断るのはムリ!? PTA役員の実態と負担を軽減させるコツ
2016年3月10日 | よみもの断るのはムリ!? PTA役員の実態と負担を軽減させるコツ

内側から体制を変えてPTAの活動を改善しよう

ボランティアであるPTA活動に、ムダな時間を割かれることほど嫌なことはありません。必要のないことはできるだけ減らし、業務の削減を目指しましょう。
配布するプリントを少なくする
PTAではなにかとプリントを配布することがありますが、実際に経験した人によるととても面倒で大変とのこと。
配布しているプリントにほとんど意味がない、あるいは読んでいる人がほとんどいない、という状況であれば思い切って配布するプリントを減らしてみるのも一つの手です。
仕事を他人任せにしない
そもそもボランティアで構成されているPTAは、大半がやる気のない状態で作業をしています。
そんな中で一人ひとりが仕事を他人任せにしていたら、終わる仕事も終わりません。
自分に与えられた仕事はきっちりこなすようにすることで、時間をかけずに効率的に仕事を終えることができます。
集会は夕方に設定する
PTAの集会は平日の昼間に行われることも少なくありません。そのため、共働き世帯は仕事を休んでまで参加することになり、負担が大きくなります。
そこで、集会はなるべく夕方に設定するようにしましょう。夕方であれば昼間よりも参加しやすく、夜の支度のために時間に区切りもつけやすくなります。
その他にも、情報共有はメールで一斉送信するなど、ネットを使って効率化できることも多いはずです。
海外でのPTAのあり方

米テキサス州のある学校では、“PTA活動に奉仕できない場合に支払うべき金額”が提示され、活動参加と支払いのどちらかを選ぶことができるという方法を採用するところがあるようです。
参加したくない活動内容によって細かく金額も決められており、自分のできる範囲で取り組むことができます。
アメリカのPTA活動は日本よりも大変だと言われていますが、これは画期的な方法として注目を集めています。
「お金で解決するなんて……」と否定的な印象を持つ人もいるかもしれませんが、日本のように人の善意に頼るだけのやり方よりも理にかなったものと言えるのではないでしょうか。
→次ページでは、どうしてもPTA役員になることがムリなときに断るコツを見ていきましょう。