3〜5月が最も多い!! 公園での遊具による事故への対処法とは?

こんにちは、元記者ママライターの高村由佳です。

温かくなってきて、公園に出かけるという親子も増えているのではないでしょうか。楽しく遊ぶ場ではありますが、子どもの思いがけない行動にヒヤッとした経験があるというママも多いかもしれません

そこで、今回は、公園で起こりがちな遊具による事故と、その防ぎ方について考えてみたいと思います。

(1)公園の遊具での事故件数

消費者庁によると、2016年までの6年余りの間に、遊具による子どもの事故は約1500件報告されています。

そのうち、約7割が軽症ですが、入院が必要となるような事故や、治療期間が3週間以上となるような事故も全体の3割近くに上っています。さらに、事故で大きな怪我をした子や、亡くなってしまった子もいるそうです。

近所の公園だからといって油断してはいけないことを実感させられますね。

また、事故が起きた時期は3月から5月がもっとも多いとのことで、まさにこれからの時期に注意が必要です。温かくなってくると、子どもを連れて公園に行く機会が増えますが、それに伴い、公園での事故件数が増えるのかもしれません。

(2)特に注意したい遊具

原因となる遊具の種類が特定できている事故の中では、「すべり台」によるものが最も多く、全体の3割以上を占めています。

実際に筆者も、すべり台の上から転落したとか、すべり台を反対側から上っていって子ども同士が衝突してしまったといった話を聞いたことがあります。

消費者庁によると、すべり台の滑走面を立ち上がって逆行していたところ、上から滑り出した別の子どもと接触し、約3mの高さから地面へ転落して頭蓋骨を骨折したというケースがあったそうです。

さらに、すべり台の柵を越えて遊んでいたところ、高さ3mから落ちて、胸部・背部を骨折したというケースもありました。

すべり台は、遊具の中では高さもあり、使い方を間違えるととても危険だということがわかります。

また、「すべり台」に次いで、「ブランコ」や「鉄棒」、「ジャングルジム」や「うんてい」など、ほかにもさまざまな遊具で事故が起きているようです。どの遊具で遊ぶ際にも、十分気を付けなければなりません。

(3)こんな事故に注意したい

それでは、どのような事故が実際に起きているのでしょうか?

・転落
事故全体のうち、怪我のきっかけとしても「転落」は全体の6割以上を占めています。

そのうち、約3mのジャングルジムの頂上から2歳の男の子児が後ろ向きに転落し、後頭部に数cmの血腫が認められ、約1週間の入院となったというケースがあったそうです。また、雨に濡れたうんていで6歳の女の子が手を滑らせて左肘から転落し、剥離骨折したというケースもありました。

重大な事故のきっかけとして、「転落」は起こりがちだということがわかります。

・引っかかった
中には、洋服などが遊具に引っかかってしまっておきる事故もあります。すべり台の手すりのつっぱり部分に女の子の着ていたポンチョが引っ掛かり、首が締め付けられる状態となって、後日死亡したという事故が起きています。洋服などが引っかかって起きる事故は、件数としては少ないですが、重大な事故になりうることがわかります。

・遊具の損傷によるもの
こちらも件数としては少数ですが、遊具の損傷による事故も発生しています。5歳の女の子がすべり台を滑っていたところ、すべり台の腐食した部分の金属片が指に刺さって治療のため入院となったという事例があるそうです。遊具の状態についても、物によって良し悪しがありますが、事故につながることもあるようです。

(4)親が注意できること

それでは、子どもを事故に遭わせないためにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。消費者庁では、子どもを遊ばせるときの注意として、以下のことを呼び掛けています。

①施設や遊具の対象年齢を守りましょう。
②6歳以下の幼児には保護者が付き添いましょう。
③子供の服装や持ち物に注意しましょう。
④遊具ごとの使い方を守らせましょう。
⑤遊具を使う順番待ちでは、ふざけて周りの人を押したり突き飛ばしたりしないようにさせましょう。
⑥天候にも気を付けましょう。
⑦遊具の不具合や破損を見付けたら、利用を控え、管理者に連絡しましょう。

特に消費者庁では、遊具に洋服や持ち物が引っかかったりして窒息してしまう事故への注意喚起をこれまでに何度も行っています。

子どもの服装については、上着の前を開けっぱなしにしない、 マフラーやひも付きの手袋はとる、リュックサックやかばん、水筒、ヘルメットは外す、パーカーなど首のまわりにひもやフードの付いた服は着ないなど、具体策も提示しています。

命にかかわる事故を防ぐために、ぜひ参考にしてみてください。


以上いかがだったでしょうか?

公園の遊具による事故を防ぐために一番重要なことは、大人が油断しないことではないでしょうか。

子どもの遊び方や服装、遊具の状態などについて、「これくらいならいいか」と思わず、「あれ?」と思ったらすぐに対処することが重要です。

筆者も、子ども同士が遊具で危険な遊びをして楽しむ様子をよく目にします。確かに、普段しない遊び方はスリルがあって子どもにとっては楽しいことかもしれませんが、ダメなことはしっかりと教えなければなと、改めて気が引き締められました。

お出かけを楽しくするためにも、ぜひ事故への注意を忘れないようにしたいですね。

【参考リンク】
遊具による子供の事故に御注意!(消費者庁)
「遊具を利用するときの服装、持ち物に気を付けましょう!」

ライター紹介

高村由佳(元記者ママライター)

高村由佳(元記者ママライター)

生まれも育ちも兵庫県という関西人。小学生の時はドイツに暮らした経験も。大学卒業後は「人を救う報道がしたい」とテレビ局の記者として就職したが、理想と現実の狭間で悩み退職。その後、転勤族の夫と結婚して2人の男の子を出産し、現在はウェブライターとして活動中。ママたちが少しでも前に進めるような記事を書きたいと思っている。 趣味はドラマ鑑賞と食べ歩き。中高時代は演劇部、大学ではフットサルをしていたこともあり、演劇鑑賞やサッカー観戦も好き。女子校育ちで姉しかいないため、目下の悩みは男の子の育て方

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