義理の家族関係

弁護士がお答えします!義両親が家に入ってくる時どうしたらいい?

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【パパからのご相談】
義両親が勝手に家に入ってくるのは違法ではないの?

a場合によって様々変わってきます。

ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の正木裕美です。家族になったとはいえ、義両親への対応に頭を悩ませている方も多いはず。仲が悪くなくても、環境や考え方も常識も違い、傷付いたり苛つくこともありますよね。そこで、今回は、親しき仲にも礼儀あり、義両親とのトラブルをご紹介します。

義両親が勝手に家に入ってきたら

義両親が勝手に家に入ってきてしまったら、プライバシーくらい尊重してよ!と、勝手な振る舞いにイラっとしてしまうのはやむを得ないですよね。

正当な理由がなく家に入ると住居侵入罪に問われます。

承諾なく家に勝手に入る=正当な理由がないとされ、共同生活をしていない家族間では成立する可能性があります。

でも、義両親が勝手に家に入ってくるということは、妻が両親に鍵を渡しているのでしょうか。そうだとすれば、義両親は実子の妻が承諾した上で家に入っていると言えるので、住居侵入罪に問うのは難しいと思われます。

仮にそうでなかったとしても、警察は家族間トラブルへの介入は好まないので、まずは義両親への注意程度になると思われます。警察沙汰にする前に、実子である妻から義両親へ勝手に入らないよう伝えてもらったほうがよいのではないでしょうか。

冷蔵庫やタンスを漁られたら

さらに義両親に自分の家をあさられたら、気分が悪いですね。

今すぐ帰ってくれと言いたいですし、せめて妻に両親を止めるよう言いたくなります。

万一、義両親が家の物を盗んだ場合、窃盗罪が成立します。

窃盗罪、詐欺罪など一部の犯罪は直系血族(祖父母、父母、子、孫という縦の関係)や同居の親族(六親等内の血族、配偶者、三親等内の姻族)とは、との間で起きた犯罪だと刑が免除され、その他の親族との間で起きた犯罪は親告罪となります(親族相盗例)。

義両親は一親等の姻族なので、同居していないのなら刑は免除されません。

また、仮に盗み目的で家に入ったのであれば、正当な理由のない侵入として住居侵入罪に問われる可能性が高くなりますので、要注意です。

義両親のせいで離婚は出来るのか?

義両親の勝手なふるまいに我慢が出来ず、離婚を考えたことが一度はあるかもしれませんね。

どんな理由であれ、夫婦が離婚することに合意すれば、離婚届を提出して離婚できます。

でも、妻が離婚に応じないときは、裁判で離婚を請求するのですが、法律で定められた5つの離婚原因のいずれかがなければ離婚は認められません。

ポイントは、義両親とのトラブルで「婚姻を継続しがたい重大な事由がある」、つまり修復不可能な程度に破綻しているといえるかどうか。

基本的には、義両親とのトラブルがあるからといって当然に離婚原因とは認められません。

しかし、パートナーが間を取りもつなど不和に向き合って解決しようとせず、誠意のない態度を取っていたりする場合は、離婚請求が認められることがあります。

まとめ

自分の大切な両親でも、パートナーにとっては元々他人、うまくやっていきたいと望んでいてもうまくいかないケースは多くあります。

義両親といい関係が築けるかどうかは、パートナーの関わり方にも大きく左右されます。

法的にもこれは重要なポイントには違いないですが、現実として、問題に真剣に向き合わないと、夫婦間の信頼関係や愛情が失われ、夫婦間に深い亀裂が入ってしまうことも少なくありません。

簡単ではないですが、円満な家族関係を築くため、パートナーの一番の味方となり、お互いが親との架け橋になる努力を忘れず、大切なパートナーと両親と円満で素敵な家族関係を築いて下さいね。

●文/正木裕美

ライター紹介

正木裕美(弁護士)

正木裕美(弁護士)

男女トラブルをはじめ、ストーカー被害や薬物問題、ネット犯罪などの刑事事件、労働トラブルなどを得意分野として多く扱う。身内の医療過誤から弁護士の道へと進む。2012年には衆議院選挙に愛知7区より日本未来の党の公認候補として出馬し、「衆院選候補者ナンバーワン美女」とインターネットや夕刊紙で大きな話題を呼んだ。さらに、実はものすごくゲーマーで、時間に少しでも余裕ができるとスマホゲームをしている。ブログ「弁護士正木裕美のまっさき通信」も日々更新中!著書「愛とお金と人生の法律相談」がプレジデント社より全国の書店やコンビニで発売中。

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