【ダメママ?特集】育児の限界で娘の発言に涙。気づかせてもらった大事なこと
2018年11月2日 | よみもの【ダメママ?特集】育児の限界で娘の発言に涙。気づかせてもらった大事なこと

こんにちは。イラストライターのかままです。
愛しい我が子と過ごす時間は、かけがえのない、今しかない貴重な時間。
でも24時間子どもと一緒にいると、どうしても上手くいかず行き詰ってしまうことってありますよね。
今回は、私が育児に行き詰ったときの話を赤裸々にお話させていただこうと思います!
限界がやってきたのは、上の子が4歳、下の子が2歳の時
我が家は実質2歳半差の姉弟と、毎日早朝出勤残業三昧な夫。そして専業主婦の私の4人家族。
両実家とも遠方のため、普段は完全なワンオペ育児です。
上の子が幼稚園に慣れ、「少しずつ自分の時間が持てるようになってきた!」と感じ始めた矢先、突如大きな壁に激突しました。
娘が4歳、息子が2歳。
おっとりしていた娘が急に口達者になり、息子のイヤイヤ期が始まったタイミングでした…。
昼間は息子のイヤイヤにより家事が進まず、娘が帰ってくると習い事や遊びに時間をとられ、ちょっと目を離すと娘と息子のケンカが始まる…。
毎日家中しっちゃかめっちゃかでした…。
私のイライラが爆発!…それに対する娘の反応に背筋が凍る…
ある日、またいつものように下の子がイヤイヤで泣き叫び、
上の子は眠気もあってお片づけもお風呂も拒否。
抱っこしてほしい、遊んでほしいと側を離れず、身動きが取れなくなりました。
そんな子どもたちについイライラが爆発し、「もうお約束を守れないような子は山に捨てる!」と思い切り怒鳴ってしまいました。
すると娘は天井が抜けるかというほどの大声で泣き始め、状況はさらに悪化。
全く手がつけられない状態に…。
そう思いました。
怒りを通り越して、絶望で目の前が真っ暗になった気がしました。
泣き叫ぶ子どもたちを残し、別室へ閉じこもる私。
少しでも冷静にならなければ…という気持ちもありましたが、
正直なところこの状況から逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。
正味20分位でしょうか…。
さすがに閉じこもっていても何も解決しないので、私はうなだれたまま子どもたちがすがりつく扉を開けました。
すると、そこには涙を必死にこらえ唸りながら私に謝る娘が……。
その言葉を搾り出すまでに、娘は一体何を考え、何を押し殺したのか…。
「私は4歳の娘に一体何を言わせているんだろう…」
自分のやっていることの大人気のなさ。
自分の都合を押し付け、それに沿わない子どもを怒りでねじ伏せようとした自分の身勝手さ。
私はすぐさま娘を掻き抱き、必死に謝りました。
娘の言った言葉について、一つずつ「あなたのせいではない」と伝え、
もう二度と子どもたちにこんな言動をするまいと心の中で誓いました。
そしてそう思う一方で、
心の奥底から
「今はそう思っても、でもまたきっと怒りに任せて同じようなことをしてしまうに違いない」
「私は子育てをしてはいけない人間だったのに…」
「こんな母親と3人きりの生活で、子どもたちの素直な心がへし曲がってしまう…」
という焦りの気持ちがどんどん押し寄せ、
「これではいけない。でもどうしたらいいのかわからない!!」と心が悲鳴をあげていました。
そんな私を救ってくれたのは、母の何気ない提案だった
娘を抱いたまま身動きが取れなくなっていたところ、スマホに母から着信が入りました。
私は思わず、藁をもすがる想いで母にその日あったことをぶちまけました。
私はてっきり母から子どもたちにとった言動を咎められるかと思ったのですが、
母は、ずば抜けた明るい声で
と軽い感じで「手抜き」を提案。
一方私は、夫のいない平日に出前をとるなんて考えてみたこともなく、
ましてや熱があるわけでもないのにお風呂に入らないなんて許されないことだと思っていました。
そのことを母に伝えると、また明るい弾んだ声で「一度でいいから言われたとおりやってみ!!」と。
「母の提案」を試してみたところ…
子どもたちの反応に、
「ああ…、こうすれば良かったんだ。こうしても良いんだ…」と、ガチガチに固まった心が溶けていくのを感じました。
私はその日まで、病気以外で子どもをお風呂に入れなかったことは一度もなく、
外泊する時以外で掃除機がけをしなかった日も一日もありませんでした。
決して私が几帳面でキレイ好きだからではありません。
むしろズボラで、整理や掃除が苦手で、甘えればどこまでも甘えてしまう性質な自分。
ただただ子どもを清潔な環境で健康に育てなければいけないという責任に耐えようとするあまり、
日々の育児や家事をルーティン化し、そこから反れないよう自分を追い詰めていただけでした。
それが、母の何気ない提案により、一番優先すべきものが何なのかを体験的に実感することができました。
その日以降、「手抜き」が一つの選択肢に
その日以降、私の中で「手抜き」が一つの選択肢になり、状況に応じて子どもも私も苦しくなりすぎないように調整することができるようになりました。
「手を抜く」という言葉は、一見マイナスなイメージがあり、手を抜くことに後ろめたさを感じる方もいると思います。
真面目な方は、「手を抜くといわれても、どの程度手を抜いても良いものか…」と悩んでしまう方も、もしかしたらいるのではないでしょうか。
私はあの時、母に「出前をとってお風呂を諦めろ」と具体的に提案してもらえたおかげで、「手抜き」という選択もアリなんだということを実感できました。
「もうちょっと手を抜いて育児したほうが良いんじゃない?」といったあいまいな提案だったら、
ますます意固地になって、日々のルーティンをこなすことに縛られていたのではないかと思います。
もし、今必死に育児を頑張っていて、少し疲れていらっしゃるママさんがいたら、
まだまだ母暦5年半の若輩者ながら、「今日だけ!家事一つ、休んでもいいことにしようよ!」と声をかけたいです。
「手を抜く」時に私が心がけていること
最後に、「手を抜く」選択をしたとき、心がけていることが二つあります。
1.「手を抜く」ことに罪悪感を持たないこと
「しかたないから」「間に合わなくなるから」「子どもがぐずるから」といった気持ちで手を抜くと、ますます焦りがでてきて子どもにイライラをぶつけてしまう可能性大。
私の場合は、「涙を堪えながら必死に許しを請う娘の姿より、ラーメンの湯気に目を輝かせる娘の顔が見たい!だから今日は手を抜こう!」と自分に言い聞かせています。
2.「手を抜く」ときは、それに特別感を付け加えることを意識
普段、しつけとしてやらないように心がけていることを、その時だけ解禁!
例えば、「今日のご飯は汁物お休み!ワンプレートにして、特別にテレビを見ながらご飯にしよう!」
「なんなら照明も消して『映画館ごっこ』だ!」といった具合です。
子どもたちの意識をイベントに集中させ、一致団結して「特別な時間のためにがんばろう!」といった状況を作ると、
その後のやるべきこともスムーズに行くことが多いです。
今は「手を抜くときは思いっきり!」くらいの気持ちで家事育児と向き合うようにしています!
私の「私って、ダメなママ?」エピソードが、少しでもどなたかの参考になればうれしいなと思います!
長々と読んでいただきありがとうございました!
●ライター/かまま(@kamama36)
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