こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。
最近暑くなり手作りの離乳食を持ち歩くのは食中毒などの心配にがありますよね。かといってレトルトの離乳食を使用するのは抵抗があるかもしれません。
そこで今回はレトルト離乳食との上手なつきあいかたや、私がレトルト離乳食をそこまで嫌厭していない理由についてお話します。

レトルト離乳食との距離感
レトルト離乳食に手を出しにくいという人は添加物の心配があるかと思うのですが、実は、しっかりと基準がなされた上で作られています。
それを踏まえてわが家はレトルトの離乳食と適度な距離をとって、上手くつきあってきたつもりです。レトルトの離乳食は使用していましたが、使用「しすぎないように」もしていました。
2人の育児中、わが家がよく使っていたのはお弁当タイプのレトルト離乳食。実際に使用していたのは以下のようなときです。
・外出するとき
・パパに子どもたちを見ていてもらうとき
・どうしても食事(離乳食)を作る気力や体力がなかったとき
外に食事に行くとき、離乳食が置いてあるお店はかなり少ないですし、自分で離乳食を持参するのも面倒で…。
レトルトの離乳食は野菜もタンパク質も必要な分がしっかり入っていましたし、子どもたちもよく食べたのでかなり助かっていました。
でも注意したのは「レトルトばかりあげない」ということ。「体に悪い」とか「添加物が気になる」という問題よりも、私の手作りの味をしっかり覚えて欲しかったからです。母の味=レトルトの味と勘違いされたら嫌だったし、レトルトに慣れて手作りのものを食べなくなってしまったら嫌だったのでレトルトは必要なときだけにしていました。
しっかりパックされているので外出時も食中毒の心配がありません。疲れたときに無理して離乳食を作らなくても大丈夫。精神的に大きな余裕ができるので、レトルトの離乳食はママやパパをきっと助けてくれる存在になるはずです。
レトルト離乳食の添加物が気になるママたちへ
レトルト離乳食は安全面がしっかり保障されています。添加物が気になっているママたちも、しっかり基準値内で管理されていると分かれば安心なのではないでしょうか?
大切なわが子の体を作る食事。「体にいいものをあげたい。悪いものはあげたくない」と思うのは当たり前です。
私もレトルト離乳食に含まれる添加物などが気になったので、調べたことがあります。
多くのレトルト離乳食は「日本ベビーフード協議会」(ホームページはこちら)というところの基準にもとづいて作られているようです。塩分や残留農薬、食品添加物などもすべて管理されています。赤ちゃんが口にするものなので、レトルトでもこだわって作られています。
ほとんどのレトルト離乳食は安全が保障されているので、個人的には「そこまでレトルトを嫌厭しなくても」という理由がこれでした。(もちろん考えかたは人それぞれですよ!)
それでもわずかな添加物も気になる人には、オーガニックの離乳食をオススメします。
(以下:参考
Littele One’s ナチュラル離乳食
loco organic
ベビーフード 味千汐路)
多くのオーガニック離乳食はネット販売や自然食品を取り扱うお店で購入できます。最近では多くのお店から色々な種類のものが販売されているので、赤ちゃんの口にあうものを試してみるのもいいかもしれませんね。
添加物を一切排除するのも難しい
レトルトの食事や外食の食事を一切絶つと、新たな問題も出てくるようです。これは私のママ友の話なのですが、手作りにこだわった末に出てしまったアレルギーのお話です。
私の友人で、離乳食や幼児食にとてもこだわり、3歳頃まで手作り以外ほとんど与えていなかったママがいます。それはとても徹底していたので、私も尊敬の眼差しで見ていました。
でもあるとき外出時にレストランで作られたものを与えてみたら、蕁麻疹のようなものが体中に出てしまったとのこと。色々試したり調べたりした結果、添加物に反応してしまったようなのです。生まれてから3年間一切添加物をとってこなかったため、体が添加物を拒否したのです。
これが良いのか悪いのかは判断できませんが、ママ友は「大人になってから生きにくい体にしてしまった」とも言っていました。現在は少しずつ、外の食事にも慣れさせていっているようです。
現代の食事はありとあらゆるところに添加物があふれています。もちろん不要な添加物は体に与えたくないですが、生き抜くためには気にしすぎないほうがいいのかな、とも思ってしまいます。
以上、いかがでしたでしょうか?
添加物などを気にしてレトルトの離乳食を使用していないママは多くいます。また「手作り」が誉められる世の中なので、レトルトに罪悪感を持ってしまうママも多くいます。
手作り離乳食が苦になっていないのならいいのですが、たまに「食にこだわりすぎて疲れているママ」も見かけます。
離乳食がストレスになってしまうなら、少し縛りをゆるめて、心に余裕をもたせてみるのもいいのではないでしょうか。レトルトの離乳食もしっかり管理されています。
レトルト離乳食をオススメしているわけではありませんが、困ったときの救世主にはなってくれるはずですよ。
●ライター/横山かおり
●モデル/赤松侑里