体重が20キロも落ちた!デリケートな産後の母体事情

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

古くから「産後の肥立ち」という言葉があるように、体力を消耗した産後の母体はとってもデリケート。

出産までは元気いっぱいでも、産後は体調不良というパターンも少なくありません。

実際に産後に体調を崩した実例とその後をご紹介します。

■「頼むから実家へ帰ってくれ」といわれたOさんの場合

香港在住3人娘のママOさんの場合、夫が先に音を上げました。

「頼むから実家に帰ってくれ!」と。

Oさんは、出産も産後も病院にいる間は順調でした。

帰宅後、日常の家事や猛暑の中の買い物ってキツいな…とは思っていたとのこと。

そこへ、上の子が夏風邪でダウンし、その看病で寝不足に。子どもが復活すると、Oさん自身が「あれ、だるいな」「ふらふらする」。

それでも、忙しさにかまけて放置すること10日目、先の夫の発言となったそうです。

「いつもの私なら平気で乗り切れた」というOさん。

「でも、実はお産で体力消耗し、暑さと2人の面倒でさらに消耗し、寝不足…。体が耐えられなかったのね」。

Oさんは、夫の「心配で仕事にならない」という言葉に、渋々、香港から日本へ子連れ帰省。すぐに1週間入院させられたそうです。

その後、香港に戻る体力と自信が戻るまで3カ月かかったOさん。

3人目は最初から日本に帰省して出産しました。「元気なつもりでも、産後の無理はたたるのよ~」と思い出し、苦笑いをしていました。

■育児ノイローゼで食べられなくなったEさんの場合

「自分がノイローゼだったのかわからない」と話すEさんは、22歳で一人目を出産した後、食事ができなくなってしまったそうです。

心配した夫が病院へ連れていくと、「産後鬱かノイローゼの可能性あり」といわれ、薬を処方されました。

夫は仕事を休んでずっと変な顔で見張っているし、子どもは泣くし、すごく鬱陶しかったけど、自分が病気だとは思わなかった」そうです。

Eさんの母子手帳によると、妊娠前の体重が45kg、出産直前60kg。そして1か月検診時には43kgという減量ぶり。さらに3か月検診では40kgにまで減っています。

「産後、ずっと気分が悪かったけど、つわりみたいで、もう二人目ができたのかと思った」とはEさんのこと。

Eさんの場合は、心の不調が産後の肥立ちに大きく影響を与えたようです。

あまりの痩せように心配したご主人がナニー(子守兼お手伝いさん)を雇い、通院・投薬のかいもあり、Eさんの体調は徐々に回復していったそうです。

その後2人目にも恵まれたEさんのお宅には、夫の招きに応じたEさんの実母が同居し、一緒に子育てをしています。

■風邪と貧血で肥立ちが悪かった私の場合

私も産後の肥立ちが悪かった組です。

出産1週間前に風邪をひき、陣痛開始から出産まで丸2日かかり、出産時の内外出血で貧血になり、産後一人暮らしだったことなどなどから、体力を消耗したまま回復する暇がなかったのです。

産後1週間の入院時、医師から数日延ばすよう言われたものの、諸事情から強引に退院。その1週間後に子連れで「過労と高熱」のため1週間の再入院。

その後も貧血はなかなか改善せず、長年細々ながら治療を続けることになりました。

また、「体力づくりをしなければ」と運動をすると、体力をつける前に使い果たすらしく、やはり体調を崩してしまいます。

友人のトレーナーに言わせると「体力の自転車操業状態」とのこと。

産後すぐのケアの大切さを、身をもって知った私ですが、体調と諸事情により子どもは一人でよしとしました。

■まとめとして

産後の肥立ちは、産後すぐにきっちりと対応しておかないと、長く後を引いてしまうこともあります。

産後の体調管理は、自分のためにも赤ちゃんや家族のためにも十分すぎるほどに気をつけたいですね。

【参考書籍】
・産後ケア なぜ必要か 何ができるか 福島富士子他著 岩波書店
・ママたちが非常事態!? NHKスペシャル取材班著 ポプラ社
・産後、つらくなったら読む本 やまがたてるえ著 合同出版

ライター紹介

さとうあきこ

さとうあきこ

子育て、教育、健康、食、仕事、人間関係などなど、海外に場所を移してもやっぱり悩むことは多いし大変。でも、ガッツリ取り組んでみたらなんだかおもしろい! 何かと不便な海外生活の中での工夫の数々と、実際に体験した失敗と成功を元手に、日々多方面へと情報発信中です。フルタイムプロライターとして、またライフワークとして、好奇心のおもむくままに、時には情報の海を、時には世界中を母娘で旅しながら、子育て・自分育てにまい進中。

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