンは黄色や赤といった明るめの色素です。

私たち人間は肌の色によって黒人・白人・アジア人の3種類に別れていますが、これを分けているのはこのメラニン色素の配分割合なのです。

そばかすができる原因

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そばかすができる原因は遺伝性のものの他、後天性のものもあります。

後天性のそばかすができる大きな原因は、紫外線

その他の原因としては、過度なストレス、肌に合わない化粧品、間違ったスキンケア、ビタミン・ミネラル不足、睡眠不足などだと言われています。

そばかすができるメカニズム

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体を酸化させ、老化の原因となる活性酸素が発端になってそばかすができます。

紫外線などさまざまな外的刺激を受けることで活性酸素が発生。発生した活性酸素が色素形成細胞である『メラノサイト』を刺激し、活動させます。

メラノサイトが刺激されることで、メラニン色素を生成。メラニン色素は、肌を紫外線の害から守るために肌を黒くする働きをするのですが、それによってそばかすができてしまいます。

メラニン色素が増殖し、肌の内部で色素沈着して拡大することで、そばかすがはっきりと表面化していくのです。

シミ・そばかすができる原因3つ

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シミを作る原因はさまざまですが、大きく分けて3つの要素があります。

以下では、シミの元であるメラニン色素を多く出してしまう“メラノサイト刺激物”についてご紹介します。

(1)紫外線

シミを作る原因としてはおなじみの“紫外線”。

最近では海水浴のときだけでなく、春夏秋冬を通して紫外線対策をしなさい! とネットやメディアで煽っているため、美容に敏感な女性たちは息つく間もなく日焼け止めを塗りたくっていますね。

そんな女性の敵である紫外線ですが、UVAとUVBという2種類があり、とくにUVBが肌にダメージを与えやすいとされています。

このUVBは、直接皮膚の細胞を傷つけてDNAを攻撃するため、皮膚は細胞たちを守るためにメラノサイトを刺激してメラニン色素を生成します。

通常ならこのとき生成されたメラニン色素は新陳代謝によってなくなります。

しかし、紫外線によって皮膚細胞のDNAが破損していると、メラノサイトが刺激された状態のまま維持され、色素沈着が起こり、シミができてしまうのです。

(2)炎症

皮膚の炎症が発生すると、皮膚はダメージを回復させるために細胞を活性化させます

この際、シミ職人であるメラノサイトもどさくさにまぎれて活性化してしまうため、メラニン色素が生成されて色素沈着の原因となります。

皮膚に炎症が起こる主な要因は以下の通り。

・虫刺され
・女性ホルモンの乱れ
・ニキビ
・湿疹
・やけど
・日焼け

(3)活性酵素

活性酸素もシミを作る原因のひとつとなります。あまり聞き慣れない人もいると思いますが、以下のような要因によって活性酸素が発生しやすくなります。

・ストレス
・睡眠不足
・喫煙
・便秘
・飲酒
・排気ガス
・紫外線(UVA)

こうして見ると、日頃から「お肌に良くない!」と言われている要因ばかりですね。

お肌の状態が芳しくない方はこれらの要因に当てはまっていないかチェックし、改善していきましょう。

セルフケアできるシミとできないシミ

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シミにはいくつかの種類があり、セルフケアできるものとできないものがあります。

セルフケアできるシミ

・老人性色素班……主に紫外線が原因でできるシミ。

・炎症性色素沈着……ニキビ跡や虫さされの跡、傷跡などが原因でできるシミ。

セルフケアできないシミ

・肝斑……左右対称で頬骨のあたりにぼんやりとできるシミ。

・脂漏性角化症……ポツンとできるイボ状のシミ。

・花弁状色素班……肩や背中、胸元にできるシミ。

妊娠中にシミ・そばかすができやすいワケ

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さて、シミができる大まかなメカニズムを知ったところで、本題に戻りましょう。妊娠中にシミやそばかすができて困っているというママは多くいらっしゃいます。

これは妊娠生活にかまけてお肌のケアを怠ったことが原因というわけではなく、妊娠中に起こるホルモンバランスの変化による影響が大きいと言われています。

妊娠中は『エストロゲン』と『プロゲステロン』という女性ホルモンの分泌量が多くなります。

メラノサイトはこの女性ホルモンの増加を受けて活発化し、メラニン色素を多く生成するようになるため、妊娠中はシミやそばかすができやすいのです。

このように、妊娠中のホルモンバランスの乱れによって起こるシミのことを『妊娠性肝斑(にんしんせいかんぱん)』と言います。

妊娠性肝斑は普通のシミ・そばかすより消えやすい!?

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一般的に、妊娠性肝斑は通常のシミよりも消えやすいとされ、産後にホルモンバランスが整うことでなくなっていくことが多いようです。

しかし、これを聞いて「なんだ、じゃあ別に気にしなくていいのね」と安心した方は要注意!

妊娠中のシミが産後もなくならずに定着してしまったと嘆くママは少なくないからです。

なぜ産後は消えるはずの妊娠性肝斑が産後も残ってしまうのか。それは、紫外線対策を行っていたかどうかがポイントとなります。

妊娠性肝斑は炎症性の色素沈着ですが、これは紫外線を受けるとどんどん色素が濃くなっていきます

そのため、妊娠中や産後に紫外線対策を怠っていると、シミがそのまま残ってしまうことがあるのです。

妊娠性肝斑とシミの見分け方

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妊娠性肝斑は、普通のシミと少し現れ方が異なるため、見分けることができます。

見分けるポイントとしては、普通のシミは周りとの境界線がはっきりしているのに対し、妊娠性肝斑は境界線があいまいで広範囲に広がっています

また、妊娠性肝斑は左右対称に現れます。

妊娠中から実践! シミ・そばかす対策9選

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以下では、妊娠中からやっておきたいシミ・そばかす対策についてご紹介していきます。

(1)美白コスメは“ハイドロキノン”入りを選ぶ

「もしシミが定着してしまっても、美白コスメで消せばいい」

そう思って余裕に構えてはいませんか?

実は、美白コスメは初期状態のシミにしか効果が期待できません。本来、美白コスメはシミの予防対策として行うべきものです。

妊娠中から美白スキンケアをすることで、紫外線によるシミを防ぐことができます。

美白コスメを使う際には、『ハイドロキノン』という成分が入っているかを必ずチェックするようにしましょう。

なぜなら、このハイドロキノンは他の美白成分と比べて圧倒的に効果が高く、別名“肌の漂白剤”とも言われているからです。

また、ビタミンC誘導体も表面化したシミ、潜在しているシミの両方に働きかけるためオススメです。その他、

・アルブチン
・コウジ酸
・リノール酸
・プラセンタ
・トラネキサム酸

などの成分も美白効果があります。

(2)紫外線対策をする

シミの大きな原因となる紫外線を防ぐのはもはやスキンケアの基本ですね。紫外線対策として有効な方法は、

・日焼止めクリームを塗る
・帽子や日傘などで日よけをする
・サングラスをかける

などがあります。

日焼け止めを顔に塗る場合は、化粧水や乳液などでスキンケアをした後に塗るようにしましょう。そのあとで化粧下地で色補正をし、メイクをしていきましょう。

また、日焼け止めには紫外線吸収剤を含んだものもありますが、これはむしろシミやシワを招く原因になることもあるため、避けるようにしましょう。

紫外線は肌だけでなく、目から入ることでも日焼けを引き起こします。そのため、外出の際には帽子や日傘だけでなくサングラスもかけるようにしましょう。

目に入ってくる紫外線はサングラスで9割カットできると言われているので、とても効果的です。

(3)肌の保湿をする

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顔を洗う際、「汚れが落ちるから♪」という理由で強い洗浄成分が入った洗顔フォームを使っていませんか?

そのような洗顔フォームを使用すると、顔の保湿に必要な皮脂がはがれ落ちてしまうため、乾燥肌の原因になります。ゴシゴシと力強く洗うのもNGです。

洗顔後はシミのある部分に化粧水をつけたコットンを当てる、乳液やクリームで化粧水が蒸発しないようにふたをするなど、十分な保湿を行うように心がけましょう。

(4)ビタミンCを多く摂取する

ビタミンCにはシミを予防したり薄くさせる効果があります。また、ストレスに強い肌にしたり、肌の老化防止といった効果まであります。

そのため、シミ対策では日頃の食事でビタミンCを多く摂取することが大切です。

ビタミンCは、

・レモン
・いちご
・キウイ
・柿
・にがうり
・ケール
・芽キャベツ
・しいたけ
・赤・黄ピーマン
・焼き海苔

などの食材に多く含まれています。取り入れてみてはいかがでしょうか。

(5)肌に刺激を与えない

シミを作るメラニンは、紫外線以外の刺激でも肌を守ろうとして増加することがあるため、肌へ刺激を与えないことが大切です。

洗顔やマッサージは力を入れすぎないように優しく行い、こすったりパチパチ叩いたりすることも避けましょう。

(6)十分な睡眠を取る

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“夜更かしは美肌の大敵”とはよく聞く言葉ですが、実際に睡眠不足はシミやそばかすを悪化させる要因となります。

シミやそばかすをなくすためには、肌のターンオーバー(細胞が生まれ変わること、新陳代謝)が必要不可欠ですが、それを促進するホルモンは夜間22〜2時の間にもっとも盛んに分泌されると言われています。

そのため、その時間に寝ていない場合はターンオーバーが遅れ、メラニン色素が肌に残ったままの状態になります。その結果、色素が沈着してシミができやすくなります。

また、ターンオーバーが遅れると肌が乾燥しやすくなるため、紫外線に対するバリア機能が低下します。

このように、シミ・そばかす対策に睡眠はとても重要な働きを持つため、できるだけ十分に眠るようにしましょう。

(7)正しい洗顔をする

メラニンを含んだ古い角質がたまってシミになることもあるため、古い角質をきちんと落とすことも大切です。

洗顔料を泡立てネットなどでよく泡立て、きめ細かいフワフワの泡を作り、泡で肌を包み込むようにして優しく洗いましょう

手が触れないように、あくまでも泡で洗う、というのがポイントです。

顔全体を洗ったら、薬指の腹を使って小鼻などの凹凸のある細かい部分を力を入れないようにして洗います。

すすぐ際には、ぬるま湯(人肌程度)ですすぎます。最後には冷水で流して肌を引き締めるといいでしょう。

タオルで顔を拭くときには、水分が吸収されるよう軽く押さえるようにします。

(8)ストレスをためない

ストレスはお肌の大敵。ストレスがたまると自律神経系が乱れ、体内に老廃物をためこんでしまうため、シミが悪化することもあります。

好きな音楽を聴く、たくさん笑う、泣きたいときには泣く、アロマで癒されるなど、自分なりのストレス解消法を見つけたり、リフレッシュできる時間を作ったりして、上手にストレスを解消していきましょう。

(9)レーザー治療

時間をかけずにシミやそばかすを消したい、セルフケアでは消せないシミやそばかすを消したい、という場合には、『レーザーフェイシャル』というレーザー治療を受けるという方法もあります。

このレーザー治療は、皮膚科や美容整形で受けられます。

レーザーフェイシャルは保険の適用外のため安くはありませんが、深刻なシミやそばかすであれば、皮膚科を受診すると若干安くなるようです。

料金は、1回の施術で大体2万円程度となっているようですが、一度では取りきれないことも多く、何回か通わなければならなくなる場合もあるため、高額になるケースもあるようです

また、効果にも個人差があるようですので、医師に相談し、よく考えてから治療するかどうか決めましょう。

動画でおさらい

シミ・そばかすの原因やケア方法について、下記の動画でおさらいしてみましょう。

まとめ

シミやそばかすができてしまうと、思わず不安になってしまいますが、きちんとケアをしていれば薄くなったり消えたりするものです。

後々後悔しないためにも、紫外線対策をしっかり行い、食事や睡眠、スキンケアなどの生活習慣を見直すことが大切ですね。

●ライター/ume(ママライター)
●追記/パピマミ編集部
●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)

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