本当に“最寄り”だけで大丈夫? 産婦人科選びで重要な事

2018.02.02

皆さんこんにちは。3人の出産経験あり、ママライターのあしださきです。

2018年1月19日、JR常磐線の車内で女性が出産という驚きのニュースが飛び込んできました。出産を経験した者として、他人事とは思えないような気持ちになりました。

その後も母子ともにお元気とのこと、本当に良かったです。

今回のニュースを見た妊婦さんで「突然陣痛がきたらどうすればいいのか。」と不安になってしまった方もいるかもしれません。

ところで、皆さんは出産する病院をどのような理由で選んでいるのでしょう?

「家から近い」

コンビタウンが行ったアンケート(2013年実施)によりますと、64%の方が「家から近い」を理由として挙げています。

前出の女性は電車内で急に陣痛が始まってしまい、およそ8分後には出産ということだったそうです。

ニュースで言っていましたが、女性は電車に乗って病院へ向かうところだったそう。

定期検診の為だったのか、もしくはお産の兆候を感じて医師の診察を受けに行くところだったのか詳しくは分かりませんが、まさか陣痛開始から直ぐに出産になろうとは予想もしていなかったでしょう。

筆者は3人の子どもを出産しました。

陣痛開始から出産までの所要時間は1人目が約10時間、2人目約6時間、3人目55分と1人産むごとに時間が短くなっていきました。

実際、経産婦がお産する病院に間に合わず自宅で出産、というケースもあると助産師から聞かされ、「あなたも注意してね。」と言われていました。

産院が家から近いことのメリット

移動でかかる身体への負担軽減

気になることがあればすぐに行ける安心感

測不可能な事態が起こったら、すぐに対応してもらえる

「医師・助産師・看護師の評判が良い」

前出のアンケートで2番目に多かったのがこの理由で40%の割合でした。

お産という人生の大切な局面で「塩対応」されたという話はとても多いです。

「怖い助産師に怒鳴られながらお産した。」(30代 2人の女の子の母)
「2時間待って、先生の診察は2分。」(30代 5歳男の子の母)

などの口コミは瞬く間に広まっていきます。

逆にとても評判が良いという話もすぐに口コミで広がり、人気の産婦人科はお産の予約がとれないほどだそうですね。

妊婦さんにとっては、生涯に何度もない貴重な経験です。

医師や助産師さんの評判が重要視されるのも頷けます。

「設備が充実していて緊急時の対応が可能」

同調査の第3位、全体の38%の回答です。

「少なすぎる!」と思うのは私だけでしょうか。

実は筆者は、常にこの理由で病院を選ぶべきだったと、3人産み終わってから痛感しています。

「ホテルのような快適な入院」「産後エステが受けられる」「美味しい入院食」

マタニティー雑誌にあふれるキラキラしたセレブ産院特集を参考にして、「どうせ入院するならこういうところがいい」という気持ちになるのは私も経験があります。

逆に「緊急時」という言葉は、あまりピンとこないですよね?

ところが、妊娠やお産に関しての「緊急時」はかなりよく起こりうると経産婦は経験上思うのです。

筆者のお産体験

私は妊娠後期まで近所の個人病院で検診を受け、お産の予約もしていました。

しかし血液検査で異常が見つかり、近くの大きい病院を紹介されたのが妊娠8ヶ月の時でした。

ハイリスク妊婦となった私を受け入れてくれたのは、地域の周産期医療機関に指定され、産後の母体ケアはもちろん、新生児のNICU・GCUがある大病院。

白い巨塔のようでした。

……正直、前の産院のほうが綺麗で良かったですが、仕方ありません。

妊娠34週6日、私は夕食の支度中突然破水しました。完全破水でした。

羊水の多くが外に出たため、赤ちゃんを早く出産してあげる必要があると説明を受け、即入院となりました。

翌朝までは自然な陣痛を待つが、それ以上は時間をかけられない。

結局、明け方5時頃陣痛が来て、6時前に無事誕生しました。

赤ちゃんは2000gギリギリの小さな子でしたから、すぐにNICUへ入院です。

もしも転院前の個人病院で出産していたら、生まれたばかりの赤ちゃんと離れ離れになってしまうところでした。

設備の充実と緊急時の対応が当たり前にできる病院でよかった。

お産に関わってくれた全員に言葉では言い表せないほど感謝しています。


いかがでしたか。

前出の出産した女性に対して「自己管理が甘い」等の厳しい意見が出てしまったということも聞きました。

しかしお産に関する緊急事態は、全くの予測不可能なものもあるのです。

「何のトラブルもない順調なお産」がほとんどだと勘違いしている方も多いのかもしれませんね。

お産する病院を決めようという時に、このニュースを思い出して「やはり近場の病院にしよう」と考えますか?

それともこんな「まさかの緊急事態」がつきもののお産をするにあたっては「設備や緊急時に対応可能」を重視でしょうか。

正解は1つではなく、それぞれのケースの当事者と赤ちゃんが幸せであればいいと思います。

是非一度パートナーとしっかり話し合い、納得のいく選択ができるように願っています。

参照/東京新聞 TOKYO Web 2018年1月20日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201801/CK2018012002000143.html
コンビタウン お悩みアンケート 病産院選び(2013年実施)
https://www.combibaby.com/c/1998/#q2



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