あなたは知ってる?子どもが自発的に勉強するようになる方法

2018.01.22

小学校中学年以上のお子さんがいらっしゃるご家庭では、学校での学習の難易度が高くなるにつれ、わが子の成績の善し悪しが気にかかるようになるのではないでしょうか。

「うちの子、もしかして頭が良くない?」

一抹の不安からこのままではいけないと思いつつ、どうしたらいいか分からない。

テストで散々な点数を取ってきたわが子につい厳しく怒ってしまうという話はよく耳にします。

親が怒っても、やる気が出ることはまずない

ご自身が子どもだった頃を思い出してみてください。

親や学校の先生に成績の事で怒られ、嫌な気持ちになった後「よし、勉強やるぞ!」とは思わなかったのではないでしょうか?

さらに怒られ続けることによってお子さんが、「どうせ自分はバカだから」と卑屈な考え方になっていく危険性があります。

ある有名なプロ家庭教師が書いた本で読んだのですが、「子どものやる気を失わせるような親の関わり方を変えるだけで、成績は上向く」とのことでした。

では具体的にどう関わるのが正解なのでしょうか?

ポイント①命令形では効果薄!褒めるタイミングを見逃さず、親の気持ちを伝えて

学校の成績が悪いわが子に、せめて宿題くらいは毎日きちんとやってほしいと思うママの気持ちはよく分かります。

しかし、「宿題しなさい!」と命令口調で言うのはよくありません。

子どもには、「承認欲求」があり、自分を認めて欲しいと思っています。

ですから、まずは①お子さんの日頃の行動をしっかり見ていくことから始めましょう。

そして自主的に机に向かった時を見逃さず、②「自分から宿題をした」という1点をしっかり褒めてあげてください。

その時、③「お母さん、あなたが自分から宿題をやってくれて本当に嬉しい。」と母の気持ちを一緒に伝えることがポイントです。

自分のしたことを認められたことは、嬉しい記憶としてお子さんの中にしっかり残ります。

時間は少しかかるかもしれませんが、お子さんは良い行動を繰り返して「また親に認めてもらいたい」という方向に向かうはずです。

ポイント②「勉強のやり方が分からない」という悩みにどう向き合うか

株式会社ベネッセホールディングスが2014年に行った「小中学生の学びに関する実態調査」によりますと、小学生の「学習上の悩み」の項目に挙げられた回答に「上手な勉強のやり方が分からない」が39.9%の割合を占めていました。

これは全体で2番目に多いものでした。

また中学生では、子どもの成績を上位層・中位層・低位層の三段階に分け「上手な勉強のやり方が分からない」と答えた割合を算出しています。

上位層:29.9%、中位層:55.3%、低位層:75.0%という結果になり、これにより成績が悪い子どもほど上手な勉強のやり方が分からないという悩みがあることが明らかになりました。

こういうデータがある以上、この悩みにどう親が向き合ってあげるかがポイントになってくると思います。

低学年なら

・宿題のドリルをやっている間は、隣で見ている(よくできていたら褒める)
・字や計算の丁寧さをチェックしておく

中学年以降は、
・簡単な計算練習を毎日続けていく(市販のドリルやお手製のプリントでOK)
・夏休みなどの長期休暇中は、その学期履修した範囲を必ず復習する(全科目)

少々手間はかかるものの、こうした地道な作業で学習の習慣化を図っていくことが効果的だと思います。

学びの面白さを伝えよう

同調査でもう1点、大変興味深い結果が現れています。

それは、「学びの面白さを伝える保護者の子どもはそうでない保護者の子どもより、好奇心や関心を動機として学習をする割合が約10ポイントも高い」というものです。

これは子どもの苦手科目の代表選手・算数(数学)に関しての結果です。

子どもの学習動機は非常に重要です。

今後の人生の中で「どんな動機で勉強がしたいか?」はお子さんの将来の進路にも関わってくるからです。

親と子の関わりが深い小学生だからこそ、親は子の学習動機にアプローチできます。

「勉強を教える」や「できないことを叱る」視点ではなく、パパやママが「学習の面白さ」を積極的に伝えてみてはいかがでしょうか。

例えば筆者は、算数(数学)が大好きです。

中学受験を控えている娘には算数という科目の魅力をどうにかして伝えたいと日々奮闘しています。

算数は、パズルのピースがピタっとはまったときのような気持ちよさを自分自身で味わうのが醍醐味だと思います。

工夫している点は
・与えるのはヒントだけ
・「自分の考えを式に書く事」をアドバイスする
・必ず見直すようにさせる

という3点です。これでじっくり問題に向き合い、解決してみる。

間違えた問題は数日以内にもう一度解いてみるようにさせています。

まだまだ先は長いですが、本人も少し算数の面白さが分かってきたと言っています。これからも続けていこうと思っています。


いかがでしたか?

成績が悪いわが子への向き合い方が分からない、気付けばいつも怒ってしまい他に何も対策が思いつかないという悩めるパパ・ママたちの参考になれば嬉しいです。

参照/株式会社ベネッセホールディングス
「小中学生の学びに関する実態調査」速報 2014年
http://berd.benesse.jp/up_images/research/Survey-on-learning_20141119.pdf
小学館 平成30年2月号 ベビーブック別冊 「café BB」
「子どもに伝わる ほめ方・叱り方」



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