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あなたは早くもらう?多くもらう?年金繰り上げ受給のメリット&注意点

あなたは早くもらう?多くもらう?年金繰り上げ受給のメリット&注意点

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こんにちは、ファイナンシャル・プランナーでライターのyossyです。

日本FP協会の調査(2016年)によれば、『老後の生活資金が不安』と考える人は、7割を超えるそうです。

経済的に困窮する高齢者も増えており、生活が苦しくなったらどうすればいいのでしょうか。

なかには、「年金の繰り上げ受給」を検討する人もいるでしょう。

繰り上げ受給のメリットと注意点をご紹介します。

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いつまでなら得?年金繰り上げで早くから年金を受給できる

繰り上げ受給のメリットは、なんといっても“早くから年金を受け取れる”ことでしょう。

しかし、年金は繰り上げる(早くから受給を開始する)ほど、支給額が減額されるという仕組みです。

具体的には、1か月繰り上げるごとに0.5%減額されていきます。
仮に60歳から年金繰り上げ受給した場合、5年間(60か月)繰り上げるわけですから、

0.5(%)×60(か月)=30(%)

となり、年金は3割減額されるというわけですね。

しかし、月額・年額ではなく『総受給額』でみると、必ずしも繰り上げたからといって損をするわけではありません

60歳から繰り上げ受給した場合、繰り上げせずに受給した場合と比べての総受給額は、76歳ごろに逆転することになります。

自分の寿命はわかりませんから、判断が難しいところですね。

年金額だけではない!繰り上げ受給の注意点

ただし、繰り上げ受給に関してはほかにも注意点があります。主なものをご紹介しましょう。

安易に結論を出すのではなく、しっかり理解したうえで決めることをおすすめします。

国民年金に任意加入できなくなる

厚生年金や共済組合などに加入しておらず、まだ老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていないような場合には、60歳以降に国民年金に加入することができます。

老齢基礎年金の額を増やすことができるのですね。

しかし、年金の繰り上げ受給を開始すると任意加入はできなくなるので、注意しましょう。

障害基礎年金を請求できなくなる

繰り上げ受給をした後に障害を抱えることになっても、障害基礎年金をもらうことができません

ただし、初診日の時期等によっては可能な場合もありますので、確認しておきましょう。

寡婦年金が支給できなくなる

『寡婦年金』というのは、一定の条件を満たした場合に、夫が亡くなった妻が60歳~65歳の間に支給される年金のこと。

額は、夫の第1号被保険者期間で計算した老齢基礎年金額の4分の3となります。

年金を繰り上げ受給した場合には、夫が亡くなったとしても寡婦年金は支払われません

65歳まで遺族厚生年金・遺族共済年金がとまる

年金の繰り上げ受給と遺族厚生年金は併給できず、どちらかを選ばなくてはいけません。

繰り上げ受給を選んだ場合には、65歳になるまで遺族厚生年金の支給が止まります


なかには、「いつ死ぬかわからないなら、多少減額されても早くから受給したほうがいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。

でも、単純に年金額が減額されるだけではなく、さまざまな注意点があります。

繰り上げ受給を考える場合は、それらをしっかり理解しておきましょう。

一度繰り上げしてしまうと後に戻れないので、迷った場合には、専門家に相談したいですね。

【参考リンク】
・日本年金機構|老齢基礎年金の繰上げ受給
・日本FP協会|貯蓄が 900 万円以上でも 「老後の生活資金が不安」7 割を超える
・日本年金機構|障害基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法
・日本年金機構|任意加入制度
・日本年金機構|寡婦年金

ライター紹介

yossy

yossy

雑誌編集者をしていたが、第2子妊娠を機に退職。現在は、おませな女児と暴れん坊な男児のママをしながら、フリーライターとして活動中。日中は育児、早朝&夜間に仕事という生活を送っている。編集者時代の専門分野(住宅)と専業主婦時代に取得した資格(保育士、FP)を活かし、幅広く執筆活動を行う。学生時代の不勉強の反動なのか、最近は何か勉強していないと気が済まないタチに。今は英語とマーケティングについて絶賛勉強中。趣味は弦楽器。クラシック音楽大好き一家なので、週末に子ども&夫と合奏するのが楽しみの一つ。

ライター紹介

REIKO

REIKO

男の子2児のママです。ファッションが好きで、夫と子ども2人と仲良く楽しく日々くらしています。

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