家庭学習・宿題

睡眠の確保がカギ!? 夏休み明けの“子どものグズグズ”に対処するコツ

睡眠の確保がカギ!? 夏休み明けの“子どものグズグズ”に対処するコツ

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こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。

夏休みが終わり、ホッとしているママも多いのではないでしょうか(笑)。

夏休み明け、お子さんは楽しく園や学校に通っていますか? 長期の休み明けですので、まだ生活リズムが整っておらず、登園・登校前にグズグズしてしまうお子さんもいるかもしれませんね。

そこで、今回は夏休み明けに試したい、ママができるお子さんのグズグズ対策についてご紹介します。

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勉強からのアプローチ

夏休みの中の小学生の一般的な家庭学習時間は1時間程度ともいわれています。

仮に、夏休みの学習時間が1時間程度だった場合、新学期がスタートするやいなや勉強に向き合う時間が急激に増えることになります。

これはお子さんにとってかなりしんどいことだと思います。なかなか授業に集中できないお子さんもいるのではないでしょうか。

そんなときにママができることの一つは、お子さんへのある声かけです。

どんな声かけかというと、「今日の国語、どんなことを勉強したかママに教えてね」というものです(国語以外のどの教科でもかまいません)。

多くの人は、「誰かに教えなきゃ」と思うと、普段より真剣に(集中して)話を聞こうとするものです。

お子さんも「ママに教えよう!」と思ったら、「集中して授業を聞かなきゃ」と思うはずです。

また、「ママに教えよう!」と思うだけで、いつもよりも授業内容に興味をもったりワクワクしたりする子もいるでしょう。

永江誠司先生の著書『子供の脳を育てる教育』では、人は興味をもったり、ワクワクしたりするときに“シータ波”という脳波が出ていることが指摘されています。

そして、この“シーター波”が出ているときは出ていないときに比べて、5〜10倍の速さで効率よく学習できると述べられています。

さらに、この“誰かに教える”という行為は、メタ認知を鍛えることにつながる可能性もあります。

このように、夏休み明けの勉強ペースを整えるだけでなく学習効率も高まる可能性があるなら一石二鳥の方法だと思いませんか?

この方法で大切なことは、お子さんが説明しはじめたら、ママは真剣(熱心)に話を聞くことです。

ママが真剣に聞けば聞くほど、お子さんは教えることに喜びを感じるはずです。

ただ、低学年のお子さんの場合には、明確な説明が難しい可能性もありますので、お子さんには内緒で事前に授業内容をチェックしておくと安心です。

また、園に通っているお子さんの場合には、「今日、幼稚園でどんな遊びをしたか、帰ったらママに教えてね!」などの声かけがよいかと思います。

ポイントは、お子さんが園や学校での活動に集中したり、興味を抱いたりするサポートをしていくことです。

生活習慣からのアプローチ

大川(2010)は、睡眠に問題をもつ子どもたちは、身体症状(昼間に眠い、横になりたい、頭痛、肩こり)とともに、イライラする、物事に熱心になれないなど集中力・記憶力の低下、感情抑制の困難がみられることを指摘しています。

また、西出(2007)の園児を対象とした調査では、園児の休み明けの疲労は休日の睡眠習慣に関連することが示唆されています。

このことからも、ママはお子さんにとって最適な睡眠を確保できるよう心がけたいものですね。

ある調査では、就寝時間が遅い子どもたちの特徴として、親自身が遅くまでTVを見ていることがわかっています。

ですから、もしお子さんの就寝時間が足りないと感じているのなら、お子さんの寝る時間には一度TVを消してみるのもよいかと思います。

ちなみにわが家も、子どもの寝る時間にはTVを一度消すことにしています。また、読み聞かせをした後には部屋の電気も消しています。

子どもが寝たら起きようと思っていたのに、何度そのまま朝まで寝てしまったことか……翌朝、後悔の嵐です(笑)。

それでも多くの専門家が乳幼児期・児童期における睡眠の重要性を指摘していますので、子どもが小さいうちは、子どもの睡眠を第一に考えて生活できたらと思っています。


いかがでしたか?

今回は夏休み明けにママが簡単に試せるお子さんのグズグズ対策についてご紹介しました。お子さんが元気に楽しく学校生活が送れるヒントになったら嬉しいです。

【参考文献】
・『子どもの脳を育てる教育 家庭と学校の脳科学』永江誠司・著
・『子どもの睡眠と脳の発達 睡眠不足と夜型社会の影響』学術の動向vol15(P34〜39)大川匡子(2010)
・『就園児の休み明けの疲労と休日の睡眠に関する調査研究』三重看護学誌9巻(P73〜82)西出りつ子・谷崎美幸(2007)

ライター紹介

今井千鶴子

今井千鶴子

短大卒業後、一般企業に就職。退職後、オーストラリアの小学校にてボランティアの日本語教師アシスタントを経験。オーストラリア滞在中に臨床心理学に興味を抱き、帰国後大学進学を決意。一念発起で受験勉強をし、25歳で早稲田大学人間科学部に入学。その後2007年に臨床心理士、2009年に博士学位を取得する。専門は認知行動療法。現在は「楽しく子育て」をモットーにいくじ(育児・育自)に関するサポートを行っている。また、勉強への興味が乏しかった幼少期の経験をもとに、子どもたちが「楽しみながら学ぶ」ための活動も展開中。2児の母。

ライター紹介

REIKO(SORAくん、UTAくん)

REIKO(SORAくん、UTAくん)

男の子2児のママです。ファッションが好きで、夫と子ども2人と仲良く楽しく日々くらしています。

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