マタ旅前に読んでほしい!妊婦さんが旅行する時に気をつけること
2018年2月26日 | よみものマタ旅前に読んでほしい!妊婦さんが旅行する時に気をつけること

こんにちは。
元添乗員ママライターのゆかりんごです。
妊娠期に旅行するマタニティ旅行、通称「マタ旅」という言葉をよく耳にするようになりました。
2014年に温泉法が改定され、温泉入浴禁止事項の中の「妊婦」が削除されたことも影響しています。
妊婦も温泉入浴可能となり、「マタ旅」向けのプランを打ち出すホテルも増えています。
私の妊娠中はというと、2回とも切迫流早産で絶対安静の指示が出され、一時入院と自宅安静が続いたため、マタニティ旅行はしていません。
しかし、里帰り出産を予定していたため、安静指示が出されるまでの間、出産予定病院の受診を名目に何度か帰省したり、近辺をプチ旅行したりしていました。
インターネット上では、「安定期に入る6か月頃から妊娠後期までの間に旅行すれば良い」との情報が飛び交っています。
本当にそれだけでマタニティ旅行を計画して良いのでしょうか。
今回は、実際にマタニティ旅行を計画したママたちの声をもとに、マタニティ旅行の注意点をご紹介します。

大前提は医師に相談
私のように実は切迫早産であった、という話はよく聞きます。
特に安定期とされる妊娠6か月頃より妊娠後期にかけて、お腹が張りやすいな、と感じている場合は、気付かないうちに子宮頸管長が短くなっていることがあります。
まさに、私がそうでした。
普通の妊婦定期健診では診察されず、自分から訴えない限り診察してもらえない、ということも多くあるようです。
“一人目の子どもが生まれる前に夫婦二人だけの旅行を予定していたが、お腹が張りやすいのが気になり、定期健診の際にふと医師に聞いてみた。内診してもらった結果、切迫早産と診断され、その場で入院になった。しかし、あの時、旅行前に念のため医師に確認して良かった。そのまま確認せずに旅行していたら今頃娘はいないかもしれない。”(6歳女の子、2歳男の子ママ)
この方のように、マタ旅に行く際には、一度医師と相談してから行くことが大前提となります。
海外などの遠出はどうなの?
妊娠経過に問題がない場合でも、基本的に遠出は避け、車や電車で2~3時間以内にかかりつけ医のもとに戻ってこられる場所が良いでしょう。
飛行機を利用した遠出旅行は、医師も勧めないようです。
しかし、どうしても遠出の旅行になり、飛行機を利用する妊婦の方はこちらをご覧ください。
遠出の旅行を医師に相談した方の実際の体験談です。
“新婚旅行でハワイ。医師には「行って良いとは言えない。くれぐれも無理のないようにして」と言われた”(1歳男の子ママ)
“新婚旅行で沖縄。「自己責任だけど、オススメはしない」と言われた”(5歳、2歳男の子ママ)
しかし、どうしても遠出になる場合は、旅行先の産婦人科のある病院をピックアップしておくと良いでしょう。
今まで何も問題がなかったからといって、そのまま何もないとは限りません。
宿泊地の近辺に、なるべく大きな産婦人科をいくつか事前に調べておくと、安心です。
ただし、“飛び込み出産を拒否された“とのニュースがあるように、妊娠経過が分からないからと、嫌がられることもあると頭に入れておきましょう。
決して無理はしない!ゆったりとした行程がおすすめ
せっかく旅行するなら色々見て歩きたい、という思いは我慢して下さい。
マタニティ旅行はリラックスすることを目的としましょう。
自由の利く個人旅行で、その都度、体調と相談しながら行程を進めていくほうが良いです。
宿泊先には妊娠中であることを伝えておくこと
宿泊先によっては妊婦を快く受け入れていないところもあります。
事前に妊娠何か月であるかを伝えておくと良いでしょう。
宿泊先によってはマタニティ用の部屋着を用意してくれたり、食事の内容に気をつけてくれたりするところもあるようです。
ちなみに、出産後すぐに小さい子どもと旅行に行く場合も宿の選定には注意がいるため、その場合はこちらをご覧ください。
以上いかがだったでしょうか?
妊娠期間中、制限されることが多くあります。
また、これから生まれてくる赤ちゃんとの生活は未知の世界です。
そしてきっとバタバタと忙しくなるでしょう。
それらのストレスから解放されるためにも、また、残り少ない夫婦水入らずの時間を大切にするためにも、リフレッシュすることは大切です。
しかし、妊娠は、一人一人状況が異なるため、危険性をしっかり理解する必要があります。
自覚症状がないまま不安定な状態になっていることも多いからです。
マタニティ旅行をする場合は、必ず医師と相談した上で、無理をせず、良いリフレッシュとなるような時間を過ごすようにして下さいね。