子供のいじめ

どう接するのが正解? 子どもが悩む“スクールカースト”の実情と対処法

どう接するのが正解? 子どもが悩む“スクールカースト”の実情と対処法

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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

我々親が子どもだったとき、ちょっとした劣等感やクラスメイトとの間に格差を感じることはありませんでしたか?

現代の日本では、あからさまにその格差がわかるようになっている状態にあります。それを“スクールカースト”と呼び、問題となってきています。

今回は、“スクールカースト”の実情と子どもへの対応をお話ししたいと思います。

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スクールカーストとは?

“スクールカースト”については、多くのメディアで取り上げられているので、目にしたり聞いたりしていることでしょう。

この“スクールカースト”とは、学校階級制度のことです。女子の間では小学校高学年くらいからあります。

ピラミッド型になっていて、「上中下」「一軍二軍三軍」「ABCランク」などという感じで分けられています。

その特徴というのが次の通りです。

【上・一軍・Aランクとされる子の特徴】
・おしゃれで容姿に恵まれている
・メジャーな運動系の部活に所属
・場の空気を読むのがうまく、きちんと発言できる
・快活さがある
・中高からは恋愛経験が豊富という条件も入ってくる

【中・二軍・Bランクとされる子の特徴】
・普通の服装と容姿
・マイナーな運動部か、文化系の部活に所属
・個性的ではあるけれどいきすぎていない
・自分をしっかり持っている(人に流されない)

【下・三軍・Cランクとされる子の特徴】
・容姿に恵まれない(上位にいる子たちが決めた基準に準ずることも)
・文化部または、帰宅部
・マニアックなものを好むオタク系(リアルより二次元やネットなど)
・自分を持っていないで流される傾向にある
・自分の意見をハッキリ言い出せないような内向型の性格

このような分け方は一般的なもので、実際は、上・一軍・Aランクとされる子やその中でも学校や学年の中心に君臨している子の一声で変わってくることがあります。

問題なのは、下・三軍・Cランクとされる子たちがいじめの標的となり、不登校や引きこもりなど苦しい思いをしていることです。

子ども自身も気づいている

スクールカーストの格差は、小学校高学年で発生していて、中学校に入ってからはもっとハッキリと見られるようになります。そのため、子どもたち自身、自分がどこに所属しているのかがわかっていると思われます。

なぜなら、上位だと思っている子たちから感じさせられるような言動があるからです。

やっかいな点は、“親に言わない”ということです。下位だと勝手に決められてしまっている子たちは、特に言いづらいはずです。

親に心配をかけたくない」などの気持ちが働いているせいでしょう。

巻き込まれているときの対処法

親が、子どもにスクールカーストの上位に入るように仕向けるような言動をすることがあるという話を聞いたことがあります。

これは、子どもの居場所をなくし、親から自分を全否定されたと捉えてしまう可能性がありますから、親から仕向けるようなことはやめなくてはいけません。

スクールカーストをなくそうとしても、大勢が関わっているため難しいです。

ですから、子どもの意識を“みんな平等である”などの方向へと導いたり、子どもを“精神的に一人にしないこと”が大切になります。

対処法としては、

・子どもの話をよく聞いてコミュニケーションをたくさん取ること
・子どもの個性を大切にしてあげること
・人間は一人ひとり違っているからそれでいいんだと外見を含めた個性を認めてあげる
・子どもを否定するようなことを言わない
・子どもがプラスなことをしたらほめる(言葉で伝える)

“プラスなこと”というのは、どのようなことにも当てはまります。ちょっとしたお手伝い、頑張り、勉強などです。

少しでも良いところはほめて、手伝ってくれたら「ありがとう」と言い、ねぎらいの言葉をかけるのです。これだけで、自分の存在価値が上がり、親との信頼関係は強くなるものです。

子育てハッピーアドバイスシリーズを書かれている明橋大二先生(医師・スクールカウンセラー)は、次のようなことを言っています。

『「この子はこの子でいいんだ」という、子どもの個性を第一にすることが重要です』

子どもをよく見て、気持ちを大切にしてあげることで「この子はこの子でいいんだ」という気持ちを持つことができるのではないかと思っています。

おわりに

日本のスクールカーストは、アメリカなどの外国と違ってそれほど明確で差別的ではありません。しかし、年齢が高くなるにつれて厳しいと感じてしまう子どもは多いでしょう。

大切なのは、親子の信頼関係をしっかり持って、子どもの個性を認めてあげることです。愛情を持って接してあげましょう。

【参考文献】
・『10代からの子育てハッピーアドバイス』明橋大二・著

ライター紹介

桜井涼

桜井涼

新潟県佐渡島出身。親が転勤族だったため、幼少期より引越し・転校を多数経験しました。母親が病弱だったこともあり、「地球が滅亡しても生きていける!」と呼ばれている父の元、家事からサバイバルまでを様々経験してきました(そのワザが震災時に大活躍!)。4人兄弟の長として奮闘してきましたが、現在は、2児の母をしています。妊娠中と出産のハプニングを乗り越え、今はフリーライターとして活動中です!

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KUMI(陸人くん、花音ちゃん)

KUMI(陸人くん、花音ちゃん)

2児のママをしています。ママになってもオシャレを楽しみながら子育ても頑張ってHAPPYな毎日を過ごしていきたいです☆

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