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子どもの年齢別! 「スタジオジブリ」のお薦め映画

子どもの年齢別! 「スタジオジブリ」のお薦め映画

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こんにちは。エッセイストの鈴木かつよしです。

盟友の高畑勲監督をうしなってもなお、次回作『君たちはどう生きるか』完成への情熱は変わることのないスタジオジブリと宮崎駿監督。その長編アニメーション作品の数々はわが国が世界に誇るべき文化の代表選手ではないかと思います。

ママのみなさんがお子さんにみせるジブリ作品を選ぶ際に、お子さんの年齢によって「何をみせるか」の参考にしていただければと思い、今回は筆を執りました。

『魔女の宅急便』(1989年公開作品)

こちらは、小学校高学年の児童から中学生にお薦めです。

主人公のキキが魔女界のしきたりにしたがって13歳の春に人間しか住んでいない街へと独り立ちの旅に出る物語。

人間界の街で出会ったとんぼとの初恋は高学年の小学生ならシンパシーを感じるでしょう。また、生まれて初めて“職業実習”を体験する中学2年生にとっても感じるところがある作品です。

『となりのトトロ』(1988年公開作品)

4・5歳児から小学校の全学年の児童にお薦めです。

母親の療養のため引っ越してきた農村で姉妹二人きりの夏を過ごすことになった12歳の小学6年生サツキと4歳児メイの物語。

日本の子どもたちにとって小学生時代の“夏休み”ほど特別なものは他にありません。

このアニメは入道雲や夕立がある日本の夏の風景を鑑賞できるだけでも価値がありますが、しばし親が傍にいない時間を過ごさざるをえなくなった小さな姉妹の心理描写が観ているわたしたちの胸を打つ作品です。

4・5歳児のお子さんであればメイの微笑ましい様子を観て楽しむこともできるでしょう。

『耳をすませば』(1995年公開作品)

中学生みんなにお薦めです。

京王線聖蹟桜ヶ丘駅周辺の東京の多摩地区を舞台にした中学3年生の雫と聖司の初恋物語です。高橋一生さんが聖司の声を担当していましたね。

人生の早い時期から医者や公務員や大企業の会社員を目指すのもいいですが、雫と聖司のように作家やバイオリン職人を夢見て努力する中学生もいてほしいですよね。

中学生のお子さんであればほとんどのみんなが共感できる作品ではないかと思います。

『コクリコ坂から』(2011年公開・宮崎吾朗監督作品)

中学生・高校生にお薦めです。

メルという愛称で呼ばれる高校1年生の少女・海と同じ高校に通う1学年先輩の新聞部長・俊との甘く健気で美しい初恋物語。

日本の青春映画の最高傑作ではないかと筆者は思っています。海や俊と同じ高校生はもちろん、高校進学を控える中学生のお子さんたちにもぜひ観ていただきたい作品です。

心から「好き」と思える異性に出会えたことが人としてどれほど幸福なことであるかをあらためて実感させられる上質のラブストーリーです。

『火垂るの墓』(1988年公開・高畑勲監督作品)

最後は、4歳以上の全ての子どもたちにお薦めです。

わが国に生を受けた全てのお子さんに観ていただきたい作品です。4歳以上になっていれば、感覚的に「何か」を感じ取ることができるかと思います。

太平洋戦争末期の神戸大空襲で親を亡くした14歳の清太と4歳の妹・節子が、子どもだけではやはり生きて行くことができず終戦を迎えた直後に二人とも栄養失調による衰弱死をとげる物語です。

この作品は、子どもたちが子どもたちだけでは生きて行けない以上いかなる理由があっても一国の指導者は「戦争」という選択肢を採ってはならないという強烈なメッセージを含んでいます。

原作者の野坂昭如さんと高畑勲監督がこのアニメを子どもたちに観てもらうことによってその思いをずっと後世の子どもたちにまで伝えて行ってほしいという願いが、観る者の胸に突き刺さってくる、そんな凄いアニメ映画です。


いかがでしたでしょうか。

こうしてみるとジブリの長編アニメ作品は、いろいろな年代のそれぞれ気質の違う「少女」たちが主人公になっているので、どんな学齢のお子さんでも夢中になれる作品が必ずあるように思います。

今回ご紹介しきれなかった作品についていずれまたコメントさせていただく機会があればこのうえなく幸いに存じます。

●参考リンク
スタジオジブリ(http://www.ghibli.jp/)

●ライター/鈴木かつよし

ライター紹介

鈴木かつよし

鈴木かつよし

慶大在学中の1982年に雑誌『朝日ジャーナル』に書き下ろした、エッセイ『卒業』でデビュー。政府系政策銀行勤務、医療福祉大学職員、健康食品販売会社経営を経て、2011年頃よりエッセイ執筆を活動の中心に据える。WHO憲章によれば、「健康」は単に病気が存在しないことではなく、完全な肉体的・精神的・社会的福祉の状態であると定義されています。そういった「真に健康な」状態をいかにして保ちながら働き、生活していくかを自身の人生経験を踏まえながらお話ししてまいります。2014年1月『親父へ』で、「つたえたい心の手紙」エッセイ賞受賞。

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