自己アピールに必死!? “キラキラ起業ママ”たちの知られざる実態3つ
2016年9月5日 | よみもの自己アピールに必死!? “キラキラ起業ママ”たちの知られざる実態3つ

あなたの周りに、起業ママはいますか?
実は、筆者の周りには何人もいるんです。パン作りやお花の教室を開いたり、お片づけをアドバイスしたり、子育てマインドをレクチャーしたり……自分のスキルを生かし、モチベーション高く仕事を楽みたい! という、意識の高いママさんたちです。
しっかりしたビジョンを持ち、堅実に売上を出している方はもちろんいます。
でも、一部にはキラキラした毎日をアピールすることに必死の「キラキラ起業ママ」もいるんですよね。
今回はそんな「キラキラ起業ママ」にスポットを当て、その実態にせまりました。

(1)謎の肩書&事業内容……一体ナニをやってるの?
『「実は私、ついに起業したの!」ってドヤ顔のママ友、ツッコミどころ満載なんですよね。まず、名刺の肩書が意味不明。“ライフスタイル”だとか“オーガニック”だとか“マインド”だとか“ハッピー”だとか、そんな文字が並んでいるんだけど、仕事内容が全く見えてこないんですよね。何をしたいの? って尋ねたら「ん〜、いつか自分のブログを本にして出版したいの」だって。ざっくりしすぎじゃないですか?』(30代女性/金融)
キラキラ起業ママたちが配り回る名刺は、とってもオシャレでハイセンス! でも、文字は見にくいし肩書も意味不明……。
業務内容を聞くと「頑張るママたちを応援したい」とか「人と地域をつないでいきたい」なんていう、ふんわりした答えしか返ってこないこともしばしば。
おせっかいなのは百も承知ですが、それで本当に大丈夫なの? と感じてしまうこともよくあるんですよね。
(2)ランチミーティングでキラキラ自慢♪
『私の知人は、なにかというと“ランチミーティング”してますね。お仲間のキラキラ起業ママたちと集まっては、高いランチを食べて「今日もいい話ができました! 仲間に感謝♪」なんてインスタにアップしてます。儲かってるんだろうなぁ、素敵だな〜と素直に思ってたのですが、先日ご主人と話す機会があって現実が見えましたね。「あんなの全然儲かってない。俺は毎日ワンコイン弁当だよ」だって。何だかかわいそう』(40代女性/主婦)
キラキラ起業ママたちは、ランチミーティングが大好き。
ランチの光景をSNSに載せるまでが“お仕事”ですから、ロケーション選定は最重要ポイントです。
適当なファミレスやフードコートなんて論外。誰もがうらやむフォトジェニックな高級店やホテルへ、こなれ感満点のトレンドスタイルで集まらなければいけません。
考えただけでもゲンナリしてしまいますが、それがキラキラ起業ママの毎日なのです。
(3)いつでもどこでもSNS!
『ああいうママって、いつも自撮りしてて、いつもSNSを更新してますよね。たまに顔を合わせても、スマホをいじってばっかり。「仕事だからごめんね〜」って一応言ってくるけど、正直いい気持ちはしません。どんなことを書いているのかな? って一度覗いたことがありますが、文章がお粗末で何をいいたいのかよくわかりませんでした。それにもかかわらず、仲間たちからは激励コメントと“いいね”の嵐。なんだか変な世界だな〜と思います』(40代女性/通信)
SNSは、キラキラ起業ママの命綱。自己アピールと集客の大事な場なんです。
世の中には、彼女たち向けの「“いいね”がつきやすくなる文章の書き方レッスン」や「インスタ映えする自撮りレッスン」まであるほど。
これらを何万円もはらって受講してこそ、真のキラキラ起業ママといえるのかもしれませんね。
ママが会社を起こすときに気をつけたいのは、「何のために起業したいのか」を熟考することです。
自分にしかできない事業を起こして、新しい価値を創造したいのでしょうか?
それとも、いま置かれている状況「子育てがあるからフルタイムで外勤できない」、「家庭の中で孤立感があり、満たされない」などを打破したいのでしょうか?
前者なら、ビジネスモデルをしっかりと考えてから会社を立ち上げるようにすべき。そして後者なら、起業以外にも目的を果たす方法がないか、いま一度立ち止まって考えてみましょう。
また、資格の取得やセミナーの受講はほどほどに。
それらにやっきになると、実務経験を積む時間がどんどん減ってしまいます。
資格や知識も、実務あってこそ。ある程度で見切りをつけ、実際の業務に入ったほうが得策といえるのではないでしょうか。
仕事が軌道にのれば、キラキラオーラは自然と出てくるはず。まずは堅実で着実な1歩を積み重ねていきましょうね。