疲労回復

横になるのは逆効果? 医師が教える“残暑バテ”の原因と克服方法

横になるのは逆効果? 医師が教える“残暑バテ”の原因と克服方法

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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

お盆が過ぎた後にやってくる“残暑バテ”を防ぐための方法を知るために、医師に相談してきました。

青森県内で唯一、人口が伸びている地域として知られる六戸町にある沼田医院の医院長で、小児科・内科医の沼田知明先生にお話を伺ってきました。

沼田先生は、長年にわたり乳幼児検診に携わっておられ、町の学校保健会長として多くの子どもたちのために活動されている先生です。

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残暑バテの原因と症状

残暑バテが起こってしまう原因を沼田先生に聞いてみました。

『自律神経のバランスが悪くなっている状態が引き起こしていると思います。自律神経は、自分の体をうまい具合に調整するように動いている神経です。ただ、意識してコントロールできない・調整できない神経でもあります。この神経のバランスが崩れてしまうと、心身の不調が出てきます。

そこに、夏の暑さや悪天候が続いたことで湿度が高くなっていることも要因となります。さらに、仕事やお盆休みの活動といった体力的な面も関係しています』

さまざまなことが関係して心身共に不調となるということがわかりました。

症状は、どのようなものがあるのでしょう。

『自律神経のバランスを崩してしまうと、食べられない・飲めないなどの消化器系、めまいや頭痛などの循環器系、その他に寝付きが悪かったり不眠になってしまったりすることが起こります。心の面では、鬱っぽくなってしまったりイライラしたりということもあります』

自律神経のバランスが崩れると、体と心だけでなく免疫力の低下にもつながるそうです。

うまく保っていけるように早めに回復することが大切だということがわかりますね。

自律神経を調節する「食事」「睡眠」「運動」について

私たちはどんなことに注意すればよいかを、沼田先生に聞いてみました。

『自律神経のコンディションを整えるということです。自律神経は自分で意識して調節できませんが、意識できる部分から少しずつアプローチをして、自律神経を修復させていくことはできます』

先生から、アプローチしていける大切なポイントを教えてもらいました。

1つ目は“食事”です。

『バテているというのは、疲労の状態です。体力をつけなければいけません。ですから、肉魚卵などのタンパク質を意識して取るようにします。そして、疲労を回復させるためにビタミン類(B1、Cなど)も取りましょう。サプリメントや飲み物などを活用しても構いません』

2つ目は“睡眠”です。

『睡眠は大切です。大人なら6~7時間、子どもなら8~9時間、幼児などの小さい子であれば10時間程度が必要となります。ただし、過剰な睡眠は良くありません。逆効果です。休日だからと寝てばかりでは、自律神経をますます乱すことになります』

睡眠の質を上げることも大切とのことでした。暑いからといって、エアコンや扇風機でむやみに冷やすようなことはせず、自分の体にあった温度で過ごすようにするとよいそうです。

『寝る前に、ぬるめのお風呂につかったり、シャワーを浴びたりするなどの寝やすくするための工夫も必要です』

また先生は、体内時計のリセットも大切だと話します。

『人の体内時計は、24時間よりも1時間多い25時間です。だから、どうしてもズレが生じてしまいます。それを修復する方法は、朝起きて日の光を浴びることです。そうすれば、目から日光が入り脳内物質が分泌され、体内時計がリセットされます』

3つ目は“運動”です。

『自律神経を回復させるためには適度に体を動かすことが大切です。バテているとどうしても横になりたいという気持ちになりますが、ウォーキングしたり子どもと公園で遊んだりするなど、適度に体を動かすことが自律神経を回復させることにつながります。

体がだるいと横になった方がいいと思われがちですが、回復させたいのなら朝起きて、適度に体を動かす方が自律神経の修復にアプローチをかけやすくなるのです』

とのことでした。

以上の「食事」「睡眠」「運動」の3つに気をつけることで、残暑バテはずいぶん楽になってきます。

面倒な気持ちになってしまったときの対策

「暑い」「湿度が高い」などの気候的な要因や、仕事や家事育児の疲れなどさまざまなことが関係して、「面倒くさい」という気持ちになってしまうことがあります。

そのようなときはどのようにしたらよいかということを教えてくださいました。

『大切なのは、プラスのイメージを持つことです。

・食事を作るのが面倒→「栄養が取れる料理で家族が喜んでくれる!」
・子どもと散歩や公園→「疲れているのに動けている自分はすごい!」「子どもの成長が見られてうれしい」など。

心がワクワクするような気持ちを持つ、または気持ちを切り替えることで心の健康につながります。プラスのイメージを持ったり、ちょっと見方を変えたりするだけでもいいです』

とのことでした。

疲れていると、プラスに考えるのは難しいこともありますよね。そんなときは、現状を別の角度から見るようにしてみるといいかもしれません。

もうすぐ夏休みが終わります。子どもも起床や学習、登校などに「面倒くさい」と言うようになるでしょう。

そんなときも、親が子どもに対してプラスな言葉をかけてあげることで、子どもの考え方を変えるきっかけになります。

二学期早々に、登校することが億劫でなくなることにつながると思えば、プラスなイメージの会話をすることができるはずです。

おわりに

残暑バテは、だるかったり頭痛がしたりして横になっていたいものですよね。

それをプラスの考え方をして、「食事」「睡眠」「運動」を大切にして自律神経の乱れを修復することが大切だとわかりました。

“疲れているから動かないじゃなくて、疲れているからこそ動いてプラスなことを考える”ということが大切だと理解できたように感じます。

【監修/沼田知明医師】
『沼田医院』医院長/小児科・内科医
沼田医院

ライター紹介

桜井涼

桜井涼

新潟県佐渡島出身。親が転勤族だったため、幼少期より引越し・転校を多数経験しました。母親が病弱だったこともあり、「地球が滅亡しても生きていける!」と呼ばれている父の元、家事からサバイバルまでを様々経験してきました(そのワザが震災時に大活躍!)。4人兄弟の長として奮闘してきましたが、現在は、2児の母をしています。妊娠中と出産のハプニングを乗り越え、今はフリーライターとして活動中です!

ライター紹介

貴子(優くん、綾ちゃん)

貴子(優くん、綾ちゃん)

ママになっても自分の時間を大切にし、笑顔でいることで子どもたちも笑顔でいられるよう、楽しくやっています♪

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