相談できない?マタニティブルーの悩みと解決策
2017年12月22日 | よみもの相談できない?マタニティブルーの悩みと解決策

こんにちは。ママライターのマエジマシホです。
筆者は現在、4歳になる息子がいます。息子を妊娠した時は35歳で高齢出産と言われる年齢でした。
そのため、妊娠中は食べ物や化粧水などの身体の中に入れるもの、身体に触れるものひとつひとつにかなり気を遣いました。
幸い筆者は妊娠中につわりを経験しなかったため、比較的身体に負担がかからないで妊娠を終えることができました。
しかし産後は、なぜか完全母乳での育児に非常にこだわり、主人の意見を聞かずに意固地になったり、泣いて育児を拒否したりしました。
今思うとあれは『マタニティブルー』だったんだな、と思えます。筆者の精神的なゆらぎが落ち着いたのは、産後3ヶ月を経過してからでした。
今回は、妊娠中や産後に多くのママさんが経験するといわれる『マタニティブルー』の対策を探していきます。

『マタニティブルー』への対策―ストレスを吐き出す
女性ホルモン以外の『マタニティブルー』の原因にあげられるのは、ストレスです。
妊娠中も産後もママさんにはかなりのストレスがかかることがあります。
初めての妊娠・出産であった場合は特にその傾向が顕著に出るでしょう。
このストレスをママさん独りで抱え込まないことが『マタニティブルー』を乗り切る対策のひとつとなります。
ママさんのお母さんや親しいお友達、あるいはSNSなど、愚痴でもささいなストレスでも話せる存在を確保しましょう。
筆者のおすすめはSNSです。現実では話せないこともインターネットの向こう側にいる第三者になら話しやすかったからです。
もうひとつには、現実の人たちに愚痴ばかり言っていると心配させてしまうかも、と思い込んでいました。今思うともっと甘えても良かったのかもしれません。
『マタニティブルー』への対策―ひとり時間をもつ
妊娠中や産後のママさんが誰に干渉されることもなくゆっくりとひとりで過ごせる時間をもつことも『マタニティブルー』にならないために効果的な方法です。
2人目ママさんには少々難しいと感じられるかもしれません。しかし、第三者の手を借りることによって可能となります。
保育園の有料の一時保育を利用したり、自治体の社会福祉協議会などが提供しているファミリーサポートを利用したりするのです。
ファミリーサポートを利用するためには、まず会員登録をする必要があります。
そして面接等があるケースもあります。ファミリーサポートで受けられるサービスは保育園の送迎や保護者の病気の時などに子どもを預かってくれることもあります。
筆者のママ友さんに聞いたところによると、自宅の掃除をする間、公園でファミリーサポートの人が子どもと遊んでくれたとのことでした。
どのようなサービスが受けられるかは、最寄りのファミリーサポートに問い合わせましょう。
『マタニティブルー』になるのはママさんのせいではない
『マタニティブルー』についてひとつはっきり言えることは、『マタニティブルー』になるのはママさんの責任ではない、ということです。
妊娠中も産後も特定の女性ホルモンの分泌量が増えることが、精神的な不安定の原因と言われています。
また、妊娠中はつわりをはじめとした妊娠期特有の症状に悩まされることも『マタニティブルー』の原因のひとつです。
産後は24時間体制で赤ちゃんのお世話をすることになります。積み重なる疲労も精神的な不安定さを招く要因となります。
以上のことから、『マタニティブルー』の原因は、ママさんのせいではないと断言できます。
妊娠中も産後もママさんは大切な赤ちゃんのためにできることを精一杯やっています。ママさんはあるがままで十分だということを知っておいてくださいね。
妊娠中も産後もママさんは肉体的にも精神的にも非常に負担を強いられることになります。
旦那様がお仕事でお忙しいと家族に手助けしてもらうことが難しいケースもあります。また、近所に頼れる家族がいるとは限りませんよね。
なので、妊娠中も産後もママさんは決して自分ひとりで頑張ろうとしないようにしてください。
自分で自分を追い詰めることは『マタニティブルー』を助長することになります。
先輩ママさんがどのようにして妊娠中や産後の時期を乗り切ったのか、アドバイスを求めるといいかもしれません。
気軽に聞ける人が身近にいないなら、ぜひ自治体の窓口に問い合わせてください。
保健師さんからアドバイスを受けられたり、適切なサービスを紹介したりしてもらえるでしょう。
決してママさん独りで悩んだりしないでくださいね。
【参考リンク】
・ファミリーサポートセンター|女性労働協会
http://www.jaaww.or.jp/service/family_support/