元妻と密会?プラトニック不倫をしている人に聞いてみた

2018.01.09

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

「プラトニック」も「不倫」も以前からある言葉であり現象でしたが、最近はこの二つをセット化した「プラトニック不倫」が話題に上がっています。実は正反対なはずのこの二つが、組み合わせると実にピッタリとはまって聞こえるのはなぜなのでしょうか?

プラトニック不倫とはどんな状態を意味するのか? 一体誰がなぜそこに陥るのか? どうすればプラトニック不倫という罠にかからずに済むのか?

複数人へのインタビューの中から、3人の自称「プラトニック不倫経験者」の話をピックアップし、答えを探してみました。

1.「キスだけ」のプラトニック不倫でモラハラ夫に受けた傷を癒す

Tさん(45才女性)は同い年の夫と二人暮らし。子どもはいません。

休日には二人で買い物に、長期休暇なら旅行に出かけていく二人の姿は、知人である私を含めた周囲の目からは理想的な夫婦像でした。

10年ほど前、夫が一人旅先で知り合った女性と浮気をしたことがきっかけだったとTさんはいいます。

「『好きな人ができたから別れたい』」と言われて、逆切れした私が『絶対別れないから!』って返して、大ゲンカ。あれから二人の関係は完全に変わったわ」。

「お前は非常識だ」とか「そんなこともできないのか」といったモラハラ言動が日常にあふれるようになったそうです。

ただそれはすべて「夫婦」の会話の中でのことであり、表向きは今も愛妻家の優しいご主人のまま。話を聞いた私もびっくりでした。

「でもね、パート先で知り合った人がいて、すごく優しいの。それで相談しているうちに泣いちゃうことがあるんだけど、そうすると彼、キスしてくれるのよ」と恥ずかし気に教えてくれました。

「キスだけ?」と思わず聞き返した私に「キスだけ」。

「それって不倫?」という私に、「ん~、不倫と言われればそうかもしれないけど、浮気よりずっと罪のないプラトニックな関係だと思う。だって、私も彼も離婚するつもりはないし、キスだけで満足しているから」というのがTさんの答え。

相談できること、泣けること、そして優しいキス、これらが相まって、大きな癒しになっているというTさん。

モラハラ夫への意趣返し、傷ついた心の癒し、さらに、夫の浮気に比べれば軽いものだという安心感などが、彼女のプラトニック不倫を支えているのではないでしょうか。

今は、夫の関係もプラトニックキス不倫の相手との関係も、双方がそれなりに安定しています。

だからこそ、ドツボにハマることもなければ、そこから抜け出すこともできずにいるのでしょう。でも、一度どこかのバランスが崩れたら…と想像すると怖いものがあります。

2.離婚調停中に露見したプラトニック不倫で泥沼裁判化

Eさん(37才女性)は、夜遊びを繰り返し家庭を顧みないイギリス人の夫との離婚にむけた話し合いの最中に、フランス人男性と新しい恋におちました。

ただ、二人の子どもの親権を争うつもりだったEさんは、浮気や不倫が不利な材料になると考え、恋人を説得しプラトニックな関係を続けていたそうです。

Eさんは「離婚調停が始まった後にできた恋人は、親権獲得に有利になる可能性もある。ただし、できるだけ目立たず清い関係を」という弁護人のアドバイスに従っていました。

ところが、二人が腕を組んで歩き、頬にキスをしているところを見た知人が、夫に写真つきで報告し、それが調停の場に持ち出されたことで、話し合いは一気にEさんにとって不利に傾いてしまいました。

「腕は組んでいたけど、それだけだったのよ?キスだって挨拶レベルだし」というEさんは、経済的有利さを持つ夫とその強力な弁護士によって、重大な離婚原因の一つにEさんの不倫を加えられてしまったのです。

Eさんは、これが原因で親権争いも離婚も裁判へともつれこみ、その後2年以上にわたって泥沼の戦いを繰り広げることになりました。

離婚はできたものの、離婚の大きな原因がEさんの不倫とされたため、親権を失い、慰謝料も認められませんでした。

イギリスに連れていかれた子どもたちとは滅多に会えなくなってしまったEさん。

「不倫のプラトニックラインってどこにあったわけ?」というEさんは、「プラトニックなんて所詮認められないし、ありえないってことよね」という結論に達し、その後正式に恋人となったフランス人の彼だけでなく、多くの男性と浮名を流しています。

自分はプラトニックなつもりでも周囲がそう見るとは限りません。でも、それが原因でEさんが失ったものは大きく、取り返しのつかないものでした。

3.今妻に隠れてする元妻とのデートもプラトニック不倫?

Nさん(49才男性)は、バツ1。20代でした最初の結婚は子どももいなかったことから協議離婚。

30代後半に出会った10才年下の女性と再婚し、今は10才を頭に3人の子どもに恵まれています。そんなNさんには秘密があります。

「別れた前の奥さんと時々会っているんだ」というNさん。「不倫関係なんですか?」という私の質問には、「お茶したり食事したり、話をするだけだよ」とのこと。

「奥さんにその話は?」の問いには「言えないね」と即答です。

「どうしてですか?」と突っ込んでみると、しばらく考えた後「気持ちはあるから…かな」という答えが返ってきました。

「今はね、プラトニックな関係であることが嬉しいっていうか、好きっていう気持ちだけ大事にできる感じっていうか、この関係をずっと続けていきたいんだよね」と迷いながら話してくれるNさんは、真面目な印象を受ける男性です。

「それって不倫だと思いますか?」ともう一度聞くと、「違うと思うよ。一線を越えていないから」という答えでした。

「一線を越えるつもりはない?」と返すと、「…ない、だろうね」と歯切れの悪い答えです。

Nさんは、元妻と「恋愛に近い気持ち」を持ちつつプラトニックな関係を楽しんでいます。

それは、傍目ではとても不安定で危険な関係に見えます。そして、妻にそれを話せないと思う時点でプラトニックではあっても「不倫」に近いようにも思えます。

最後に「今後も会うのをやめるつもりはありませんか?」と聞くと、「会って話をするだけだよ? 問題ないだろう?」と答えたNさん、プラトニックだから大丈夫という罠に陥っているよう見えるのは私だけでしょうか?

4.まとめとして

「不倫」は、法的には「深い関係をもったこと」が大前提とされます。

ただ、その有無を完全に証明するのは難しく、時には二人で自室やホテルなどに2時間以上いただけでも「不倫関係にある」と判断されることもあるようです。また、一般的な認識としての「不倫」はさらにその範囲が広がります。

食事をしただけでも「不倫だ」とする人もいれば、深い関係があってもそこに恋愛感情がなければセーフという考えを持つ人もいるのです。「プラトニック」という言葉も同じで、手も触れない関係だけに限定することもあれば、深い関係も一度ならプラトニックとする考えまであります。

そう考えると、「プラトニック不倫」の幅は非常に広く、認識に個人差が生まれやすいのが分かります。ようするに、自分は「プラトニック不倫」だから許されると思っていても、それが他人に通じるとは限らないのです。

また、プラトニックだからという安心感からズルズルと関係が長く続きやすいのもプラトニック不倫の特徴。長く続くそこに気持ちがあれば、何が起こるか分かりません。

実は、「プラトニック不倫」だから大丈夫という「安心感」こそがもっとも危険な要素なのかもしれません。

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